新型コロナ対策に関する花巻市長メッセージ【令和4年6月2日掲載】

【令和4年6月2日】市長メッセージをお知らせします

5月の連休後、岩手県における新規感染者数は減少してきており、当市において独自に集計している岩手県中部保健所管内及び花巻市内の新規陽性者数の推移も、同様に減少してきました。

このような状況を踏まえ、市関連施設の利用制限ガイドラインについては、5月31日より「レベル1」の運用に変更しました。

また、岩手県においては本年1月23日に発出した県独自の「岩手県緊急事態宣言」について5月30日をもって解除するとの判断をされたところです。

今後、市の施設の利用制限の緩和や、岩手県の緊急事態宣言の解除により、活動の範囲が広がり、飲食業や観光業をはじめとするさまざまな経済活動が一層活発になることを期待しております。

市といたしましても、「飲食店等緊急経営支援金」による市内飲食店や自動車運転代行業への支援金の支給や、市独自の奨励金による「いわて飲食店安心認証」の取得率の向上、さらに「花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業」の期限を延長して市内の宿泊施設を応援してまいりたいと考えております。

このような状況を維持するためにも、市民の皆様におかれましては、引き続き、手洗い、咳エチケットの徹底や場面に応じたマスク着用、換気など新型コロナウイルス感染症の基本的な予防策に十分に取り組んでいただきますようお願いいたします。また、感染力の強い変異株への対応として、少しでも症状がある場合は早めの受診をお願いいたします。

新型コロナワクチンの接種については、現在、4回目の接種について6月下旬から開始ができるように、市医師会等の関係機関のご協力をいただきながら準備を進めております。

4回目接種の対象者については、3回目接種の完了から5か月以上が経過した60歳以上の方及び18歳以上60歳未満の方のうち、基礎疾患を有する方、その他新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方となっています。

市では、4回目接種にあたり、3回目の接種時期に応じて段階的に60歳以上の方には接種券をお送りし、18歳以上60歳未満の方には「接種券発行申請書」を住民登録のある方全てに、接種時期に応じて順次お送りすることとしております。

現在新型コロナウイルス感染症の発症の中心となっている変異株では若い世代は重症化しないとの報道もあり、3回目接種については、当市においても若い方、とりわけ40歳以下の方の接種率が低い傾向となっておりますが、ワクチンを接種することは接種するご本人のみならず、周りにいる方を感染から守ることになります。ワクチン接種はご自身の判断で受けていただくものですが、ご自身ばかりではなく、身近な方々を守るためにも、まだ3回目接種を受けていない方はぜひワクチン接種を受けていただくことを検討するようお願いいたします。

併せて、5～11歳の方で、1回目2回目のワクチン接種がまだの方の保護者の方々は、接種について、引き続きお子様と一緒にワクチン接種をご検討していただきますようお願いいたします。

国は、小児接種については接種を受ける努力義務はないとしておりますが、一方、新型コロナウイルス感染症にり患した場合、小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとしています。

小児におけるワクチン接種の効果は、厚生労働省によると、現在、5～11歳を対象に使用できるファイザー社のワクチンでは、現在流行の中心であるオミクロン株に対しては、現時点で得られている米国での研究結果から、感染予防効果は5～11歳では2回接種後14～82日後で31%、12～15歳では2回接種後14～149日後59%という報告があり、一定の効果が期待されています。

また、副反応について、厚生労働省は、5～11歳を対象とするファイザー社のワクチンの接種においても12歳以上の方と同様、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が臨床試験で確認されているが、殆どが軽度又は中等度であり回復しており、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないとしております。

これらの小児接種に関する情報は、ワクチン接種により得られる効果と副反応に関する資料などを下記のリンクでご覧いただけます。

今後も新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぎ、社会活動や経済活動を行っていくため、市民の皆様一人ひとりの基本的な感染予防の徹底をお願いすると共に、ワクチン接種へのご協力をお願いいたします。

 

令和4年6月2日
花巻市長 上田 東一

主な参考リンク先

• 01なぜ、小児（5～11歳）の接種が必要なのですか。｜新型コロナワクチンQ&A｜厚生労働省（外部リンク）
• 02小児（5～11歳）の接種では、どのような効果がありますか。｜新型コロナワクチンQ&A｜厚生労働省（外部リンク）
• 小児（5～11歳）の接種にはどのような副反応がありますか。｜新型コロナワクチンQ&A｜厚生労働省（外部リンク）