着衣着火による火災にご注意ください!
着衣着火とは
着衣着火とは、自分の着ている服に火が燃え移ってしまうことで次の例のようなものが挙げられます。
- 仏壇のロウソクを手で扇いで消そうとしたら服に火が燃え移った。
- ストーブ等へ給油する際に燃料を着衣にこぼし、そのまま着火したところ燃料をこぼした部分に火が燃え移った。
- 花火で遊んでいたら、他の人の花火の火が服に燃え移った。
- 調理中、袖口にコンロの火が燃え移った。
着衣に火が燃え移るとパニックに陥る場合が多く、消火が遅れると重度のやけどになり、場合によっては死に至る場合もあります。
着衣着火防止のポイント
着衣着火には様々な原因がありますが、その中でも代表的な注意点は以下のとおりです。
- 火を使用する際はマフラー、ストールを外す。すそや袖の広がった服を着ない。やむを得ない場合は炎に触れないよう細心の注意を払う。
- 防炎加工製品のエプロンやアームカバーを着用する。
- 高齢者や子どもが火を使う場合は周囲の人が注意を払う。
- 暖房器具へ給油する際に燃料を衣服等へこぼした場合は、こぼした衣服を着たまま着火を行わない。
もしも着衣着火してしまったら
着衣着火してしまった場合、水をかぶる、水をかけるといった水を使用した消火方法は効果的です。
しかし、周囲に水がない場合や、服に火が着いた人がパニックを起こして走り回っている場合はどうしましょう?
そこで有効な対処法が「ストップ、ドロップ&ロール」「止まって、倒れて、転がって」です。
これはアメリカの消防士たちが考えた着衣着火した際の消火方法で、アメリカの子ども向けの防災教育にも採用されています。
「ストップ」、「止まって」
慌てて走ってはいけません。走ることによって風が起こり火が消えづらくなります。
「ドロップ」「倒れて」
地面に倒れこみ、燃えているところを地面に押し付けるように体と地面をくっつけます。
「ロール」「転がって」
地面に倒れたまま、左右へ転がります。空気を遮断することで窒息消火の効果があります。
可能であれば、顔に手を当てて顔のやけどを防ぎましょう。
その後の対処方法
着衣の火が消えた後はすぐに消防署(119)へ通報してください。
また、やけどをした場合は水道の流水で冷やしてください。消防署へ連絡した際にやけどの状態を伝え、電話の指示に従ってください。
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