ラットランド市・花巻市姉妹都市提携30周年記念市民ツアーの様子をご紹介します
姉妹都市提携30周年を記念して、公式・市民訪問団がラットランド市を訪れました
平成28年10月15日土曜(現地時間)に行われた姉妹都市提携30周年記念式典に合わせ、10月13日木曜から19日水曜にかけての7日間、ラットランド市を訪れる市民ツアーが催行されました。現地で合流の方も含め、総勢32名での訪問となりました。訪問団一行とラットランド市の皆様との交流の様子を、一部ご紹介いたします。
平成28年10月13日木曜 出発
ついに出発の日を迎え、新花巻駅に集合した一行。旅はこれからですが、ラットランドの皆様へのお土産品がいっぱいに詰まった重い荷物が目立ちます。日付変更線を越え、バーリントンでの1泊を含めると所要時間はおよそ丸2日。ラットランドへ向け、長旅が始まりました。
大きな期待と荷物を抱え、新花巻駅に集合。
はやぶさ104号でいざ出発!期待感が膨らみます。
長旅には団結力が不可欠。成田空港で円陣を組みました。
デトロイト空港で国内線に乗換。なんと空港内を電車が走っています。
現地時間13日夜10時頃、バーリントン空港に到着。夜遅く、またラットランドからは車で1時間半ほどかかるにも関わらず、関係者の方々がお出迎えしてくださいました。
この日はバーリントンのホテルに宿泊。長旅お疲れ様でした。
平成28年10月14日金曜 ラットランド市到着
バーリントンのホテルで一夜を過ごし、迎えのバスでいよいよラットランド市へ。晴天に恵まれ、美しい紅葉に囲まれた美しいラットランド市の景色と、関係者の皆様のあたたかい笑顔が一行を迎えてくださいました。
最初の訪問先はラットランド市役所。情緒ある美しい建物です。
ローラス市長からラットランド中心街を描いた絵画のプレゼント。
ラットランド市議会議場で集合写真。
昼食はラットランドミドルスクールの図書館で。生徒会の皆さんが用意してくださいました。
石鳥谷・ラットランド友好協会から絵手紙風のプレゼント。
ラットランドハイスクールで30周年記念の大理石ベンチをお披露目。対となるベンチが石鳥谷中学校に設置されています。
ジャパンクラブの生徒の皆さんと書道などを通じて交流しました。
夜はRISE(Rutland Ishidoriya Students Exchange)主催の歓迎会。石鳥谷・ラットランド友好協会の皆様が「雨ニモマケズ」の朗読を披露しました。
過去の派遣生から、訪問団一人ひとりにプレゼントを手渡し。笑顔で握手を交わします。
平成28年10月15日土曜 記念式典・祝賀会当日
ツアー3日目はラットランド市内や様々な施設を見学。消防署や警察署、ファーマーズマーケット(朝市)も訪れ、ラットランド市の人々の暮らしに触れました。夜には記念式典と祝賀会が開かれ、200人近い関係者が出席。懐かしい面々との再会に、満面の笑顔がこぼれます。
ラットランド消防署を訪問。消防士さんの丁寧な案内で、施設や消防車をじっくり見学させていただきました。
ラットランド中心街の広場で行われるファーマーズマーケット。新鮮な野菜や種類豊富なメープルシロップなど、色とりどりの品物がずらり!
エナジーイノベーションセンター。太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用を推進、実行している施設です。
ラットランド警察署を見学。パトカーは車体も大きく、サイレンも大迫力です。
チャフィーアートギャラリー。企画展では時代を反映した風刺画が数多く展示されていました。
ラットランド歴史協会。展示のみならず、かつて消防署として使われていた建物自体もラットランドの街が形作られたその歴史を思わせます。
記念式典にて、上田市長からローラス市長へ記念品の藍染タペストリーが贈呈されました。石鳥谷まつりの山車の姿が、藍の地に色鮮やかに染め抜かれています。
会場に響き渡るときめき会の皆様による民謡。1曲が終わるたびに、大きな拍手が沸き起こりました。
石鳥谷音頭に合わせ、参加者が輪になり踊ります。会場が一体となり、自然と皆が笑顔になりました。
平成28年10月16日日曜 ラットランド市出発
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、ラットランド市を離れなければならない日となりました。ここまで晴天に恵まれていたラットランド市ですが、この日は一転して一行の心境を映したかのような小雨の降る曇り空。最後まで手を振って見送ってくださる関係者の皆様に再会を約束し、一行は名残を惜しみながらラットランド市を後にしました。
6月に花巻を訪れた派遣生が見送りに来てくれました。また花巻で会いましょう!
雪よけの屋根が付いた橋。なんと1842年の建造物で、ほかにもバーモント州内に数か所残っているそうです。
バーモント大理石博物館へ。美しい彫刻作品のほか、大理石産業の歴史も学べます。
大理石彫刻の体験に挑戦。思ったより硬く、職人さんの技術の高さが伺えます。
キリントンスキー場でゴンドラに乗込み、山頂へ。
あいにくの曇り空ながら、紅葉に染まる街並みが雲の下に広がる様も神秘的です。
再会を固く約束し、キリントンスキー場で皆様に別れを告げます。
バーリントン空港で国内線にチェックイン。どこか親近感のわくバーモントの風景にも、ここでお別れです。
ニューヨークに到着すると、風景は一変。天まで伸びるビルの明かりを見上げます。
平成28年10月17日月曜 ニューヨーク市滞在
この日は一日自由行動。参加者の皆さんは活気あふれるニューヨークの街を思い思いに楽しみました。ここでは、ニューヨーク市内観光のオプショナルツアーに参加された皆さんの様子を一部ご紹介します。
車内から市内を見学した後、ソーホー地区にて下車。
ガイドさんの軽快な解説で一行の足取りも軽く進みます。
9.11同時多発テロの現場跡地に建つワン・ワールド・トレードセンター。日本人建築士の方の設計です。元のビルが建っていた場所には慰霊モニュメントが設置され、多くの人々が平和への祈りを捧げます。
フェリーに乗り込み、船上からニューヨークの街を眺めます。
自由の女神像。意外ですが、船で近づかないとあまり大きく見えません。
活気にあふれ、賑やかなタイムズスクエア。
セントラルパークでは、マンハッタンの街を支える頑丈な岩盤がむき出しに。
最後の夕食は有志でテーブルを囲みました。
眠らない街、ニューヨークで過ごす最後の夜です。
平成28年10月18日火曜 出国
いよいよアメリカを離れる日となりました。お土産と思い出の品々で出発時よりもさらに大きくなった荷物をお供に、日本への帰路につきます。
ホテルの出発はなんと朝5時30分。心なしか寝不足気味の面々です。
チェックインはまたもや長蛇の列。重量制限ギリギリの荷物がほとんどです。
ラガーディア空港からミネアポリスを経由し、成田へ。朝8時の朝日が眩しいニューヨークに別れを告げます。
平成28年10月19日水曜 帰国、花巻に到着
飛行機の中で日付変更線を越え、日本時間平成28年10月19日水曜の午後1時30分頃、一行は成田空港に無事到着しました。成田エクスプレス、東北新幹線に順調に乗換え、午後8時30分頃新花巻駅に到着。怪我なく、大きなトラブルもなく、小さなトラブルは皆の協力で乗り越え、全員が無事に到着しました。
乗換えまでの空き時間に、大きな荷物は宅配便で送ってしまいます。
はやて113号で新花巻駅へ。旅も最終盤です。
新花巻駅到着。解散式を行い、7日間の長旅を締めくくります。
最後の集合写真。心なしか、出発時よりも一体感が増したよう。
思い出話をお土産に解散します。皆さん、ご自宅までどうぞご安全に。
見慣れた景色に安心感を覚え、帰路につきます。
おわりに
この度のラットランド市・花巻市姉妹都市提携30周年記念事業では、ラットランド市の関係者の皆様に多大なるご協力を賜り、盛大に30年の節目の年を祝うことができました。加えて、滞在期間中は様々な場面で懐かしい面々にお会いすることができ、関係者の皆様のお心遣い、ご尽力を節々に感じました。提携当時の関係者から今年花巻を訪れたばかりの派遣生まで、幅広い世代が一堂に会し、この30年の歴史と友好関係の貴重さを再確認したことにより、次の時代の交流がより発展していく足掛かりとなったように思います。
ラットランド市関係者の皆様、ツアーにご参加くださった皆様、ツアー催行にご尽力いただきました近畿日本ツーリスト東北株式会社様、そしてご協力いただきましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
たくさんのご協力、ありがとうございました。
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