令和6年度高村光太郎記念館企画展「高村光太郎 書の世界」を開催します
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令和6年度高村光太郎記念館企画展「高村光太郎 書の世界」【開催期間|10月5日から11月30日まで】
宮沢家との縁で戦火の東京から花巻へ疎開した高村光太郎。その後太田村山口へ移住した光太郎は自らの戦争責任に対する悔恨の念がつのり、あえて不自由な生活を送り、彫刻制作を一切封印します。山居生活では文筆活動に取り組み、数々の詩を世に送り出す一方で、大小さまざまな「書」を遺しました。
『乙女の像』制作のため帰京した後、晩年の病床でも数々の揮毫をした光太郎は、死の直前に自らの書の展覧会の開催を望んでいたことが日記に残されています。
この企画展では光太郎による晩年に執筆された芸術評論『書についての漫談』を紹介しながら、彫刻・文芸と並び、光太郎第三の芸術とも言われる「書」を通じて太田村時代の造形作家としての足跡をたどります。
展示構成
- 書額および書軸等 8点
- 直筆原稿 7点
- 拓本(縮小複製) 1点
資料合計 16点(参考 常設展示の書は大小各種合わせて18点)
展示の見どころ
出品する書額及び書軸はすべて実物で、光太郎の肉筆を間近でご覧いただけます。
『書額 乾坤美にみつ』『色紙幅 義にして美ならざるなし』『画賛幅 うつきしきもの満つ』の三作は旧展示施設の高村記念館を通じて、当地では初公開の作品です。
また、最晩年に執筆された『書についての漫談』からは、光太郎幼少時代の書との出会いから、著名人の作風を例示しての批評など、光太郎の「書」についての考え方を窺い知ることができます。
- 開催期間
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令和6年10月5日(土曜)から令和6年11月30日(土曜)まで
- 開催時間
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午前8時30分 から 午後4時30分 まで
- 開催場所
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高村光太郎記念館(花巻市太田3-85-1)
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