ヘルパンギーナの感染にご注意ください
ヘルパンギーナが流行しています
現在、中部保健所管内において、ヘルパンギーナの定点報告数が増加傾向にあり、8月11日時点で定点あたり5.67人(警報値:定点あたり6.0人以上)に達しています。
ヘルパンギーナとは
のどや口の中の粘膜にあらわれる水ぶくれのような発疹や発熱を特徴とした、乳幼児がかかりやすい夏かぜの代表的な病気の1つです。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。
ヘルパンギーナの症状
ヘルパンギーナの原因となるウイルスに感染すると、2~4日の潜伏期間を経て38度~40度の高熱が出て発症します。同時にのどの痛みもあらわれ、発熱が1~3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などの症状もあらわれます。のどや口の中に直径1~5mm程度の水ぶくれができ、それが破れると強い痛みがあります。十分な水分や食事がとれにくくなるため、脱水に注意が必要です。
通常は2~3日以内に回復しますが、発症4週間後くらいまでは便からウイルスが排泄されます。
ヘルパンギーナの治療法
ヘルパンギーナに特効薬や特別な治療方法はないため、基本的には経過観察を含め、症状に応じた対症療法となります。
特に十分な水分や食事がとれにくいため、かまずに飲み込める刺激の少ない食べ物やのどごしの良い冷たい飲み物を与えるなど、少しでも食べやすい工夫をして、脱水を予防しましょう。
感染を拡げないために
ヘルパンギーナには、ワクチンによる予防や特効薬が今のところありません。
感染を予防するために、
- 手洗いや消毒、うがいをこまめに行うこと
- トイレ後やおむつ交換後は十分に手指消毒を行うこと
- マスクを着用すること
などの感染対策に取り組みましょう。
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