企画展「集団N39」

本文

企画展「集団N39」

1962年-1969年

  集団N39チラシ画像

 企画展「集団N39」チラシPDF( PDFファイル ,871KB)

1922年、萬鉄五郎が日本のアバンギャルドの先陣を切る。―それから50年 大阪・具体美術、九州派、東京・ネオダダと期を同じくして、戦後日本の前衛美術の開花を担い北の地盛岡に<怪現>した先鋭美術集団N39の軌跡を顧みる・・・。

会期 :平成21年9月19日(土)~12月23日(水・祝)

会場 :萬鉄五郎記念美術館 岩手県花巻市東和町土沢5-135

入館料:一般600円(500円)、高校学生400円(300円)、小中学生200円(100円)
       ※( )内は20名以上の団体料金 

開館時間:午前8時30分から午後5時まで(入館は4時30分まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は、その翌日 ただし9月21日は開館します。)

内容 : 1960年代の日本美術を語るとき、大阪・具体美術、福岡・九州派、東京・ネオダダの活動にみられるように、極言すれば既成概念の否定であった。同様な動きが、東北の一地方都市でも繰り広げられていたことは、これまであまり知られていない。
 1962(昭和37)年、「1人の詩人 8人の画家と1人の芸術家 舞踊家による 盛岡4月8日の日曜日」と題された舞踊と芸術による1日限りのショーは、高橋昭八郎、柵山龍司、村上善男、藤澤多巳夫、橋本正、杉村英一、及川節郎、大宮政郎、田村富男、上飯坂清子、伊藤元之の11名によって行われ、岩手の美術シーンに衝撃を与える。翌63年10月、「4月8日」メンバーを含む県内前衛芸術家10名が、「今日の美術展」を開催。同年末頃から彼らは、この集まりを「集団N39」と名乗るようになる。後に、佐々木弘、多田雅彦、藤原國男らが加わり、展覧会やパフォーマンスを通じ、以後6年間にわたり前衛美術運動を展開することになる。
 やがて主催する「今日の美術展」をはじめとする年1回の展覧会活動に終始するようになり、運動が停滞し始める。そして団体結成から数年が経ち、造形思想や作品傾向が異なるようになった彼らが、集団を結成していることへの自己批判から、1969(昭和44)年12月、潔く発展的に解散することになる。その後も各作家は、それぞれ個性的な活動を展開し、独自の作品を提示し続けた。
 一時期にせよ彼らの活動は、その後の岩手の芸術活動に多大な影響を与えた。今日、盛岡を中心に若手芸術家が多く存在する一つとして、地方にいることの意義や個性的な造形を生む風土性を、彼らの活動から感受した者も少なくない。解散後40年を経、今一度、この美術集団を再検証し、活動の実態をあきらかにするとともに、その意義と岩手の美術風土との相関に迫る。

出品作家 :(敬称略/50音順)
浅沼弘
浅利篤
大宮政郎
杉村英一
柵山龍司
瀬川昌夫
多田雅彦
田村富男
橋本正
藤形一男
藤澤多巳夫
藤原國夫
村上善男
村上暢男
高橋昭八郎
伊藤元之

 


 

 記念シンポジウム 「集団N39 結成と終焉」

「集団N39」メンバーによる成立とその足跡を探る

日時:平成21年(2009年)10月18日(日)午後2時から

場所:萬鉄五郎記念美術館

 

企画展「集団N39」チラシPDF( PDFファイル ,871KB)