総合文化財センター常設展示室の期間展示コーナーを更新しました

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ページ番号1018426  更新日 令和6年12月12日

常設展示室に期間展示コーナーを開設しました

早池峰の自然・文化・歴史・人のテーマから、企画展などで紹介した資料を展示します。
期間展示は、3か月程度で展示替えを行います。ぜひ、ご覧ください。

令和6年度の予定

開催期間・開催内容

期 間

期間展示コーナー1

早池峰の自然・文化・人

期間展示コーナー2

埋蔵文化財

8月 早池峰山植物関係資料 毒沢城跡(東和地区)
9月から11月 ベルンドルフ関係資料 蒼前堂遺跡(花巻地区)
12月から2月 たばこ史料館関係資料 稲荷神社遺跡(大迫地区)
3月から5月 山岳博物館関係資料

寺林城跡(石鳥谷地区)

 

期間展示コーナー1 早池峰の自然・文化・人

煙管と刻みたばこについて紹介します
煙管と刻みたばこについて紹介。
煙管と刻みたばこ関係道具
煙管や刻みたばこに関係する道具を展示しています。
煙管と刻みたばこについて紹介します
煙管と刻みたばこ

日本にたばこが伝わり、国内の人々へと広く普及(ふきゅう)して行く中、ヨーロッパのパイプや東南アジアの喫煙具(きつえんぐ)をまねて作られたものが煙管(きせる)だと考えられています。
たばこが伝わった当初は、煙管は持ち手にあたる羅宇(らう)の部分が長く、70センチメートルを越えるものもありました。葉たばこも粗(あら)く刻(きざ)まれており、たばこを詰(つ)めるための火皿(ひざら)も大きいものでした。
粗く刻まれていた葉たばこは、徐々(じょじょ)に細く刻まれるようになっていきます。19世紀前半には毛髪(もうはつ)ほどの細さになり「細刻(ほそきざ)みたばこ」と呼ばれるようになります。これは、より細かく刻むことで、日本人好みの味わいになることから生まれたといわれます。
細刻みたばこが広まると、煙管の火皿が小さくなり、大きさも携帯(けいたい)しやすいように小型化(こがたか)され20~30センチメートルのものが主流(しゅりゅう)となっていきます。

期間展示コーナー2 埋蔵文化財

花巻市大迫町内川目の稲荷神社遺跡から出土した遺物を紹介します
花巻市大迫町内川目の稲荷神社遺跡から出土した遺物を紹介
アスファルト入り土器出土状況写真(2005年度調査)
アスファルト入り土器出土状況(2005年度調査)
稲荷神社遺跡についての説明です。
稲荷神社遺跡について

立石遺跡と対となる祭祀遺跡?

稲荷神社遺跡(いなりじんじゃいせき)は、縄文時代後期(こうき)から晩期(ばんき)の祭祀(さいし)遺跡として有名な立石(たていし)遺跡とは稗貫川(ひえぬきがわ)を挟(はさ)んで川向かいになります。
平成19年(2007)には、住宅建設に伴(ともな)う発掘調査が行われ、縄文時代後期中葉(ちゅうよう)の方形配石住居跡(ほうけいはいせきじゅうきょあと)11棟(とう)、配石遺構10基(き)、列石(れっせき)遺構4基、石囲炉(いしがこいろ)2基などの遺構を確認し、通常の集落跡とは異(こと)なった様相(ようそう)をもつ遺跡です。
方形配石住居跡とした類似(るいじ)の遺構は、花巻市東和(とうわ)町の安俵(あひょう)6区遺跡や東北地方の各地でも見つかっていましたが、ほとんどが配石遺構として分類されています。
しかし、稲荷神社遺跡では、通常の住居跡と同じく石囲炉と柱穴を確認したため「住居」として分類しています。ただ、生活道具類があまり出土していないことから、日常的(にちじょうてき)に使われていたものではないかもしれません。

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このページに関するお問い合わせ

花巻市総合文化財センター
〒028-3203 岩手県花巻市大迫町大迫第3地割39番地1
電話:0198-29-4567 ファクス:0198-48-3001
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