平成20年度常設展・テーマ展・企画展のお知らせ

舟越健次郎・保武-新収蔵品+展


舟越保武「習作B」
                   舟越保武「習作B」

会期:平成21年3月1日(日)~4月19日(日)
入館料:一般400(350)、高・大250(200)、小・中150(100) 
                                                                ( )内20名以上の団体
休館日:月曜休館(祝日の場合は翌日) 

 本県出身の優れた彫金家・舟越健次郎とその弟である日本を代表する彫刻家・舟越保武兄弟のテーマ展を企画しました。これまで寄贈いただいた、お二方の作品を中心に、これに県内にある健次郎作品を加えて、舟越兄弟の初の二人展になります。
兄から与えられた『ロダンのことば』(高村光太郎訳)を読み彫刻家を志した舟越保武の造形は、多くの人々を魅了していることは今さらいうまでもありません。一方これまであまり語られることのなかった兄健次郎の造形性もまた見逃すことはできません。重厚なまでに堅牢でゆるぎない力強さ、それとは裏腹に内から漂う詩情性には、鋭い感性が裏写しされており、比類ない才能を感知する者も少なくないと思われます。これを機に、舟越兄弟の作品を通して、そこに潜む造形性を共に感じてみたいと思います。

 

萬鉄五郎 大新収蔵品展

軽業師
萬鉄五郎「軽業師」(裏面:「太陽と道」) 1912(大正元)年 油彩・板

会期:平成20年11月30日(日)~平成21年2月22日(日) 
入館料:一般400(350)、高・大250(200)、小・中150(100)                                                                               ( )内20名以上の団体 
休館日:月曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

平成20年に新たに収蔵された萬鉄五郎の作品、資料を公開します。今年は、新たな資料の寄贈、20年間行方不明であった作品が発見されるなど、萬研究には欠かせない作品資料が、収蔵されることになりました。その内訳は、書簡8点、印刷原版7点、掲載雑誌1冊。さらに萬が15歳頃に描いた植物図集(4ページ)のスケッチ1冊。油彩1点(表裏に描かれている)、素描4点、水墨5点、総数27点。さらに寄託作品として100号の松島屏風が加わりました。以上の作品や資料は、今後詳細な調査研究が待たれる物も少なくなく、必ずや萬研究にはなくてはならないものとなるでしょう。このような作品群を、いち早く皆様にご覧いただきたく今回のテーマ展が計画されました。

 

 

  中村誠の世界展 POSTERS

中村誠「資生堂ネイルアート・資生堂フラッシュアイズ」                     中村誠「舞」
中村誠「資生堂ネイルアート・資生堂フラッシュアイズ」   中村誠「資生堂香水〔舞〕」

会期:平成20年7月12日(土)~9月15日(月・祝)
   一般600(500)円、高・大400(300)円、小・中200(100)円 ( )内20名以上の団体 月曜休館(祝日の場合は翌日)

中村誠は資生堂の顔をつくりつづけてきた、日本を代表するグラフィックデザイナーです。資生堂は一貫したデザインポリシーにより、そのイメージを形成してきました。そのビジュアル・アイデンティティの最も大きな力となり中心となってきたのが、中村の日本の伝統美人画や浮世絵を伝承しながら、現代性にあふれる写真による現代美人画と呼ぶにふさわしい女性像、いわゆる山口小夜子を中心にした数々の資生堂ポスターです。これらのポスターが日本はもちろん、世界でも高い評価を受けているのは周知のことですが、その完成度の華やかさの陰に、中村が印刷技術の冒険を一作ごとに試みていることを忘れてはなりません。
   本展覧会は、中村のこれまでのデザインの足取りをたどるとともに、日本デザイン史における時代的な意義を検証します。 

タツノコプロの世界展

タイムボカンシリーズ  ヤッターマン
「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」(C)タツノコプロ
科学忍者隊ガッチャマン
「科学忍者隊ガッチャマン」(C)タツノコプロ

会期:平成20年9月20日(土)~11月24日(月・祝)
  一般700(600)円、高・大500(400)円、小・中200(100)円 ( )内20名以上の団体  月曜休館(祝日の場合は翌日)

今日、ヒットメーカーとして誰もが認める竜の子プロダクション(以下「タツノコプロ」)は、1962年に当初漫画制作集団として誕生しました。しかし、その数年後にはアニメ制作集団として独力で制作を始め大きな転機を迎えます。1965年には多くの試練を乗り越え処女作『宇宙エース』を制作、その後も『マッハGoGoGo』『ハクション大魔王』『昆虫物語みなしごハッチ』など僅か5年でアクション・ヒーローものからコメディ、名作アニメまで、幅広いジャンルのオリジナル作品を創出し、多くの人々に感動と笑いを与えるアニメ制作集団として認知されていきます。こうした作品づくりの背景には、ベテラン、若手も一丸となった連日連夜の挑戦がありますが、独自に積み重ねられた経験は、やがて独創的な表現技術や幅広い年齢層に感動を与えるストーリーなどを生みだします。貪欲なまでに創作に打ち込む姿勢は「良質な作品を残したい」との思いからで、この姿勢は共感を呼び、多くの有能なクリエーター達がタツノコプロに集まることとなります。その情熱と技術を結集し、1970年代には『科学忍者隊ガッチャマン』『けろっこデメタン』、そして後にシリーズ化されるまでに人気を極めた『タイムボカン』が発表され、魅力的な世界観と卓越した技術によってタツノコプロはさらなる進化を続けました。
 「タツノコキャラ」「タツノコアニメ」と親しみを込めて呼ばれるこれらの作品は、その後も多くの人々と世代を越えた人気によって支えられ、また、アニメだけではない幅広いメディアにも多大な影響を与えて、メディア芸術の発展に大きく貢献します。国内のみならず海外でも人気の高い作品によって、タツノコプロは今や独自の伝統と革新を持ったアニメブランドへと成長を遂げました。創立から半世紀を迎えるタツノコプロは「世界のファミリーに夢を」をテーマに、国境や世代を越えて現在も感動と笑いを贈り続けているのです。
本展覧会では、幅広いジャンルでつくられた人気作品をはじめ、創作者達の情熱によって築き上げられた多くの作品を設定画、セル画、スケッチやパイロットフィルムなど、貴重な資料や原画で紹介。また特別協力を得て、企画段階で保留となり発表されなかった作品の企画資料や原画も初公開し、半世紀に及ぶタツノコプロの世界の魅力を再発見します。

*上映会「劇場版 科学忍者隊ガッチャマン」(上映時間110分)
   会期中毎週土曜日 14時から  場所/萬鉄五郎記念美術館八丁土蔵2階シアター   入場無料

  

萬鉄五郎記念美術館 常設・テーマ展

 テーマ展        
なぜ?なに?萬鉄五郎展

 

 

常設展

会期:平成20年11月29日(土)~平成21年3月
   一般400(350)円、高・大250(200)円、小・中150(100)円 ( )内20名以上の団体  月曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始

萬の油彩画・水墨画・素描などの作品にあわせ、ノート・書簡・写真や遺品など資料を、「萬と土沢」というテーマにそって、萬の生涯を5つの時代――少年時代、中学時代、東京美術学校とフューザン会時代、土沢と東京時代、茅ヶ崎時代に分け、展示構成しています。また、収蔵品により岩手の近現代美術も紹介しています。