NEWS39 広報はなまき 平成20年10月15日号掲載
まちの話題NEWS39
花巻市は北緯39°23’18"に位置しています。「北緯39°」をとって「ニュース39(サーティナイン)」とネーミングし、まちの話題を紹介します。
広報はなまき 平成20年10月15号掲載分
賢治への思い、いつまでも
「賢治祭」は9月21日、桜町の雨ニモマケズ詩碑前で行われました。宮沢賢治の命日にあたる当日は、県内外から賢治を慕う大勢のファンが詰め掛け、詩碑前での献花後、2部構成で行われた同祭を楽しみました。
南城小学校4年生の合唱と、花巻農業高校3年生の市原未美子さんの「雨ニモマケズ」の朗読で始まった第1部では、詩の朗読や合唱、鬼剣舞などが行われ、たくさんの観衆が賢治の世界にいざなわれました。第二部では「今、私たちにとっての賢治さん…」と題した座談会が行われ、参加した皆さんは賢治について深く語り合いました。
かがり火や夢灯(あか)りの光が作り出す幻想的な会場で、賢治への思いをはせた皆さん。秋の夜長に賢治の世界を堪能しました。
花巻南高校演劇部の皆さんが、野外劇「ピアニカ弾きのゴーシュ」をユーモアいっぱいに演じました
美しい歌声で「牧歌」などを披露した、桜町4丁目ママさんコーラスの皆さん
予約応答型乗り合いタクシー石鳥谷地域で試験運行を開始
これまで石鳥谷地域で運行していた「石鳥谷健康バス」に替えて、予約応答型乗り合いタクシーが試験運行されることとなり10月2日、石鳥谷総合支所前で出発式が行われました。
同式には、地域住民など約60人が出席。関係者がテープカットを行い、地域の新しい公共交通の成功と交通安全を祈りました。
同タクシーは、石鳥谷地域を河東・河西の二地区に分けて、週2日ずつ運行。利用登録することにより、自宅近くから乗ることができ、公共施設や病院などで降りることができる、新しい公共交通として期待されます。
テープカット終了後、初めての便が出発しました
若い力で、まちを元気に
9月23日、「興花祭(こうかさい) 学生達の一大プロジェクト」がまなび学園で行われました。
花巻のまちを元気にしようと、市内6つの高校の生徒有志と花巻青年会議所が協働で、2月から活動を展開。花巻のイメージキャラクター「フラワーロールちゃん」の企画立案やワークショップなどを行ってきました。
これまでの活動の集大成となった同祭では、音楽祭や活動報告、パネルディスカッションなどが行われ、訪れた皆さんは、生徒たちと一体となって楽しんでいました。
生徒たちのまちづくりへの熱い思いは、まちの元気につながっていきます。
生徒たちが進行役を務めるなど、手作り感が溢れるイベントになりました
職場体験で仕事の大切さを学ぶ
9月26日、大迫中学校の2年生60人が、大迫地域内25カ所の事業所で職場体験学習を行いました。
同校では、体験活動を取り入れた総合学習を行っており、職場体験学習は、進路指導の一環として毎年実施されています。生徒たちは、将来の就職や興味のある職種を考えて体験学習する職場を選択。大迫総合支所では、佐々木彩人(あやと)さん、桐田あゆさんが、職員の指導を受けながら広報の取材などを体験しました。
慣れない環境の中、与えられた仕事に一生懸命取り組んだ生徒たちは、働くことの大変さや楽しさを学びながら、将来への夢を広げていました。
店員の指導を受けながら接客する生徒たち(写真は、広報の取材を体験した桐田あゆさん撮影)
響く音楽 地域の活性化に
9月28日、「ミュージックフェスティバル 大迫ビッグシティーナイト08」が大迫交流活性化センターで行われました。
このイベントは、音楽を通して地域の活性化を図ろうと、花巻商工会議所青年部大迫支部を中心に、地域の皆さん自らが企画。市内外から11組が出演し、ロックやフォークなどさまざまなジャンルの音楽を披露しました。
出演者の演奏に観客からは大きな手拍子が起こるなど、会場が一体となって音楽を楽しみました。
オープニングを飾った大迫中学校吹奏 楽部の皆さん
ステージでは、多彩なジャンルの音楽が次々に演奏されました
郷土力士「四ツ車」が関取に!
大相撲秋場所で幕下優勝し、十両昇進が決まった本市北湯口出身の四ツ車関(本名・山影誠さん)が10月2日、市役所本庁を訪れました。
四ツ車関は、中学校卒業と同時に伊勢ノ海部屋へ入門。平成8年の初土俵以来、努力を積み重ね「関取」の座を手に入れました。相撲をやめようと考えた時期もあったそうですが、兄弟子の「結果はすぐに出るものではない」という言葉で踏ん張ることができたそうです。
新十両として臨む九州場所については「負け越せば、また幕下に戻る。来場所からが大切」と、気持ちを引き締めていました。
本県出身の現役力士では唯一の関取となった四ツ車関。郷土の声援を力に、さらなる飛躍が期待されます
心に残る出前コンサート
9月29日、シンガーソングライターで希望王国いわて文化大使の宇佐元恭一さんが、東和中学校体育館で出前コンサートを行いました。全国的に活躍している宇佐元さんは、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」にオリジナルの曲を付け歌っています。
当日は生徒たちのほか、地域の皆さんも来場し、会場いっぱいに優しく響き渡る宇佐元さんの親しみやすい語り口と透き通った歌声に魅了されていました。
宇佐元さんと会場の皆さんは、音楽を通して心の交流も楽しんでいました。
宇佐元さんのピアノの弾き語りに、生徒たちは聴き入っていました
イーハトーブの秋まつり
9月ー 実りの秋を迎え、稲穂が黄金色に輝くこの季節。市内各地域では、情緒豊かなまつり囃子(ばやし)や威勢のよい掛け声が響き渡りました。会場が一体となって華やかに、そして勇壮に行われた伝統のまつり。参加者と観客の笑顔に彩られ、今年も新たな歴史の1ページを刻みました。
花巻まつり 9月12日~14日
大迫三社祭 9月23日
石鳥谷まつり 9月8日~10日
土沢まつり 9月14日・15日
カメラサポーターだより
今月の取材 東和町北成島 菅沼緑(すがぬまろく) さん
秋の気配に誘われて
高い空に白い雲が浮かぶ秋らしい天気に誘われて、リンゴ園へ出掛け、収穫前の摘葉作業を取材してきました。
東和町石持の南部リンゴ園は、6ヘクタールの中に「ジョナゴールド」をはじめ「王林」「フジ」「北斗」「シナノゴールド」と、既に収穫を終えた「つがる」の6種類のリンゴを栽培しています。この日は近所の皆さんが手伝いに来て、リンゴによく陽(ひ)が当たるようにまわりの葉を摘む作業を行っていました。これによって、赤いリンゴがさらに赤く色付くのです。
収穫間近の明るい秋の日、楽しげな井戸端ならぬ樹上の会議の笑い声は、青空に吸い込まれていました。
青空の下で、摘葉作業をする皆さん。ほんのり赤く色付いたリンゴが、収穫の秋の訪れを感じさせます