花巻市議会 行政報告 平成18年第1回(平成18年3月議会)

平成18年第1回花巻市議会定例会行政報告

 行政報告を申し上げます。

 初めに、花巻空港の整備促進と早期完成に係る要望について、ご報告申し上げます。
 県内唯一の空港である花巻空港は、平成8年に国の第七次空港整備五ヵ年計画に採択され、平成10年に拡張整備に着手し、平行誘導路の休止など計画変更がありましたものの、昨年3月には待望の2,500メートル滑走路が供用開始となったところであります。
 これにより、国際チャーター便の運航が拡大され、昨年7月には開港以来の乗降客数が一千万人に達したところであり、また、大型機に対応した新ターミナルビルの完成も平成19年度に予定されており、花巻空港の利用促進に弾みがつくものと大きく期待していたところであります。
 しかしながら、私が市長に就任した去る2月6日の岩手県知事の記者会見において、新ターミナルビルの着工を2年延期し、さらに規模も縮小する考えであるとの発表がありました。

 県の厳しい財政状況を踏まえたものとはいえ、今回で3度目となる延期は、県行政に対する不信感を増大させるものであり、さらに、既存の空港施設が大型機に対応していないことを理由にチャーター便の大幅削減を表明する海外の航空会社もでてきている状況の中、空港施設の整備の遅れは利用促進を阻害する要因ともなるものであります。
 新ターミナルビルを始めとする空港施設の整備は、国際化や産業振興を図るうえで、花巻市のみならず岩手県にとっても重要な課題であり、延期は到底受け入れることのできないものであることから、2月17日に久保田市議会議長と共に地区選出の県議会議員3名にもご同行いただきまして、岩手県知事に対し、新ターミナルビルの着工延期を撤回するよう要望してまいりました。
 その席上、岩手県知事からは事業費削減、空港ターミナルビル株式会社の経営努力、空港の利用促進の3つの課題が提示され、着工延期について改めて理解を求められましたが、私からは是非とも早期完成が必要な施設であることを強く要望し、「必ず着工する」「着工期日は2年以内」「条件が整えばすぐにでも着工する」との回答を得たところであります。
 市といたしましては、花巻空港の早期完成に向けて、今後も県に強く要望して参る所存でありますので、議員の皆様を始め市民の皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

次に、本市誘致企業「サンポット株式会社」の本社移転について、ご報告申し上げます。
 サンポット株式会社におきましては、埼玉県川越市におかれていた本社を、去る3月1日付で本市に移転いただいたところであります。
 ご案内のとおり同社は、東京証券取引所第二部に上場する、石油暖房機器のトップメーカーであり、平成13年の花巻工場稼動以来、「いわて型ペレットストーブ」の開発を始めとする、地域密着型の経営志向を推進いただき、平成16年において花巻工場を大幅に拡張された以降は、川越市にありました本社工場の生産分を順次、花巻工場に移転・集約され、同社における拠点工場として新規雇用を始めとする地域経済活性化に、多大な貢献をいただいているところであります。
 今般の本社移転により、市内資本といたしましては初の上場企業誕生となりますほか、地元調達の拡大など、今後更なる地域経済波及が期待されるところであり、ご決定いただきました同社・坂内社長様を始め関係各位に対しまして、心から厚く御礼申し上げる次第であります。

以上で、行政報告を終わります。

  花巻市長  大石 満雄