詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム 展

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ページ番号1002143  更新日 平成31年1月18日

イベントカテゴリ: 歴史・文化

開催エリア:東和地域

開催期間

平成25年7月13日(土曜)から平成25年9月23日(月曜)まで

瀧口修造(1903-1979)は富山県寒江村の医家に生まれ、進学のため上京しますが、父に続き母も急死したことで医学部進学を断念、慶應義塾大学に入学しても進路を定めることができず、1923年関東大震災を機に大学を中退、嫁いでいた姉を頼って小樽に移住します。小樽時代、瀧口は北辺の地での教師をめざし、また姉とともに、「文房具店兼手芸材料店(島屋)」を開きました。不安と混沌の時代、瀧口が過ごした小樽で、後のシュルレアリスムに繋がる「夢」が醸されていきます。瀧口が再び上京し詩作に没入、詩人・西脇順三郎と運命的な出会いをするのはそれから程ない1926年のことです。
瀧口は復学した慶應義塾大学で西脇順三郎に師事し、西脇を通じてヨーロッパの最新のモダニズム詩と思潮、とりわけシュルレアリスム(超現実主義)に衝撃と強い影響を受け、日本最初のシュルレアリスム作品(詩のアンソロジー)を発表しました。美術においても戦前からシュルレアリスムの積極的な紹介者として知られ、アンドレ・ブルトン「超現実主義と絵画」(1930)の翻訳を、「近代芸術」(1938)、「ダリ」(1939)、「ミロ」(1940)を刊行しています。1950年代以降は自動筆記やデカルコマニーを用い、自らも造形に取り組んだ美術家でもあります。
1958年ヴェネツィアビエンナーレのコミッショナーとして、瀧口は生涯でただ一度きりのヨーロッパ旅行に出かけ、公務を終えてからダリのアトリエを訪問、デュシャンと遭遇し、旅の終わりに「シュルレアリスムの祖」ブルトンとの“長く待たれた再会”を果たしています。
本展ではこのヨーロッパ旅行を瀧口修造の活動における一つの到達点に据え、詩作からシュルレアリスムへ、さらに美術批評へと踏み込んでいく歩みを、詩の発表を始めたと言われる1926年まで、約30年間を遡る形で追っていきます。未だ詳らかではない瀧口の小樽時代(前・詩人時代)を検証し、そこから再びシュルレアリスト瀧口の生涯と業績の俯瞰を試みるものです。

展示構成と主な展示作家

第1部 「瀧口修造のヨーロッパ」
1958年のヨーロッパ旅行で自ら撮影した写真・書簡・携帯品・行程表などにより、展示の導入部とし、旅で出会った作家の作品を展示する。(サルバドール・ダリ、アンドレ・ブルトン、マルセル・デュシャン、他)

第2部 「瀧口修造の西欧美術」
シュルレアリスムとの出会いから、1958年のヨーロッパ旅行に至るまで、美術批評活動の対象とし交流をもった作家の実作品を展覧する。(マックス・エルンスト、ルネ・マグリット、ジャン・ティンゲリー、パウル・クレー、マン・レイ、ジョアン・ミロ、他)

第3部 「瀧口修造のシュルレアリスム」
シュルレアリスムに自身の道を求める中で詩作を行い、さらに批評へと歩みを進める過程を、瀧口の詩作及び国内交流作家の作品で構成する。(阿部展也、福沢一郎、北脇昇、瑛九、他)

第4部 「詩人の美術―瀧口修造と美術批評」
1950年代に積極的に行われた国内作家に対する批評をもとに、日本の美術界で瀧口が果たしてきた役割を検証する。(加納光於、中西夏之、駒井哲郎、三木富雄、池田龍雄、他)

展覧会名

詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム 展

開館時間

午前8時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

月曜(祝日の場合はその翌日)

入館料

大人600(550)円 大・高生350(300)円 中・小学生250(200)円
カッコ内は20名以上の団体料金

主催

萬鉄五郎記念美術館 瀧口修造展実行委員会

共催

岩手日報社

後援

岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、河北新報社盛岡総局、朝日新聞盛岡総局、読売新聞盛岡支局、毎日新聞盛岡支局、産経新聞盛岡支局、日本経済新聞社盛岡支局、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、花巻ケーブルテレビ、株式会社エフエム岩手、ラヂオもりおか、奥州エフエム、えふえむ花巻株式会社

助成

財団法人地域創造

周辺地図

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このページに関するお問い合わせ

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〒028-0114 岩手県花巻市東和町土沢5区135
電話:0198-42-4402 ファクス:0198-42-4405
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