このコーナーは、花巻市文化会館ホームページのコラム(短評欄)・随想・編集後記です。
【しゃべこど】は、花巻地方のいいまわしで、「お話する」という意味です。「おしゃべり」という言い方があるように、方言ではないと思いますが、語尾に「こど」とつけて表現するところはこの地方ならではの言い回しです。
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H.24.2.16
◇今年度最後の2事業のお知らせ◇
まずは、「花巻市民劇場」のお知らせです。
市民劇場は、毎年120名を越える市民の参加による手づくりの舞台で、今回は、竣工50周年を迎えた豊沢ダムをテーマに、36回目の公演を迎えることとなりました。
今年も学童クラブや市内小学生をはじめ、多くの参加者が公演の成功に向けて連日、稽古や製作に励んでいます。
脚本・演出は、湯口在住の平賀久美子さんで、豊沢ダム竣工50周年記念事業実行委員会や豊沢会の皆様から当時の様子を伺いながら脚色しました。
内容は、豊沢川下流の農地を水で潤すためにダム建設推進に邁進した人々や、住みなれた豊沢平和郷を離れることとなった人々、ダムの完成により豊かな水の恵みを受けている現代までの豊沢ダムの歴史を、「豊沢湖エレジー」や「豊沢大念仏剣舞」を交えて上演します。
花巻市民劇場公演「豊沢ダムの恵み、緑の平和郷」は、2月25日(土)18:30〜、26日(日)14:00〜の2日間、2回公演です。
入場料金は、大人:前売1,000円・当日1,300円、小中高生:前売500円・当日700円で、文化会館をはじめ市内各プレイガイドで発売中です。
次に、「早池峰神楽公演」のお知らせです。
早池峰神楽とは、昭和51年に国指定重要無形民俗文化財第1号に指定され、平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録された岳神楽・大償神楽の総称です。
当館での早池峰神楽公演は6回目となりますが、今回も2日間にわたり、それぞれ10演目以上の演舞を舞っていただくこととなっております。
これだけの演目を一度に楽しめるのは、例大祭以外ではこの公演だけです。
また、ロビーには屋台が出店しますので、早池峰神社の例大祭さながらの賑わいをどうぞお楽しみください。
公演日は、大償神楽が3月3日(土)、岳神楽は翌4日(日)で、両日とも11:00開演です。
入場券は、全席指定1,000円で文化会館をはじめ各プレイガイドで発売中です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
事業の詳細については≪催し案内≫をご覧ください。
H.23.11.12
◇3か月ぶりの書き込みとなります。◇
いつの間にか山々が赤や黄に染まり、日一日と秋が深まって冬の到来が間近いことを感じさせられます。会館前のぎんどろ公園にも、ギンドロの木(ウラジロハコヤナギ)をはじめ桜、コブシ、モミジなどたくさんの木々が植えられています。その木々から、1年の役目を終えた葉が舞い落ち、芝生や歩道を埋め尽くしています。
そんな中、11月12日、紅葉に負けない色とりどりの防寒着に身を包んだ方々が、深い朝靄をついて大勢集まっていました。今年も、花巻信用金庫の皆様が社会貢献活動の一環として、ぎんどろ公園の清掃奉仕作業のために集まってくださったもので、宮守のめがね橋のたもとの公園でも作業されているそうです。
開始の合図とともに、60人近い方々が一斉に落ち葉集めや池の掃除に取りかかると、広い芝生や歩道は見る間にきれいになっていきました。その後には、晩秋の柔らかい陽ざしの中、散策する人や元気に遊び回る子供たちの姿がありました。
また、花巻信用金庫様には、文化会館の自主事業に対し特別協賛をいただいており、メセナ活動(※)の面でもご支援をいただいており、あわせてお礼申し上げます。
こうしたご支援にお応えするためにも、より優れた舞台芸術を市民の皆様にご覧いただけるよう努力しなければと、改めて感じた次第です。ありがとうございました。
| ※ メセナ: |
企業が主催したり資金提供して文化、芸術活動を支援すること。 |
事業については≪催し案内≫をご覧ください。
H.23.8.20
≪自主事業のご案内≫
◆音楽
宮沢和史 引き語りコンサート 東北寄り道
平成23年9月10日(土)15:00開演
→ 案内ページ
3日間にわたる花巻祭りの中日に花巻市文化会館がお贈りします。♪「島唄」や♪「風になりたい」などの楽曲で知られる「THE
BOOM」のボーカリスト宮沢和史さんのソロコンサートです。楽しみください。
本日、8月20日(土)10:00から発売を開始します。
事業については≪催し案内≫をご覧ください。
H.23.8.18
≪自主事業のご案内≫
◆朗読
桑島法子朗読夜2011
平成23年8月20日(土)14:00開演
→ 案内ページ
ゲスト:牛崎志津子 原体剣舞保存会
当初は3月13日(日)の予定でしたが、直前の3月11日(金)に発生した東日本大震災の影響で延期になり、5か月以上を経ての開催になります。当日20日はイーハトーブフォーラムの行事であるツーデーマーチと花火が開催されます。宮沢賢治の詩を朗読する「桑島法子朗読夜」と共に、宮沢賢治のまち花巻の夏をお楽しみください。
◆ミュージカル
劇団四季「はだかの王様」
開催:平成23年9月23日(金・祝)15:00開演
→ 案内ページ
劇団四季の当館公演は、平成19年8月9日の「ユタと不思議な仲間たち」、平成21年3月24日の「むかしむかしゾウがきた」以来、2年振りの開催になります。今回の「はだかの王様」は、アンデルセンの童話をもとに、詩人・劇作家の故寺山修司が劇団四季のために書き下ろしたミュージカルです。誰もが楽しめる一級のファンタジーをお楽しみください。
◆音楽
上原彩子ピアノリサイタル
開催:平成23年10月30日(日)14:00開演
→ 案内ページ
更けゆく芸術の秋の昼下がり、2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で第1位の上原彩子さんのピアノをお楽しみください。
◆郷土芸能
ダダァスコ ダンダン!
開催:平成23年11月3日(木・祝)11:00開演
→ 案内ページ
宮沢賢治がこよなく愛したといわれる鹿踊の競演です。11団体による鳴動する太鼓の音、荒ぶる鹿の舞をお楽しみください。
事業については≪催し案内≫をご覧ください。
H.23.6.24.a
☆随想・短評欄「しゃべこど」を再開します。☆
しばらくお休みしておりました「しゃべこど」を再開します。
前回の「しゃべこど」は、2月末の花巻市民劇場「光太郎飛ぶ!」の様子をお知らせしようとしていたところ、3月11日(金)に東日本大震災が発生し、それ以降中断していました。
今までは「年(1月1日〜12月31日)」を区切りとしてきましたが、今回からは「年度(4月1日〜3月31日)」を区切りとし、今後再び、花巻市文化会館から時事折々の情報をお伝えしてまいります。
H.23.6.24.b
■東日本大震災(1)■
3月11日(金)14:46東日本大震災が発生したとき、花巻市文化会館の大ホールではコンサートの準備が整い、リハーサル開始を待っていたところでした。
突然、床面が大きく揺れだし、天井から物がパラパラと舞台へ落ち、何トンもある舞台機構の吊り物が踊り続けました。
せっかくのコンサートも延期になり、いつまで続くか分からない停電が始まりました。
電気が来ないと水道水を屋上の水槽へ上げることができず、残った貯水がいつまでもつか分かりません。
また、壁のひび割れや天井ボードの落下があり、余震が来たら正面玄関の大ガラス窓も危ういかもしれない状況でした。
築35年を越えた老朽建物でもあり、また、水道漏れが発生するなど、避難施設としては使えませんでした。
予定していた数々の行事は場所を変更したり延期となりましたが、幸いにも当館の修理は3月末に終了でき、4月からは通常どおりに使うことができるようになりました。
引き続き、当館のご利用をお待ちしております。
H.23.6.24.c
■東日本大震災(2)■
東日本大震災の当日夕方、当館職員は電池が残り少なくなった携帯電話のワンセグTV映像により、沿岸を襲った津波の様子を見て驚愕しました。
しかし、花巻市内も停電状態で、軽微とはいえ被災した状況の復旧を目指さなければなりませんでしたので、沿岸の人たちに、まだ何もしてあげることができませんでした。
多くの方々が亡くなり苦しんでおられることを知り、何とか助けに行きたいと皆様も願っておられ、実際に駆けつけた方々もおられたと拝察いたします。
当館でも、復旧のめどが立った3月下旬から4月上旬にかけて、職員1名が有給休暇を5日間取得し、釜石と大槌の志願救援活動に行きました。
3月下旬に釜石に着くと、海に近い市街地は泥と瓦礫と廃屋の街となっており、地面も残った家々も泥と物が充満していました。まるで本や映画やテレビで見たことのある爆撃や内戦やテロの後のような世界で、目の前に広がる情景を近隣の現実の状況として受け入れることができず、呆然としてしまいました。
救援活動場所は、被災した釜石市民会館の近くでした。街中に下水のような泥が満ちて悪臭が漂い、乾燥してくると埃となって舞い飛びます。マスクは不可欠でした。どこから流れてきたか分からない、かつては大事な財産だった瓦礫を、ただひたすら引っ張り起しては運び出し、剣先スコップで泥を掘り起こし、写真など思い出の品々を取り分け、瓦礫を道路際に積み上げるだけの作業です。作業中に何人もが釘を踏んだりガラスで切ったりして怪我をし、すぐに救護所で消毒してもらいました。水道も電気もありませんので、泥だらけの手足を洗うために川から水を汲んできて使いました。ペットボトルに入れた水道水が大変貴重でした。震災からまだ2週間目でしたので、作業中にご遺体が何体も見つかりました。その商業地区で行方が分からなかった最後のお一人のお爺さんは、引き潮でさらわれたのでしょうか、斜め向かいの家の中で瓦礫の底に埋もれて見つかりました。それでもご家族は、ようやく見つかったことを喜んでおられました。迎えに来た市役所のダンプカーに載せ、皆で起立黙祷しつつ見送りました。
4月上旬に大槌へ行く途中、国道45号沿いの沿岸集落は流されて無くなっていました。作業場所は、大槌港地区の海産物工場でした。10mはある工場の高い屋根の上には、漁船が2隻ほぼ無傷で載ったままでした。工場内に詰まった瓦礫を取り出し、外に散らばっている使用可能な物を泥の中から取り分ける作業でした。倉庫内の瓦礫の中からは、海産物工場とは関係のない物ばかり、過去の選挙投票済み用紙や、畳・写真アルバム・家財道具などが沢山出てきました。この大槌は、港の反対側にあった役場や住宅がすっかり流されてしまった町でした。ここでも、屋外の瓦礫と泥の中から身元不明のご遺体が見つかり、自衛隊と警察の方々が引き取りに来てくださいました。
沿岸の復興には、まだまだ時間がかかるでしょうが、内陸の花巻市でもこの災害は決して忘れることができないことです。応援しつつ、復興に向けて共に歩んで行きたいと願っております。
H.23.6.24.d
≪自主事業のご案内≫
◆POPS
スリーハンサムズ
旅立ちコンサート 〜天野もいっしょに〜
平成23年7月2日(土)15:30開演
→ 案内ページ
☆チケットは、数日で完売しました。
◆クラシック
前橋汀子
アフタヌーン・コンサート
平成23年7月17日(日)14:00開演
→ 案内ページ
ピアノ:松本和将
◆朗読
桑島法子朗読夜2011
平成23年8月20日(土)14:00開演
→ 案内ページ
(東日本大震災により3月13日から延期になりました。)
ゲスト:牛崎志津子 原体剣舞保存会
◆ミュージカル
劇団四季「はだかの王様」
開催:平成23年9月23日(金・祝)15:00開演予定
→ 案内ページ
事業については≪催し案内≫をご覧ください。
H.23.6.24.e
♪ヴァイオリニスト前橋汀子先生が平成23年春の紫綬褒章を受賞されました!
当館での演奏会が近づく6月15日、前橋汀子さんが平成23年春の紫綬褒章を受章されました。
前橋さんは日本を代表するヴァイオリニストのお一人ですが、今回の公演では、先ず本格的な曲目を演奏された後に、親しみ易い曲を奏でて楽しませてくださるとお聞きしています。
7月17日(日)14:00当館での演奏会をご期待ください。
ヴァイオリンをはじめとするヴィオラやチェロなどの弦楽器は、人間の声に最も近い音を出すともいわれています。西洋では古くから親しまれ、オーケストラや室内楽、ソロなどの演奏会だけではなく、庶民の間でも広く演奏されてきました。
近年は、日本からも優れた奏者が誕生し、世界各地で活躍していますが、前橋さんはその魁といえます。
夏の休日、午後のひと時、花巻市文化会館で紫綬褒章受賞者が奏でるヴァイオリンをご堪能ください。お待ちしております。
過去のしゃべこど 平成16年・平成17年・平成18年・平成19年・平成20年・平成21年・平成22年・平成23年3月まで・平成23年度、平成24年度・豆知識 もご覧ください。
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