日常的な応急手当のしかた
外傷
- 外傷を受けて意識のないときは、「絶対安静」が原則。
ただし、外傷を受けた方が、危険な場所に倒れている場合や出血が ひどい場合は、頭を動かさないようにして静かに移動させます。 - 気道を確保して、呼吸がしやすいようにする。
- ベルトなどからだを締めているものはゆるめ、呼吸がしやすいようにする。
やってはいけないこと
- 意識のない人をゆさぶったり、動かしてはいけない。
- 抱き起こしたり、水を飲ませたりしない。
切り傷
- 大きな出血のときはまず止血する。
- 小さい傷はそっと押さえ、深い傷は力を入れて抑える。
- 止血は、清潔なガーゼやハンカチを傷口に当てて押さえ圧迫する。
- 圧迫した手足を心臓より上に持ち上げると止血しやすい。
すり傷
- きれいな水で汚れを洗い流し、傷口のまわりを消毒。
- 傷口にガーゼをあて、ばんそうこうを貼るか、包帯をまく。
やってはいけないこと
- あわてて傷口を押さえないこと。
- 傷口の圧迫に脱脂綿やちり紙を直接傷口にあてない。
やけどの場合の応急手当
やけどの程度を判断
1度:皮膚が赤くなりひりひりする。
2度:水ぶくれができる(比較的痛みが強い)
3度:皮膚が白っぽくなる(痛みがなくなる)
- すぐに水で冷やす。10分以上、痛みがなくなるまで。
- 着衣はぬがせないで、そのまま冷やす。
- 水ぶくれはやぶらないこと。
思いやけどの場合はできるだけ早く専門医につれていく。
化学薬品によるやけどの場合
- 着衣を脱がす。
- 水道水などで十分洗い流す。
- 目に入った場合も洗い流す。(絶対にこすってはいけない)
やってはいけないこと
- やけどの皮膚は細菌感染を起しやすいので、患部に触れたり薬を塗ったりしない。
- 民間療法は厳禁。(油、しょうゆを塗るとか)
子どもがのどに異物をひっかけたとき
- 呼吸困難の有無を確認する。
- 呼吸困難の場合は、頭が下になるような姿勢にし、口を開いて異物を取り出す。
- 異物を取り出しても呼吸が止まっていれば、人口呼吸、心臓マッサージをする。
のどにモチをつまらせたとき
意識のあるとき
- せなかをたたく
- 左右のわき腹を圧迫する
意識がないとき
1と2は、「意識があるとき」と同じですが、それでもとれないときは、口を開けて指でとりだす。
感電
- 意識があるか確認する。(意識があればまずは大丈夫)
- やけどが見られるときはよく冷やしてからガーゼなどで保護し、病院へ。
- 意識がないときはただちに人工呼吸、心臓マッサージを行う。
ガス中毒
- 窓や戸を開け放つ(開かないときはガラスを割る)
- ガスの元栓を締める。
- 風通しのいい場所へ移し、呼吸、脈拍を観察する。
- 呼吸がとまっていれば、人工呼吸を行い救急車を呼ぶ。
やってはいけないこと
電気のスイッチを入れたりしない。(厳禁)
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