先人コーナー展示替えのお知らせ
花巻市博物館では、花巻ゆかりの先人を紹介するコーナーを設けています。
昨年度は、小原樗山、山室機恵子、工藤善太郎の3人を紹介しましたが、今年度は多くの先人のうち、渕澤能恵、佐藤隆房、薄衣八百藏の3人を取り上げました。
展示紹介
渕澤能恵(1850-1936)
稗貫郡八重畑村字関口(現・花巻市石鳥谷町関口)に生まれ、29歳の時に米国に渡り、家政婦として働きながら、英語や家政を学びました。
明治38年(1905)韓国に渡り、その後の韓国における女子教育に貢献しました。能恵が設立した学校は、現在でも韓国屈指の名門として、数多くのエリート女性を輩出しています。
大正4年(1915)、能恵のこうした功績が讃えられ「従七位勲六等宝冠章」が授与されています。
佐藤隆房(1890-1981)
佐藤隆房は、明治23年(1890)栃木県那須郡(現・那須町)に生まれました。
大正12年(1923)、33歳の若さで「花巻共立病院」(現・総合花巻病院)を設立、外科医長を兼ねて初代院長に就任します。
慈善活動にも力を入れ、昭和8年(1933)の三陸大津波の際は救護班を沿岸に送り、昭和20年の花巻空襲の際にも陣頭指揮を執り、負傷者の救護を行いました。
文化・芸術にも造詣が深く、宮沢賢治や高村光太郎など、花巻ゆかりの文化人たちとの交流がありました。
薄衣八百藏(1894-1977)
明治27年(1894)土沢町町井(現・花巻市東和町町井)の、大工の家に生まれました。
多くの師の元で学んだ八百蔵は、昭和26年(1951)県内登録第一号の二級建築士の資格を取得。昭和45年には、全国の優れた技術者を認定する現代の名工「職の匠」に選ばれています。
花巻市東和町で八百藏が手がけた建築には、凌雲寺本堂、浄光寺鐘楼堂があります。
周辺地図
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
花巻市博物館
〒025-0014 岩手県花巻市高松第26地割8番地1
電話:0198-32-1030 ファクス:0198-32-1050
花巻市博物館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。