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企画展「没後50年多田等観~チベットに捧げた人生と西域への夢~」

等観展ポスター

展示会について

昭和38年、郷里・秋田の講演会で、多田等観自身が終わりに語ったのは、「(チベット仏教研究は)私に与えられた運命であると深く諦めなければならない。」という言葉だった。

1890(明治23)年、秋田市西船寺の14世義観の三男として生まれた多田等観が、大正時代の約10年間をダライ・ラマ13世の庇護を受けながらチベットで仏教の修行を行った。

帰国後は、東北帝国大学や東京帝国大学でチベット語の講師をしながら、チベットから請来した24,279点に及ぶ経巻や典籍の研究を行い、世界的なチベット学者として活躍した。

また、東洋文庫の研究員になり、チベット研究に参加し、これまでのチベット学の繁栄に貢献した等観は、日本学士院賞受賞、勲三等旭日中綬章を受賞している。

戦争が激化し、チベットから請来した資料は、弟・義蔵が住職を務める花巻の光徳寺へ運ばれたが、花巻も空襲の恐れがあり、運ばれた資料は分散され、大切に守られた。

等観は、円万寺観音堂の堂守となり、たびたび花巻を訪れ、亡くなるまで花巻との交流は続き、その後、請来したチベット関係資料の中から約100点は、花巻市に寄贈され花巻市博物館所蔵資料となっている。

本展覧会では、大谷探検隊と等観の関係性を再認識し、ダライ・ラマ13世の遺言により送られた「釈尊絵伝」、チベットより請来された貴重な品々、花巻に残された足跡などをたどり、数奇な運命を辿った多田等観の顕彰をより広めようとするものである。

多田等観a
チベット僧衣姿の多田等観(チベット・セラ寺にて)

展示構成

1.西域文化ー大谷探検隊と等観

仏教伝播のルートの解明を目指して派遣された、学術調査隊「大谷探検隊」。中央アジアから文化財を蒐集し、日本に持ち帰った探検隊の功績を、実物資料やパネルで紹介します。

2.数奇な運命ーチベットへのみちのり

大谷光瑞の命を受け、チベットへ入蔵するに至った等観。その経緯や、一緒に同行した人物も併せて紹介します。

3.等観が見たチベット

チベット請来の仏教関係資料や、チベットでの僧侶の服装、日常道具、ダライ・ラマ13世との交流を紹介します。

4.釈迦牟尼世尊絵伝とチベット仏教美術

ダライ・ラマ13世の遺言によって、多田等観のもとに送られてきた世界的にも類例の少ない貴重な資料や仏像、タンカ等を紹介し、日本仏教とチベット仏教との違いを紹介ます。

5.世界的なチベット学者

チベット大蔵経の研究を行い、世界的なチベット学者として活躍し、日本学士院賞受賞、勲三等旭日中綬章の叙勲を受けた等観。経典や目録等を紹介します。

6.等観の交流

多田等観が花巻の人々と交流するようになった経緯や、円万寺観音堂とのつながり等について紹介します。

特別展示

宮沢賢治直筆原稿「雁の童子」展示

平成29年8月1日(火曜日)から8月8日(火曜日)まで

開催期間

平成29年7月1日(土曜日)から8月20日(日曜日)まで

展示会開催期間中は休館日はありません

開館時間

午前8時30分から午後4時30分まで

企画展入館料

常設展入館料でご覧いただけます。

常設展入館料

小・中学生:150円(100円)
高校・学生:250円(200円)
一般:350円(300円)
()内は20名以上の団体料金です
近隣各館共通券がございます

関連事業の案内

記念講演会

日時:7月22日(土曜日)午後1時30分から午後3時まで
演題:「大陸から花巻へ」多田等観をめぐる人々
講師:高本康子氏(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター協同研究員)
参加料:無料
定員:60名

円万寺神楽特別演舞

日時:8月20日(日曜日)午後1時30分から午後3時まで
出演:岩手県指定無形民俗文化財:円万寺神楽(湯口地区)
演目:狂言「狐とり」、権現舞
鑑賞料:無料

館長講話

日時:8月5日(土曜日)午後1時30分から午後3時まで
演題:「西域・多田等観と宮沢賢治」
講師:花巻市博物館長:高橋信雄
参加料:無料
定員:60名

この記事についてのお問い合わせ

花巻市博物館

電話
0198-32-1030
FAX
0198-32-1050

025-0014 岩手県花巻市高松26-8-1

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