花巻の遺跡(50)「曲谷地遺跡」
曲谷地遺跡
遺跡の概要
所在地
花巻市石鳥谷町滝田第8・9地割

時代
縄文・近世
出土遺物
縄文土器・石器類・土偶・土製品・陶磁器
出土遺構
柱穴・土坑・焼土遺構・埋設土器
報告書
- ○花巻市埋蔵文化財発掘調査報告書第15集
市内遺跡発掘調査報告書 平成23年度調査
南滝田遺跡・曲谷地遺跡
解説
曲谷地遺跡(まがりやち)は、花巻市石鳥谷町滝田(たきた)に所在(しょざい)し、稗貫川左岸(ひえぬきがわさがん)の河岸段丘(かがんだんきゅう)上に立地(りっち)します。南流(なんりゅう)する稗貫川が大きく西方へ流れを変える付近で、この一帯には比較的平坦(ひかくてきへいたん)な河岸段丘面が形成(けいせい)されており、縄文時代や奈良(なら)・平安(へいあん)時代の遺跡が数多く立地しています。本遺跡周辺は、リンゴ畑や水田(すいでん)といった農地(のうち)が広がっており、場所によっては畑地(はたち)で今でも地表(ちひょう)に多くの土器や石器を見ることができます。平成23年には当時、水田となっていた場所に個人住宅の建設が計画されました。当初は開田(かいでん)により遺跡は残っていないと思われていましたが、試掘(しくつ)の結果、多量(たりょう)の縄文土器が出土したために発掘(はっくつ)調査を行っています。調査では竪穴建物跡(たてあなたてものあと)等は確認できませんでしたが、縄文時代中期(ちゅうき)(約5,000~4,000年前)の埋設土器遺構(まいせつどきいこう)1基、焼土(しょうど)遺構1基、土坑(どこう)2基、近世(きんせい)と考えられる柱穴群(ちゅうけつぐん)48基などが検出(けんしゅつ)されました。出土した縄文土器は、中期中頃の深鉢形土器(ふかばちがたどき)が中心で、出土状態からみて、ここは集落(しゅうらく)の土器捨て場であった可能性があります。おそらく、集落の主体(しゅたい)は、もう少し北側の川に近い場所にあったものと考えられます。


PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
花巻市総合文化財センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
