119番とは?
119番についての「疑問?」
ここでは119番についての疑問について紹介します。
119番とは
119番とは、火災が発生した時や急病人、けが人が出た時に消防車や救急車を呼ぶための
緊急通報専用電話番号です。
電気通信番号規則(平成9年11月17日郵政省令第82号)より抜粋
第11条(緊急通報)
緊急通報に関する電気通信番号は、次のとおりとする。
- 警察機関への通報については、110とする。
- 海上保安機関への通報については、118とする。
- 消防機関への通報については、119とする。
緊急通報の機能
電気通信事業者は、緊急通報(110,118,119)を扱う際には次の機能を持つことを義務付けられています。
- 管轄の緊急通報受理機関(警察、海上保安庁、消防)へ接続する機能
- 発信者の位置情報等を通知する機能
- 回線を保留または呼び返し等を行う機能
119番の歴史
119番は、「火災報知専用電話」とも呼ばれ、その歴史は大正時代にまでさかのぼります。当時の番号は、112番でしたがダイヤルするのに掛け間違う人が多く、昭和2年に現在の119番へと変更されました。その当時は、消防業務を警察機関が行っておりました。
戦後の昭和23年に警察から分離し、消防独自で業務にあたるようになりました。(自治体消防の発足です。)
はじめに「火災報知専用電話」と記載しましたが、現在は火災を問わず、救急要請や救助要請など、その他の緊急通報専用電話として広く活用されています。
119番を掛けると、どこにつながる?
花巻市で携帯電話を除く一般電話(固定電話)や公衆電話で119番をかけると、花巻市消防本部にある消防指令センターへつながります。
近くの消防署などにつながると思う方もいらっしゃいますが、他の地域でもほとんどが管轄消防本部の消防指令センターや通信指令室につながります。
具体的には、NTT局舎で区分けされています。
携帯電話で119番を掛けると、どこにつながる?
携帯電話で119番をかけると花巻市であれば基本的に、花巻市消防本部へつながります。
しかし、市境では、隣接する盛岡消防本部(岩手県央消防指令センター)や北上消防本部(岩手県央消防指令センター)につながる場合があります。
過去の例では
- 山の神、大谷地、南城、南笹間は北上消防(岩手県央消防指令センター)へ
- 大瀬川、上口は盛岡消防(岩手県央消防指令センター)へ
と、繋がることが多く見られます。
GPS機能付きの携帯電話が普及していますが、電波の受信条件により誤差が生じます。
(詳しくは位置情報通知システム(統合型)をご覧ください)
携帯電話は、電波の状態で通話が切れてしまうことがあります。出来る限り屋外に出て通報するか、室内の場合は窓際で通報をしてください。
- GPS機能付きの場合は、屋外の方が精度の高い位置情報が通知されます。
- GPS機能が付いていない場合や一部のスマートフォンの場合
スマートフォンからの119番通報については、一定の位置情報は通知されますが情報には誤差が大きいため、聞取りが不可欠となっています。
携帯電話は、声が小さく聞き取りにくいことが多いので、通報を受理した職員が何度も聞き直すことがあります。
正確に場所を特定出来ないと、必要な消防隊の数、救急隊を出場させる事ができませんので、ご理解をお願いいたします。
119番の日(ひゃくじゅうきゅうばんのひ)とは
消防全般に対する正しい理解と認識を深め、住民の防災意識の高揚を図ることを目的として設けられた記念日で、毎年11月9日が「119番の日」です。
1987年(昭和62年)に自治体消防発足40周年を機に、消防庁によって制定されました。
消防・救急に関する緊急通報である119番にちなんだ語呂合わせです。(ちなみに、警察の「110番の日」は1月10日です。)
この日には、防火意識の喚起とともに、適正かつ迅速・的確な119番通報を呼びかける啓発活動が行われ、 また、秋の全国火災予防運動の初日でもあります。(11月9日から15日までの一週間)
119番通報から出動までの流れ
ここでは119番をかけてから、出動までの流れを紹介します。
皆さんが119番をかけると、消防本部の通信指令室にある消防指令センターにつながります。
通信指令員(通報受付担当)に
- 災害の種別(火災か救急など)
- 場所やその家の世帯主の名前
- 災害の状況
などを伝えると、通信指令員はそれらを通報者の方から話を聞きながらコンピュータに
情報を入力していきます。
(災害種別、住所を入力した時点で、全署所に出場準備のための「予告指令」が流れて、
出場準備にかかっています。)
と同時に、その現場付近の地図がディスプレイに表示され、もう一つのディスプレイには
災害種別に応じた出動部隊を自動編成して、災害指令画面が立ち上がります
それらを確認し、さらに、災害の規模を選択したうえで「出動指令」ボタンを押下すると、各署に出場指令が流れ、火災時には消防団や関係機関に火災発生を知らせる電話連絡が始まります。
出場準備を終え、待機している消防隊や救急隊は地図の記載された「出場指令書」を持って出場します。
(この間、通報者の電話は切断されることなく通話が継続されています。救急要請などでは、応急手当を指導するためそのまま通話を切らないで指導することもあります。)
通報から出動まで
(1)119番通報
(2)119番受付
(3)住所から災害地点決定
(4)通報内容から災害種別を決定
(5)出動指令(本指令)
(6)出動
関連情報
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