花巻市博物館テーマ展「花巻の遺跡」
イベントカテゴリ: 歴史・文化
開催エリア:花巻地域
- 開催期間
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平成30年9月15日(土曜)から平成30年11月18日(日曜)まで
展示会開催期間中は休館日はありません
テーマ展「花巻の遺跡」
展示会について
本展では、市内の代表的な遺跡から発見された遺構や遺物を紹介し、花巻の歴史とディープな魅力を探ります。展覧会を通じて身近な地域の遺跡からわかった昔の人々の暮らしに触れ、地域の新たな魅力を発見する機会となりましたら幸いです。
展示構成
1.プロローグ「遺跡は歴史の宝箱」
遺跡・遺構・遺物、遺跡の発掘調査と保護について解説します。また、花巻の遺跡発掘調査の先駆けである1957(昭和32)年に東京大学東洋文化研究所による胡四王山遺跡の発掘調査について紹介します。そのほか、花巻の自然環境や平成30年度までに確認されている市内の遺跡分布図についても展示します。
2.旧石器時代「花巻における歴史の幕開け」
日本で一番長い時代は旧石器時代でした。宿内遺跡の発掘調査によって出土した資料を紹介し、旧石器時代の暮らしの一端を垣間見ます。
3.縄文時代「めくるめく自然と共生ライフ」
市内には県内最古の竪穴住居跡が確認された上台1遺跡をはじめ、豊富な縄文時代の遺跡が所在しています。時期によって変化する土器の造形と石器や土偶などの様々な出土資料を展示し、創造と創意工夫により自然と共生した縄文時代の暮らしを紹介します。
4.弥生時代「続・狩猟採取ライフ」
市内に所在する代表的な遺跡として高松2遺跡、滝大神1遺跡、アバクチ洞穴があります。これらの遺跡分布は山間部に多い傾向にあり、水田跡は今のところ見つかっていません。発掘調査の出土資料から、当地域の弥生時代の暮らしについて探ります 。
5.古墳~奈良時代「南北の文化とエミシの世界」
東北地方北部では、近畿地方の勢力を中心にまとまって成立した律令国家の支配拡大という潮流に影響を受けながらも独自の社会が展開しました。エミシと呼ばれた人々の暮らしについて、豊沢川流域に営まれた集落遺跡と熊堂古墳群の出土資料を中心に紹介します。
6.平安時代「律令社会の展開と衰退」
エミシと律令国家の戦いの後、胆沢城・志波城の造営を経て、811年(弘仁2年)に?縫郡が設置され、当地域も律令国家に組み込まれました。律令社会の展開により新しい技術や文化も浸透しました。移り変わる平安時代の暮らしを似内遺跡や高松山経塚群などの出土資料から辿ります。
7.鎌倉~戦国時代「武家勢力の興亡」
奥州合戦を経て花巻周辺は平泉藤原氏にかわって、源氏の御家人たちが地頭として新たな支配者となりました。当地域の新たな支配者となった稗貫・和賀両氏らの興亡の一端を大瀬川館跡や笹間館跡などの出土資料を通じて垣間見ます。
8.安土桃山~江戸時代「盛岡藩領花巻の時代へ」
南の伊達領と接する花巻は、南部領の要地として花巻城を中心に政治・経済・文化の面で統括されました。花巻城跡の出土資料を中心に当時の暮らしを紹介します。
主な展示資料
開館時間
午前8時30分から午後4時30分まで
企画展入館料
常設展入館料でご覧いただけます。
常設展入館料
小・中学生:150円(100円)
高校・学生:250円(200円)
一般:350円(300円)
かっこ内は20名以上の団体料金です
近隣各館共通券がございます
関連事業の案内
- 花巻市博物館テーマ展「花巻の遺跡」記念講演会
- 花巻市博物館テーマ展「花巻の遺跡」ギャラリートーク
- 花巻市博物館テーマ展「花巻の遺跡」館長講話2
- 花巻市博物館テーマ展「花巻の遺跡」ワークショップ「ミニチュア土器つくり」
花巻の遺跡図録
展示会図録を受付にて、1冊500円で販売しております。
周辺地図
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このページに関するお問い合わせ
花巻市博物館
〒025-0014 岩手県花巻市高松第26地割8番地1
電話:0198-32-1030 ファクス:0198-32-1050
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