ベルンドルフ市・花巻市友好都市提携60周年記念市民ツアーの様子をご紹介します
友好都市提携60周年を記念して、市民訪問団がオーストリア共和国ベルンドルフ市を訪問しました
令和7年10月12日(日曜)(現地時間)に行われた友好都市提携60周年記念式典に合わせ、10月10日(金曜)から10月14日(火曜)にかけて、18名がオーストリア共和国ベルンドルフ市等を訪問しました。訪問団一行とベルンドルフ市の皆様との交流の様子をご紹介します。
令和7年10月8日(水曜)新花巻駅出発、10月9日(木曜)成田空港出発・ウィーン到着
10月8日(水曜)新花巻駅に集合した一行は、成田空港に向かい、空港周辺のホテルに1泊。10月9日(木曜)、午前11時10分発オーストリア航空52便で出発し、日付変更線を越えて、18時20分過ぎにウィーン国際空港に到着。空港にはベルンドルフ・花巻友好都市協会の方々が出迎えてくださいました。
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成田空港で出発前の市訪問団
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ウィーン空港での友好協会の方々のお出迎え
令和7年10月10日(金曜)ウィーン視察・ベルンドルフ市庁舎にて歓迎式
午前中ウィーンを視察後、ウィーンからベルンドルフ市に向かい、市庁舎前で楽団による演奏に加えて大勢の方々による出迎えを受けました。市庁舎ではベルンドルフ市長ほか関係者の皆様による歓迎式を開いていただき、夜にはペンションでの歓迎夕食会が開かれました。
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市庁舎前で楽団の演奏による歓迎を受ける訪問団
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市庁舎での歓迎式の様子
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市庁舎にて歓迎式後の集合写真
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歓迎夕食会で交流する訪問団の様子
令和7年10月11日(土曜)ハイリゲンクロイツ視察・ベルンドルフ市内視察
午前中はベルンドルフ市の近郊にあるハイリゲンクロイツ修道院と、マイヤーリングを見学しました。午後にはベルンドルフ市内のグーグルツィプフ展望台、マルガレーテン教会、スティルクラッセンを見学しました。グーグルツィプフ展望台は472mの山の頂上にあり、展望台から見た様子が大迫町の向山から見た景色と似ていると言われているそうです。スティルクラッセンはベルンドルフ市の小学校で、市の産業の発展に大きく貢献したクルップ氏が私財を投じて建てた学校で、子供達が様々な異文化に触れられるようにエジプト様式やルネサンス様式、ゴシック様式など、1つ1つの教室の建築様式が異なるように設計されており、まるで博物館のような教室に訪問団は感動していました。
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ハイリゲンクロイツを見学する訪問団の様子
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グーグルツィプフ展望台の記念碑前
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グーグルツィプフ展望台から見た町の景色
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グーグルツィプフ展望台から手を振る訪問団
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スティルクラッセンの教室見学の様子(1)
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スティルクラッセンの教室見学の様子(2)
令和7年10月12日(日曜)市内視察・記念式典
ベルンドルフ市と花巻市(旧大迫町)が昭和40年10月12日に国際友好都市締結記念式典をを挙行してから、今年で60周年を迎えるこの日、午前中はベルンドルフ市民劇場、クルップ市立博物館、大迫広場を見学しました。市民劇場は、市内に金属洋食器工場を建設したクルップ家が、社員の娯楽のために建て、1898年に完成した劇場で、市の宝として今なお市民に愛されています。訪問団はクルップ市立博物館を見学し、クルップ家がどれほどベルンドルフ市の発展に貢献したかについて学び、その後に見学した友好を記念した東屋や記念碑のある大迫広場では、大迫町とベルンドルフ市の絆の深さを知ることができました。
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ベルンドルフ市民劇場を見学する様子
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記念碑前で集合写真をとる訪問団と関係者
午後には友好都市提携60周年記念式典が開催され、来賓として地方長官のクリスチャン・ペーホーファー氏、9月30日に本市を訪問された駐オーストリア日本国特命全権大使の岩間公典氏をお迎えし、両市の関係者合計約230名が出席。記念品の贈呈、両市関係者挨拶、ベルンドルフ市の児童生徒による楽器演奏や合唱披露など、様々なプログラムが実施されました。60年前は、約1万キロ離れたそれぞれの地で行われましたが、今回は一緒にお祝いすることができ、友情の絆がさらに深まる機会となりました。また、本市の派遣中学生にとっては、60年の交流の歴史の歩みと重みを感じる良い機会となったほか、岩間大使ご夫妻、随行した書記官の方と直接お話をする機会を得ることもでき、将来を考える上で大変貴重な経験となったようです。
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式典で挨拶をする両市関係者(1)
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式典で挨拶をする両市関係者(2)
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ベルンドルフ市の児童生徒による楽器演奏、合唱披露
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花巻市からの記念品(村田林蔵氏作の大迫の風景画)贈呈の様子
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ベルンドルフ市からの記念品(木製の本)贈呈の様子
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花巻市から感謝の記念盾贈呈の様子
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式典に参加した派遣中学生の様子
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式典参加者の交流の様子
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式典参加者の集合写真
令和7年10月13日(月曜)ギムナジウム校での歓迎会・市内視察
午前中にはギムナジウム校の歓迎会に出席。歓迎会では生徒達による合唱、ダンスを披露していただきました。花巻市からの派遣中学生は、花巻市の温泉、わんこそば、花巻まつり、偉人、大迫について英語で紹介しました。
午後には金属加工会社のベルンドルフバンドを見学し、最後となる夕食会では、訪問団から感謝の気持ちを伝えるとともに再会を願って、今後の交流継続を誓い合いました。
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ダンスを披露するギムナジウムの生徒達
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花巻市について紹介する派遣中学生
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ベルンドルフバンドの前での集合写真
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夕食会で一緒に大迫音頭を踊る両市関係者
令和7年10月14日(火曜)~10月15日(水曜)ベルンドルフ市出発・新花巻駅到着
ベルンドルフ市を出発する10月14日(火曜)、出発前に小学校の生徒達がサプライズの合唱のプレゼントで訪問団をお見送りしてくれました。感謝の涙と共にベルンドルフ市を出発し、友好協会のロールベック会長とロールベック会長のお父様に見送られながら、予定通りウィーン空港を出発。日付変更線を超えて10月15日(水曜)に帰国し、全員が無事に新花巻駅に到着しました。
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訪問団を見送るベルンドルフ小学校の生徒達
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新花巻駅に到着した訪問団
おわりに
ベルンドルフ市の友好協会をはじめとする多くの関係者の皆様のご協力により、盛大に60年の節目の年を祝うことができました。ベルンドルフ市における記念式典では、提携当時の関係者から直近の派遣生まで、この交流に携わってきた幅広い世代が一堂に会し、合併前の大迫町から続く60年の歴史と友好関係の貴重さを再確認することができ、また、今後もこの交流が継続されることを確信する機会にもなりました。
改めまして、ベルンドルフ市関係者の皆様、ツアーにご参加くださった皆様、そしてご協力いただきましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
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