花巻市議会 行政報告 平成20年第4回(平成20年12月議会)
花巻市議会 行政報告 平成20年第4回(平成20年12月議会)
平成20年12月5日(金)
行政報告を申し上げます。
1.岩手県立大迫地域診療センター無床化の方針に伴う対応について
2.中小企業者に対する緊急経営安定資金の創設と年末金融相談窓口の充実について
3.香港の企業等訪問について
4.早池峰神楽大会について
岩手県立大迫地域診療センター無床化の方針に伴う対応について
初めに、岩手県立大迫地域診療センター無床化の方針に伴う対応についてであります。
11月13日に、岩手県医療局が当市を訪れ、平成21年度から大迫地域診療センターを含む県立地域診療センター5ヵ所の入院を廃止し、無床の診療所として運営する計画である旨の説明がありました。
このことを受け、翌日14日に、県自治会館におきまして、21年度から無床化が示された当市並びに一関市、紫波町、住田町、九戸村に加え、22年度から無床診療所化が示された岩手町の6市町村の首長等による緊急対策会議を開催しました。
その結果、6市町村長と議会議長の連名で、計画の撤回を求める要望活動を行うことを決定し、今月3日、県知事、副知事、医療局長、保健福祉部長並びに県議会議長、副議長に対し、「県民医療の確保・充実に関する提言書」を提出し、「市町村と十分な協議を行い時間をかけて住民に対し説明すること、地域診療センターの無床化は絶対行わないこと。」を要望いたしました。
6市町村の首長からは異口同音に、この度の県立病院・地域医療センターを再編する「新しい経営計画案」の公表は唐突であり、住民の暮らしを守る市町村行政として地域住民に説明もできないし、ましてや平成21年度からの導入には到底対応できるものではない旨、申し入れを行ないました。
また当該市町村長による協議の結果、今後におきましては、県医療局並びに県保健福祉部との意見交換会を開催することといたしました。
中小企業者に対する緊急経営安定資金の創設と年末金融相談窓口の充実について
次に、中小企業者に対する緊急経営安定資金の創設と年末金融相談窓口の充実について報告いたします。
長引く景気低迷と更なる経済情勢の悪化に伴い、市内中小企業者の年末・年度末の資金繰り対策として、12月1日より花巻市中小企業振興融資制度に新たに「緊急経営安定資金」を創設いたしました。
本資金は、現在市の制度融資を受けている中小企業者を対象にした借り換え制度であり、借り換えにより新たに返済期間を15年、うち据え置き期間を1年以内で設定できることにより、中小企業者の資金繰りの安定を図るものであります。
金融機関、岩手県信用保証協会との協議により、年末及び年度末の資金需要に対応できるよう、来年3月末までの特例として制度化したものでありますが、借り換えを目的とした15年の長期融資制度は県内初であり、本市独自の制度として、市内中小企業者のキャッシュフローの改善に活用いただけるものと期待しております。
併せて、例年開設しております年末の金融相談窓口でありますが、本年度におきましては週1回本市の産業支援アドバイザーを務めていただいている税理士に常駐いただき、より専門的な相談にも対応できるよう充実を図り、同じく12月1日から開設しております。
香港の企業等訪問について
次に、香港の企業等訪問について報告いたします。
去る、11月19日から21日の日程で「日本国際観光振興機構(JNTO)香港事務所」、JTB香港、日本への観光客送客数上位2社の「エバーグロスツアーズ社」と「パッケージツアーズ社」、エバーグロスツアーズ社の関連会社EGL-Jマート社等を訪問して参りました。
国内観光客の当市への入込数は、低迷する経済情勢により減少しておりますが、外国人観光客誘客事業の官民一体となった継続的な取り組みにより台湾・香港から花巻を訪れる旅行客数は、伸びている状況にあります。
また、10月31日には、日本と香港の両政府観光局が来年2009年を「日本香港観光交流年」とすることを決定いたしました。
さらには、いわて花巻空港の新ターミナルビルの来春開業予定に向けての整備や平行誘導路の整備再開への動き、そして早池峰神楽の世界無形文化遺産登録への動きなど、外国人誘客に対する体制や素材が充実して参りました。
このような背景を生かし、「香港」からより多くのお客様を花巻に送って頂くために訪問したところであります。
「日本国際観光振興機構(JNTO)香港事務所」訪問におきましては、香港からの訪日旅行市場の動向と観光客ニーズにつきまして貴重な情報を得ることができました。
JTB香港においては、海外チャーター便運行の際、2ウェイ(双方向)チャーターが重要なことから日本からの観光客対応についてお願いして参りました。
また、「エバーグロスツアーズ社」と「パッケージツアーズ社」の2社においては、社長に直接お会いし、いわて花巻空港の海外チャーター便受け入れ態勢の整備状況と新たな観光素材である世界無形文化遺産早池峰神楽の紹介などを行い、岩手並びに花巻への送客と花巻空港を活用したチャーター便によるツアーの実施を要請いたしました。
その際、「現在、香港においては円高により日本への観光が控えられる傾向にあるが、引き続き日本の東北・花巻へ観光客を送り込む」との心強いお話をいただきました。
さらにはEGL-Jマート社においては、日本からの米の輸入販売と香港の健康志向にマッチした商品を求めていたことから、早速花巻米や雑穀製品をサンプルとして送ることとしました。
今後におきましても、今回の訪問を生かし、チャーター便の増便に結びつけるため、連絡を密にしながらPR活動を拡大し、更なる観光客の増大や経済活動の実現に努めて参ります。
早池峰神楽大会について
次に、早池峰神楽大会について報告いたします。
国指定重要無形民俗文化財、早池峰神楽が「ユネスコ無形文化遺産国内候補」に決定したことを記念し、11月23日に大迫体育館を会場に開催いたしました。
午前、午後の2部構成とし、午前は大償神楽、午後は岳神楽とそれぞれ2時間ずつの公演を行い、県内外から、1,200人に及ぶ多くのお客様をお迎えし、大盛況のうちに終えることができました。
今回の公演は、ユネスコ無形文化遺産の価値と郷土の早池峰神楽の素晴らしさの周知を目的に開催したものであります。
大会におきましては、より多くの方々に早池峰神楽の良さを知っていただくため、神楽についての講演を行うとともに、理解を深めていただくため、プログラムに詳しい解説をつけるなどの工夫をし、早池峰神楽の魅力を伝えることができたものと考えております。
今後におきましては、市内はもちろん、県内、首都圏さらには海外等に向け、早池峰神楽の重要性はもとより、この伝統文化「早池峰神楽」を育み、守り育ててきた花巻の素晴らしさをさらにPRして参ります。
以上で、行政報告を終わります。
花巻市長 大石 満雄
このページの作成担当
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