花巻市議会 行政報告 平成19年第2回(平成19年6月議会)

平成19年第2回花巻市議会定例会 行政報告

平成19年6月8日(金)
行政報告を申し上げます。

  1. 岩手労災病院の後継医療機関の開業について
  2. ホットスプリングス市訪問について
  3. 中華人民共和国大連市の訪問について

岩手労災病院の後継医療機関の開業について

 まず、岩手労災病院の後継医療機関イーハトーブ病院の開業についてであります。

 ご案内のとおりに、平成16年の岩手労災病院廃止の公表以来、議会各位をはじめ、市民一丸となってその存続運動を展開して参りましたが、国の労災病院再編計画は変更されることなく同病院の廃止が決まったことにより、地域医療としての後継医療機関の確保を当市の最重要課題として取り組んで参りました。

 しかし、地方における厳しい医師確保の現状と限られた期間内での病院継承の条件の中で後継医療機関の確保は困難を極めましたが、継承していただく医療機関が安定して運営を継続できる支援策として、労働者健康福祉機構から病院資産を取得し無償貸与することや開業当初に限り応分の財政支援をすること等により、医療法人杏林会を後継医療機関として確保することができ、4月1日より医療法人杏林会イーハトーブ病院として開業したところであります。

 イーハトーブ病院は現在、診療科が内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、神経内科、泌尿器科の6診療科であり、病床数は、一般病床が50床、療養病床が101床となっております。

 各診療科の診察日は、内科、外科、整形外科、リハビリテーション科が月曜から金曜日までの毎日、神経内科は水曜日の午前、泌尿器科は金曜日の午後と土曜日の午前となっております。

 外来患者数は、1日平均15人程度と伺っており、患者の受け入れ態勢を整えるまでの期間が非常に短く、医師確保が難しかったことなどが影響しているものと考えております。
 このような状況ではありますが、5月10日からは、入院患者の受け入れを開始し、本格的な病院運営を行っており、昨日現在、入院患者が21人となっておりますことから、今後の病院運営に期待を寄せているところであります。

 また、介護老人保健施設70床の整備につきましては、岩手県に介護保険事業支援計画の変更を要望しておりましたところ、3月には「岩手県高齢者保健福祉・介護保険推進協議会」において計画変更が承認され、県議会3月定例会に報告するとともに、国の報告も完了し、4月には、施設整備について県との事前協議も整ったことから、8月中の開始に向け工事に着手すると伺っております。

 市といたしましては、今後も後継医療機関が安定した運営により地域医療が継続されるよう側面から支援をして参りたいと考えております。

ホットスプリングス市訪問について

 次に、姉妹都市であります「アメリカ合衆国アーカンソー州ホットスプリングス市」の訪問について、御報告申し上げます。

 ホットスプリングス市内にありますホットスプリングス国立公園が1832年4月20日に連邦政府によって連邦保護区として指定されてから、今年で175周年を迎えるに当り、一連の記念行事への御案内がありましたので、4月18日から4月22日までホットスプリングス市を訪問いたしました。

 記念行事は、当市の伝統芸能の一つであります鹿踊りの公演の機会をいただき、当市のアピールに努めると共に、友好の絆を更に深めて参りました。

 一方、これまで熱心に学校間交流を続けて参りました、「花巻中学校」と「ホットスプリングス市中学校」、「大迫中学校」と「ジェシービル中学校」の姉妹校提携を行ったところであり、今後において、ますます教育分野での交流が活発になるものと期待しております。

 また、ホットスプリングス市を訪問したあと「ニューヨーク県人会」を訪問して参りました。

 「ニューヨーク岩手県人会」は、今秋、設立10周年を迎えることとなり、その記念事業として「わんこそば大会」を実施する計画を立てており、この記念事業の成功のため本市に対して支援の要請を受けたところであります。

 設立10周年記念事業としてのニューヨーク岩手県人会「わんこそば大会」の成功に本市が貢献できることは素晴らしいことであり、おりしも花巻市の「わんこそば全日本大会」は今年度の開催で50回を数える記念すべき年にもあたり、花巻市を世界に発信していく絶好の機会であり、要請に答えて参りたいと思います。

中華人民共和国大連市の訪問について

 次に、中華人民共和国大連市の訪問について、ご報告申し上げます。

 5月23日から27日までの5日間、達増知事とともに大連市を訪問し、「2007年中国大連・日本地方首脳合作フォーラム」に参加するとともに、チョウ・セイイン中国共産党大連市委員会書記、カ・トクジン大連市長をはじめとする大連市の幹部を中心に会談を行って参りました。

 今回の訪問におきましては、これまでのように岩手・大連友好の翼の観光ミッション予定により行動するものではなく、全滞在期間知事とともに行動し、教育・観光交流、農業・工業による経済交流の推進のほか、今年4月に日本から中国への米輸出が4年ぶりに再開合意されたことを受けて、花巻産米の受入れを要請するとともに、“大連 ー いわて花巻空港間”の定期便就航の実現を強く要請してまいりました。

 特にも、北海道から長崎県までの知事や市長など、全国各地から21の自治体が参加した「2007年中国大連・日本地方首脳合作フォーラム」では、私もスピーチの機会をいただき、観光交流では特色ある温泉をアピールした温泉観光地「花巻」を、基幹産業である農業では日本の他県に引けを取らない花巻産米をPRするとともに、花巻市は県央の高速交通の要衝の地であり岩手県内のみならず北東北各県との移動に高い利便性を有する地であることを説明し、大連―いわて花巻空港間の定期直行便就航は大連市と花巻市、岩手県さらには北東北各県に有益な効果をもたらすものであることを訴え、大きな賛同を得ました。

 さらに、大連市役所の所在地で政治経済の中心部である大連市西崗区の李 景平 副区長ほか区幹部と会談し、教育・文化・産業分野等での市民交流を目的とした大連市西崗区と花巻市との交流協定締結の要請があり、基本合意をしてまいりました。今後協定内容については双方検討の上、摺り合わせしながら決定し、調印の運びとするものであります。

 以上のとおりこの度のホットスプリング市・大連市訪問は、大きな成果が得られたものと確信しております。

以上で、行政報告を終わります。

  花巻市長 大石 満雄

 

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