消防指令センターの概要
消防指令センター
消防本部3階にある消防指令センターは、花巻市の消防・救急業務の中枢施設です。市内からの119番通報や火災、救急、救助など災害に関する情報が集約され、各署所や現場活動中の隊員に対し、的確・迅速な指令伝達を行っています。

消防指令センターには常時3名の職員が24時間体制で配置され、火災、交通事故、急病などによる119番通報に的確に対応しています。 近年、花巻市を訪れる外国人観光客数は増加傾向にあり、外国語での119番通報に対応するため、消防指令センターから民間通訳サービスに電話を繋ぎ、通報者と三者通話を行う多言語通訳サービスを導入しています。 また、身体に障がいのある方でも緊急通報をしやすいようにスマートフォンや携帯電話のインターネット接続機能を利用したNET119緊急通報システムやファクスからの119番にも対応しています。
指令系装置
指令台

指令台といいます。
自動出動指定装置、地図等検索装置、指令無線マルチパネル、無線ハードキーで構成されています。
前後列2席の合計4座席あります。


指令制御装置と、位置情報通知システム(統合型)

指令制御装置は、指令台の回線制御、無線制御、データ制御等の各種機能を制御するもので、消防指令センターの中枢装置です。位置情報通知システム(統合型)は、通報者の位置情報を特定し、地図上に通報位置を反映させます。
車両運用端末装置(AVM)

消防車や救急車に積載の車両運用端末装置(AVM)は、出動指令を自動で受信し、地図や指令内容を出動車両に表示します。地図が表示される画面はタッチパネルになっており、モニタのボタンを操作することで、出動や現場到着、帰署などの活動動態を送信できるほか、水利位置・病院・要支援者情報等の支援情報が表示できます。
また、指令センターとメッセージを送受信することも可能です。
指令センターの補助装置

聴覚に障がいがある方や言葉が話せない状況にある方でも、ファクスを119番するだけで緊急通報ができます。

聴覚や発話などに障がいのある方が、スマートフォンや携帯電話のインターネット接続機能を利用して行う緊急通報システムです。

システム監視装置です。
システム全体の監視を行い、障害発生時は警告アラームで早期周知をはかります。
センター内の機器だけではなく、各署所、無線基地局の障害発生を感知し、発生箇所が指令センターから判るようになっています。

装置)
総合防災情報ネットワーク(衛星系)の電話機やファクスなどの装置です。
県や各市町村と緊急時の連絡や、防災情報の受信も行います。

気象観測装置です。
記録監視だけでなく、設定した基準値を超えた場合などに通知する警報設定が可能です。

長時間録音装置です。
119番通報、音声指令、無線交信等、指令台で取り扱う全ての通報内容を、時刻と共に自動で録音を行います。

総合防災情報ネットワーク装置です。
気象予警報や、土砂災害情報、地震速報などを電子メールで受信し、自動印刷します。

左から、地震計、中山・小倉山トンネル災害通報受信盤、大型サイレン吹鳴装置です。
花巻市で観測された地震の震度情報のうち材木町とは、花巻市消防本部で観測した数値です。

庁舎の監視モニターです。
出動状況の把握などに活用している他、各分署・分遣所に設置された、駆け付け通報装置を監視しており、通報者を確認することができます。
非常用電源

48ボルト非常電源です。
このほか無停電電源装置もあり、非常用発電装置が稼動するまで電源が遮断することを防ぎます。

非常用発電装置です。
停電時は自動で起動し、電源を供給します。
その他の機器

屋外出動表示灯です。
出動時は、回転灯の点滅と電光表示板で出動を知らせます。通常時は、時節ごとに防火情報を流しています。

各消防署・分署・分遣所の指令端末装置です。
出動指令を受けると、中央右側のプリンターから、地図付の出動指令書が出力されます。上部壁掛式の大型ディスプレイには、災害現場の地図が表示されます。

IP無線機です。
指令センターに統制局、各車両及び携帯局を配備しており、消防救急デジタル無線の不感対策等に利用しております。一斉通話、グループ通話及び個別通話が可能であり、状況に合わせたフレキシブルな運用が可能です。
また、ドコモのLTE通信網を利用しているため災害時等の通信規制を受けにくいのが特徴です。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
消防本部警防課
〒025-0098 岩手県花巻市材木町12番6号
電話:0198-22-6124(ダイヤルイン) ファクス:0198-22-5549
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