手足口病の感染にご注意ください
手足口病が流行しています
現在、岩手県内において手足口病の感染者が増加しており、中部保健所管内の定点報告数は2024年第48週 (11月25日~12月1日)時点で1医療機関あたり13.50人となっています。
インフルエンザなどの様々な感染症が流行しやすい時期でもあるため、今一度感染対策に取り組みましょう。
最新の情報は下記リンクからも確認できます。
手足口病とは
手足口病は、口や手足などに発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。5歳以下の子どもが感染することが圧倒的に多く、主に夏に流行します。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。
特に、この病気にかかりやすい乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは集団感染が発生しやすいため注意が必要です。
手足口病の症状
感染してから3日から5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2mmから3mmの水ぶくれのような発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。
しかし、まれですが、髄膜炎、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、弛緩性麻痺など、様々な症状が出ることがあります。
手足口病の治療法
手足口病に特効薬や特別な治療方法はないため、基本的には経過観察を含め、症状に応じた対症治療となります。
しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、気持ち悪いと言う、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
感染を拡げないために
手足口病には、ワクチンによる予防や特効薬が今のところありません。
感染を予防するために、
- 手洗いや消毒をこまめに行うこと
- 排泄物を適切に処理すること
- 食器やタオル等の共用を避けること
などの感染対策に取り組みましょう。
また、手足口病は大人になってからも感染することがあり、その場合は子どもに比べて症状が強く出る場合がありますので、手足口病が疑われる症状が現れたら、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
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