友好都市学校給食交流を実施しました（1月25日から29日）

花巻市友好都市交流委員会の主催により、平塚市都市提携委員会、十和田市新渡戸友好都市交流委員会と、三市の教育委員会にご協力いただき、友好都市学校給食交流を今年度初めて実施しました。花巻市の学校給食では平塚市と十和田市の料理を、平塚市と十和田市の学校給食では花巻市の料理を提供し、児童に食べてもらうことによりお互いの市について理解、興味を持ってもらい、将来の友好都市交流の活性化を図ることを目的とした事業です。
花巻市では、全国学校給食週間に合わせて1月25日（月曜）から29日（金曜）にかけて、各学校給食センターごとに異なるメニューの友好都市の料理を市内すべての学校給食で提供し、献立表に友好都市についての説明を掲載しました。平塚市では「ひっつみ」が、十和田市では「きりせんしょ」と、花巻市から提供した雑穀料理のレシピを参考にして、雑穀を加えた「ミネストローネ」が提供されました。

（注）友好都市の料理とは各市の郷土料理や、特産品を用いたレシピの料理です。平塚市産、十和田市産の食材を使用したものではありません。

矢沢小学校での給食の様子

花巻市友好都市交流委員会の会員となっていただいている花巻市立矢沢小学校の5年生の皆さんに、給食を食べている様子の取材とアンケートへの回答にご協力いただきました。矢沢小学校では1月28日（木曜）に平塚市の料理、29日（金曜）に十和田市の料理が提供されました。平塚市の料理としては、平塚市であじ、しらす、小松菜が多くとれることから「あじフライ」と、しらすと小松菜の「煮びたし」が、十和田市の料理としては、B-1グランプリでゴールドグランプリを受賞したことがある「バラ焼き」と、青森県の郷土料理である「せんべい汁」が提供され、皆さんとてもおいしそうに食べていました。
回答いただいたアンケートでは、「あじフライがサクサクしていておいしかった」、「煮びたしの小松菜やしらすがおいしかった」、「バラ焼きの味付けがおいしくてご飯と良く合った」、「せんべい汁のせんべいがもちもちして食感が良く、おいしかった」などの感想をいただきました。また、平塚市と十和田市が友好都市であることを知っていたか、という質問に対しての回答は、「どちらも知っていた」が3人、「平塚市は知っていた」が3人、「十和田市は知っていた」が3人、「どちらも知らなかった」が47人で、友好都市を知らなかった児童が多い結果となりました。矢沢小学校以外の学校でも友好都市について知らなかった児童が多かったと思われますので、今回の給食交流をきっかけに興味を持っていただき、今後の友好都市交流の活発化につながればと思います。

• 矢沢小学校アンケート結果 （PDF 131.3KB）
• （参考）矢沢学校給食センターの1月学校給食献立表 （PDF 694.3KB）

平塚市の小学校での給食の様子

平塚市の小学校では花巻市の料理としてひっつみが提供されました。平塚市都市提携委員会が取材した松延小学校のクラスでは、その日の献立の中でもひっつみが特に好評で、おかわりを待つ児童の行列ができるほど好評だったようです。松延小学校では、栄養士さんが作成した花巻市の紹介チラシを各クラスに配布し、給食中に担任の先生から説明があり、校内放送でも友好都市について、宮沢賢治について、フラワーロールちゃんについて、ひっつみについての説明があったそうです。取材した児童のほとんどが花巻市が友好都市であることを知らなかったそうですが、今回の活動をきっかけに花巻市と交流事業に興味を持っていただきました。