ハンドボールについて

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1010908  更新日 令和1年12月11日

競技の歴史

ハンドボールは19世紀の終わりに北欧やドイツで体系化されました。20世紀初めに北欧(デンマーク)で7人制が、ドイツで11人制の規則が考案されました。当初は11人制が主流であり、1936年のベルリンオリンピックでもハンドボールは屋外競技として実施されています。

その後、徐々に7人制の方が主流となり、1972年のミュンヘンオリンピックでは屋内競技として実施され、以降はオリンピック競技として定着し、現在に至っています。

日本では1922年(大正11年)、東京高等師範学校教授であった大谷武一氏が欧州視察から帰国し、大日本体育学会において紹介したのが始まりです。

競技スポーツとして確立したのは、1938年(昭和13年)に日本ハンドボール協会が設立されてからであり、当初は11人制が行われていました。1950年代後半から世界的な傾向にならい、次第に7人制が普及していきます。1963年(昭和38年)には全面的に7人制へと統一され、現在に至っています。

競技の見どころ

ハンドボール

ハンドボールは走・跳・投などのあらゆる運動要素が要求されるスポーツです。

コート上では各チームの7人のプレーヤー(コートプレーヤー6人、ゴールキーパー1人)が得点を競い合います。

ゲームは、センターライン上でのスローオフによって開始され、プレーヤーはパスやドリブルによってボールをコントロールし、相手のゴールへシュートして入れば得点(1点)となります。ディフェンス側は相手チームの攻撃を防ぎ、ボールを獲得したらすぐ攻撃活動に切り替えます。

ハンドボールの見どころは、攻撃から防御へ、防御から攻撃へと変化に富むスピーディーなゲーム展開です。またチームによってオフェンスシステム・ディフェンスシステムが異なり、多彩なゲーム展開がみられるのも特徴です。

近年のルール改正により、コート上にコートプレーヤーを7人出すことが可能となりました。(この時ゴールキーパーはベンチに下がらなくてはなりません。)これまでとは違った攻防がみられるかもしれません。この点にも注目してみてください。

競技のルール

コートについて

  • 【コートの大きさ】40メートル×20メートル
  • 【ゴールラインの大きさ】高さ2メートル×幅3メートル
  • 【ゴールエリアライン】ゴール前方6メートル
  • 【7メートルライン】ゴールラインから7メートルの距離で長さ1メートル
  • 【交代ライン】センターラインから長さ4.5メートル

競技時間

  • 【正規の時間】高校生以上は、前半30分、後半30分。中学生は、前半25分、後半25分。休憩時間は、10分または15分。
  • 【延長】正規の時間で勝敗が決まらない場合は、5分の休憩ののち前半5分、後半5分の計10分間。

チーム

  • 【ゲーム人数】1チーム7名(CP6名、GK1名)≪注≫ CPは「コートプレーヤー」、GKは「ゴールキーパー」
  • 【選手の交代】交代エリアから自由
  • 【ユニフォーム】CPとGKが異なる対照的な色

ボールの扱い方

  • 【身体の使用部分】膝から上
  • 【ボールの保有時間】3秒まで
  • 【ステップの範囲】3歩まで。ジャンプしてキャッチし、着地した脚は0歩。
  • 【キック】ボールに膝から下で触れることは反則。

スロー

  • 【スローオフの仕方】試合開始、失点後はセンターライン中央からレフェリーの合図後3秒以内に行う。相手選手は3メートル以上離れなければいけない。

罰則

  • 【退場】反則や危険行為が繰り返された時には2分間の退場となる。交代出場はできない。

レフェリー

  • 【警告】反則や反スポーツマンシップ行為にはイエローカードが提示される。
  • 【失格】重大な違反、反スポーツマンシップ行為、同一選手が3回退場を受けた時にはレッドカードが提示される。
  • 【権限】同等の権限を持った2名によりジャッジする。罰則など異なった判定になった時は重いほうの罰則を適用する。

反則

プッシング

【プッシング】   
相手を押す、突き飛ばす。


【オーバーステップ】
ボールを持って4歩以上歩く。


ハッキング

【ハッキング】
相手の手や腕をたたく。


ダブルドリブル

【ダブルドリブル】
ドリブルしたボールを一度持って、再度ドリブルをする。


【7メートルスロー】
明らかな得点機会を阻止された時、守備側選手が攻撃を止めようとゴールエリアに入った時などに与えられる。

【フリースロー】
7メートルスロー以外の違反に対して与えられる。


ライン

【ラインクロス】
プレイヤーがゴールラインに侵入すること。


【オーバータイム】
3秒より長くボールを保持すること。


パッシブ

【パッシブプレー】
攻撃しよう、あるいはシュートしようという意図を示さないでチームがボールを保持しようとすること。

このページに関するお問い合わせ

令和2年度全国高等学校総合体育大会 花巻市実行委員会
〒025-8601 岩手県花巻市花城町9番30号(生涯学習部スポーツ振興課内)
電話:0198-41-3594(直通)
ファクス:0198-22-3448
メール:inter-high2020@city.hanamaki.iwate.jp
スポーツ振興課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。