日常的な応急手当のしかた

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ページ番号1018838  更新日 令和5年12月4日

外傷

  1. 外傷を受けて意識のないときは、「絶対安静」が原則。
    ただし、外傷を受けた方が、危険な場所に倒れている場合や出血が ひどい場合は、頭を動かさないようにして静かに移動させます。
  2. 気道を確保して、呼吸がしやすいようにする。
  3. ベルトなどからだを締めているものはゆるめ、呼吸がしやすいようにする。

やってはいけないこと

イラスト:出血

  • 意識のない人をゆさぶったり、動かしてはいけない。
  • 抱き起こしたり、水を飲ませたりしない。

切り傷

  1. 大きな出血のときはまず止血する。
  2. 小さい傷はそっと押さえ、深い傷は力を入れて抑える。
  3. 止血は、清潔なガーゼやハンカチを傷口に当てて押さえ圧迫する。
  4. 圧迫した手足を心臓より上に持ち上げると止血しやすい。

すり傷

  1. きれいな水で汚れを洗い流し、傷口のまわりを消毒。
  2. 傷口にガーゼをあて、ばんそうこうを貼るか、包帯をまく。

やってはいけないこと

  • あわてて傷口を押さえないこと。
  • 傷口の圧迫に脱脂綿やちり紙を直接傷口にあてない。

やけどの場合の応急手当

やけどの程度を判断

1度:皮膚が赤くなりひりひりする。
2度:水ぶくれができる(比較的痛みが強い)
3度:皮膚が白っぽくなる(痛みがなくなる)

  1. すぐに水で冷やす。10分以上、痛みがなくなるまで。
  2. 着衣はぬがせないで、そのまま冷やす。
  3. 水ぶくれはやぶらないこと。

思いやけどの場合はできるだけ早く専門医につれていく。

化学薬品によるやけどの場合

  • 着衣を脱がす。
  • 水道水などで十分洗い流す。
  • 目に入った場合も洗い流す。(絶対にこすってはいけない)

やってはいけないこと

  • やけどの皮膚は細菌感染を起しやすいので、患部に触れたり薬を塗ったりしない。
  • 民間療法は厳禁。(油、しょうゆを塗るとか)

子どもがのどに異物をひっかけたとき

  1. 呼吸困難の有無を確認する。
  2. 呼吸困難の場合は、頭が下になるような姿勢にし、口を開いて異物を取り出す。
  3. 異物を取り出しても呼吸が止まっていれば、人口呼吸、心臓マッサージをする。

のどにモチをつまらせたとき

意識のあるとき

  1. せなかをたたく
  2. 左右のわき腹を圧迫する

意識がないとき

1と2は、「意識があるとき」と同じですが、それでもとれないときは、口を開けて指でとりだす。

感電

イラスト:感電注意

  1. 意識があるか確認する。(意識があればまずは大丈夫)
  2. やけどが見られるときはよく冷やしてからガーゼなどで保護し、病院へ。
  3. 意識がないときはただちに人工呼吸、心臓マッサージを行う。

ガス中毒

イラスト:ガス中毒

  1. 窓や戸を開け放つ(開かないときはガラスを割る)
  2. ガスの元栓を締める。
  3. 風通しのいい場所へ移し、呼吸、脈拍を観察する。
  4. 呼吸がとまっていれば、人工呼吸を行い救急車を呼ぶ。

やってはいけないこと

電気のスイッチを入れたりしない。(厳禁)

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