農作業中等の熱中症に気をつけましょう!
熱中症対策の徹底
毎年、農作業中の熱中症により約30名程が死亡しており、直近の令和3年の死亡事故調査においても全国で23名の尊い命が失われています。
気候変動の影響によって熱中症による被害がさらに拡大する恐れがある状況にあることを認識し、以下のチェックシートを活用して熱中症を防ぎましょう。
(農林水産省では「熱中症対策アイテム集」を取りまとめていますので、熱中症予防に取り組むにあたっては以下のサイトもご参考ください)
夏の農作業で心がけること
熱中症のリスクが高まる時期・場面を意識しましょう
- 猛暑日が続く真夏日
- 暑さに慣れていない初夏における高温日
- 梅雨明けで暑さが本格化する時期
- 災害からの復旧作業時期 等
「熱中症警戒アラート」を活用しましょう
- 令和3年4月28日から、地域内の暑さ指数(WBGT)が最高で33以上になると予測した場合に、環境省熱中症予防サイト等で情報を提供する「熱中症警戒アラート」の運用が全国で開始されました。
- 農林水産省では、アラートが出された地域に在住するMAFFアプリ(農業に役立つ情報を農林水産省から直接届けるアプリ)の登録者に対して、プッシュ通知により熱中症警戒アラートを通知しております。今後、各地で熱中症警戒アラートが発出されることが想定されますので、ぜひ「MAFF(まふ)アプリ」の活用をお願いします。

日中の気温の高い時間帯を避けて作業を行いましょう
- 特に70歳以上の方は、のどの渇きや気温の上昇を感じづらくなるので、高温時の作業は極力避けましょう。
作業前・作業中の水分補給、こまめな休憩をとりましょう
- のどが乾いていなくても20分おきに休憩し、毎回コップ1杯から2杯以上を目安に水分補給しましょう。
- 足がつったり、筋肉がピクピクする症状がみられたら、0.1パーセントから0.2パーセント程度の食塩水(1リットルの水に1グラムから2グラムの食塩)、スポーツ飲料、塩分補給用タブレットを摂取しましょう。
市販品を摂取する際は、必ず成分表示をチェックし、適切な量を摂取してください。 - 休憩時は、日陰等の涼しい場所で休憩し、作業着を脱ぎ、手足を露出して体温を下げましょう。
熱中症予防グッズを活用しましょう
- 屋外では帽子、吸汗速乾性素材の衣服、屋内では送風機やスポットクーラーなど様々な熱中症対策アイテムを活用しましょう。
単独作業を避けましょう
- 作業は2人以上で行うか、時間を決めて水分・塩分補給の声かけを行うなど、定期的に異常がないか確認し合うようにしましょう。やむを得ず単独作業を行う場合も時間を決めて携帯電話等で家族や知人と連絡を取り合いましょう。
高温多湿の環境を避けましょう
- 暑さ指数(WBGT)計、温度計、湿度計で、作業環境を確認しましょう。
- 作業場所には、日よけを設ける等できるだけ日陰で作業をするようにしましょう。
- 特にビニールハウス等の施設内は風通しが悪く、早い時期、早い時間から暑さ指数(WBGT)が高くなるため、風通しを良くしたり断熱材を活用しましょう。
熱中症が疑われる場合の処置
暑い環境で体調不良の症状がみられたら、すぐに作業を中断しましょう
- 代表的な症状は以下のとおりですが、熱中症には特徴的な症状がなく、「暑い環境での体調不良」は全て熱中症の可能性があります。
症状
- 手足がしびれる、冷たい
- めまい、吐き気がする
- ズキンズキンとする頭痛がある
- 汗をかかない、体が熱い
- 意識の障害がある
- 体がだるい
- まっすぐ歩けない
応急処置を行いましょう
- 涼しい環境へ避難しましょう。
- 服をゆるめて風通しをよくしましょう。
- 水をかけたり、扇いだりして体を冷やしましょう。
- 水分・塩分を補給しましょう。
病院で手当を受けましょう
- 意識がない場合、自力で水が飲めない場合、応急処置を行っても症状がよくならない場合は、すぐに病院で手当を受けるようにして下さい。
その他、全国の熱中症の発生状況、日常生活で気を付けること等、農林水産省注意喚起文書をご覧ください。
関連情報
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農政課
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電話:0198-23-1400(課直通) ファクス:0198-23-1403
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