花巻の遺跡(49)「庫理遺跡」を紹介します

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1025329  更新日 令和8年5月8日

花巻の遺跡紹介(49) 庫理遺跡

遺跡の概要

所在地

花巻市田力第7~9・12地割

遺跡範囲です
遺跡範囲

時代

縄文・古代

出土遺物

縄文土器・石鏃・土師器・須恵器

出土遺構

陥し穴・竪穴建物跡・土坑・焼土遺構・溝跡

報告書

  • 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書第302集
    庫理遺跡発掘調査報告書
  • 花巻市埋蔵文化財調査報告書第24集
    庫理遺跡発掘調査報告書

解説

庫理(くり)遺跡は花巻市田力(たちがら)にあり、市役所から北東に約5km、標高(ひょうこう)約176~178mの北上川右岸(うがん)に形成(けいせい)された自然堤防(ていぼう)上に立地(りっち)しています。
本遺跡は97年に圃場整備事業(ほじょうせいびじぎょう)に伴(ともな)い県埋蔵文化財(まいぞうぶんかざい)センターが、また98年には砂利採取(じゃりさいしゅ)に先立ち、花巻市教育委員会(きょういくいいんかい)がそれぞれ発掘調査を行いました。その結果、遺構(いこう)は縄文(じょうもん)時代の陥(おと)し穴1基、平安(へいあん)時代(約1,200~1,100年前)の竪穴建物跡(たてあなたてものあと)18棟(とう)や時期不明の土坑(どこう)10基、焼土(しょうど)9基などが見つかりました。遺物(いぶつ)は、土師器(はじき)や須恵器(すえき)などの他に金属(きんぞく)製品や縄文土器、石器(せっき)も数点出土しています。出土した土師器と須恵器の中には、墨(すみ)で文字が書かれた墨書(ぼくしょ)土器15点(「和」や「福」など)、さらにヘラや先の尖(とが)った道具で記号などを刻んだ刻書(こくしょ)土器が5点見つかりました。刻書土器の4点には水鳥(みずどり)がエサをついばもうとする姿が描(えが)かれており、市内では初めての出土例となりました。この他に、建物跡の床下から完形(かんけい)の長頸瓶(ちょうけいへい)3点が1ヶ所でまとまって出土しており、特別な儀式(ぎしき)などをする施設(しせつ)を有(ゆう)した遺跡かもしれません。

庫理遺跡シート1-1

庫理遺跡シート1-2

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容は参考になりましたか?
このページの内容はわかりやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
花巻市総合文化財センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。