花巻市議会 行政報告 平成22年第2回(平成22年6月議会)
平成22年第2回花巻市議会定例会 行政報告
平成22年6月4日(金)
行政報告を申し上げます。
1.花巻流通業務団地への企業の立地
2.東和地域への農業生産法人の規模拡大計画
3.ニッセイ電機株式会社の破産申請に伴う対応
4.宮崎県で発生した口蹄疫に関する対応
5.友好都市大連市西崗区訪問
花巻流通業務団地への企業の立地
始めに、花巻流通業務団地への企業の立地についてであります。
今回、立地が決定いたしましたのは、宮城県黒川郡大衡村に本社を置きます「大衡運送株式会社」と、山形県上山市に本社を置きます「株式会社丸石産業」の2社であります。
「大衡運送株式会社」は、一般貨物自動車運送業、自動車運送取扱業を営む事業者で、宮城県内に5カ所、岩手県内に1カ所の営業拠点を置き、そのうち岩手県内の1カ所につきましては、市内卸町の民間施設を借上げ平成17年1月から営業活動を行ってきておりました。今般、業務拡大のため花巻流通業務団地への立地を決定いただき、去る3月25日に同社との企業立地協定書調印式を行ったところであります。
立地の概要でありますが、4,997.6平方メートルの用地に、鉄骨造一部2階建て延床面積1,028.45平方メートルの物流センターを整備するもので、4月に建設事業に着手し、9月操業開始を予定していると伺っております。
次に「株式会社丸石産業」は、農業資材・建設仮設資材の開発及び製造販売を営む事業者で、北海道から中部地域までを営業エリアとして、本社から配送業務を行っておりました。本社以外初の営業拠点として立地を決定いただき、去る5月12日に同社との企業立地協定書調印式を執り行ったものであります。
立地の概要でありますが、1,000平方メートルの用地に、鉄骨造平屋建て延床面積300平方メートルの物流センターを整備するもので、本年6月に建設事業に着手し、9月の操業開始を予定していると伺っております。
このたびの「大衡運送株式会社」「株式会社丸石産業」両社の立地は、雇用を始めとした地域経済への波及効果はもとより、今後の工業団地・流通団地への立地促進に向けた大きな弾みとして期待するものであります。
なお、両社の立地により、花巻流通業務団地の分譲率が、85.2パーセントに達しているところであり、今後とも誘致活動の積極的な展開を図って参ります。
東和地域への農業生産法人の規模拡大計画
次に、東和地域への農業生産法人の規模拡大計画についてであります。
今回、規模拡大計画を発表いたしましたのは、宮城県石巻市の農業生産法人「有限会社うしちゃんファーム」であります。
「有限会社うしちゃんファーム」は、和牛肥育生産販売、食肉加工販売、たい肥生産販売を営む事業者で、宮城県内に3カ所の農場を運営しており、昨年12月に東和地域の草地と畜舎を取得し、「岩手新花巻楽園」の事業所名で250頭規模の和牛肥育事業を行っておりましたが、このたび、規模拡大のため新たに畜舎を増築する計画を、去る4月26日に同社との企業立地等に関する共同記者会見で発表したものであります。
その概要は、農場内に畜舎2棟6,615平方メートルを増築し900頭の和牛の肥育を行うもので、畜舎は本年秋の完成を予定していると伺っております。
完成後は食肉の安全・安心を重視し、牧草等を生産し、草地にたい肥を還元するとともに、地元の子牛を中心に導入し、地元での食肉加工販売による地域循環型農業を目指しているとのことであります。
また、雇用について、毎年2~3名の新規高卒者などの雇用を計画し、最終的には「岩手新花巻楽園」で40~50名の雇用を予定されていると伺っております。
「岩手新花巻楽園」の規模拡大につきましては、雇用を始め、畜産振興など地域経済への波及効果は大きなものがあるものと期待をいたしております。
ニッセイ電機株式会社の破産申請に伴う対応
次に、ニッセイ電機株式会社の破産申請に伴う対応についてであります。
5月6日、同社の社長が花巻工場に赴き、従業員全員に対し一ヶ月後の解雇予告を行ったとの情報を受け、市におきましても情報収集を行ったところ、同日付で事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の手続きに入ったことを確認いたしました。
この事態を受け、市では翌7日に「花巻市経済・雇用対策本部会議」を緊急開催し、庁内での情報共有を図るとともに、同日付で、商工労政課内に「緊急雇用相談窓口」を設置し、従業員の様々な相談に対応して参りました。
また、5月12日には、花巻工場の従業員を対象として、花巻公共職業安定所、県南広域振興局と合同で、雇用保険の受給手続きを中心に、年金など各種制度や再就職の説明会を開催し、制度の周知と不安解消に努めたところであります。
さらに、5月17日には東京都渋谷区の本社に担当課長を派遣し、更なる情報収集に当たらせたほか、28日及び31日には、花巻公共職業安定所長、県南広域振興局長との連名により、市内の商工業団体に、離職者の再就職に係る支援の要請を行いました。また、6月8日には、公共職業安定所と連携して、失業給付などの各種手続きをはじめとした相談業務を開催することといたしております。
一方、破産に係る手続きについては、申請代理人である弁護士が5月21日付で東京地裁に自己破産を申請し、24日に破産管財人を選任したことを確認しており、今後は破産管財人のもとで負債整理が進むものと思っております。
このたびの解雇により、花巻市在住の103名の方を含む150名の方々が職を失うこととなり、再就職は極めて切実な問題となることから、市といたしましては、花巻公共職業安定所など関係機関との連携の下に情報収集・情報提供を行いながら、1人でも多くの方が早期に就労できるよう支援に努めて参ります。
宮崎県で発生した口蹄疫に関する対応
次に、宮崎県で発生した口蹄疫に関する対応についてであります。
口蹄疫は、本年4月20日に宮崎県で確認されて以来、5月31日までに宮崎県内の247農場で発生しております。
市では岩手県や花巻農業協同組合などと連携し、市内の牛・豚などの家畜飼養農家への緊急聴き取り調査を実施し、家畜に異常がないことを確認いたしております。また、5月20日に市内畜産農家に家畜防疫互助事業への加入推進と侵入防止対策として衛生管理の徹底について文書でお知らせしたほか、5月25日からは市と花巻農業協同組合から消毒用の消石灰2袋を配付いたしております。
なお、市営の宇瀬水牧野、五輪牧野とも衛生管理の徹底として牧場内の道路へ消石灰を散布するとともに、家畜伝染病予防のため関係者以外立ち入り禁止の表示をいたしております。
また、花巻市農業振興対策本部において、関係機関からの情報を共有すると共に、今後の対応については構成機関団体との連携により対応を進めて参ります。
友好都市大連市西崗区訪問
次に、友好都市大連市西崗区訪問についてであります。
第21回大連アカシアまつり開幕式への参加と、大連市西崗区との今後の交流を協議するため、5月24日から26日までの3日間、中国大連市を訪問いたしました。
大連アカシアまつりは、市の中心部にある労働公園の特設会場で数千人の観客の中、伝統舞踊をはじめ最新の歌謡、国外の舞踊などが繰り出される、大連市最大規模のイベントであります。開幕式では、日本のほか、ロシアやウクライナなど諸外国からたくさんの方々が来賓として招待され、その代表として私が祝辞を申し述べて参りました。
開幕式の模様は、テレビで生中継されるとともに、翌日の新聞各紙でも大きく取り上げられたほか、前大連市長の夏徳仁(か とくじん)大連市書記や、李万才(り ばんさい)大連市長ともお会いし、大いに本市をピー・アールして参りました。
また、大連市の観光を担当する易軍(えき ぐん)旅游局長ともお会いし、今後の観光交流と花巻空港の利用促進につながるチャーター便の運航等について懇談をして参ったところであります。
西崗区を訪問した際には、楊廣志(よう こうし)区長をはじめ、西崗区人民政府幹部とお会いし、今後の交流事業について協議をしたところであり、特にも今年7月に本市への修学旅行を実施いただくことを取り決めて参りました。
以上で、行政報告を終わります。
花巻市長 大石 満雄
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