宮沢賢治とエスペラント展

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ページ番号1016298  更新日 令和4年6月30日

イベントカテゴリ: 歴史・文化 宮沢賢治

開催エリア:花巻地域

~Kenji Miyazawa kaj ESPERANTO~

監修:大沢正善・大野眞男・岡村民夫・佐藤竜一
後援:一般財団法人 日本エスペラント協会

エスペラントとは、1887年にポーランドの眼科医ザメンホフが発表した人工国際語です。
当時のポーランドはロシアの支配下にあり、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人などが入り乱れて住んでいて、民族間の争いが絶えませんでした。そうした現実を見て育ったザメンホフは、言語が異なるために意思疎通がうまくいかないことが、それらの不幸の要因なのではないかと考えるに至りました。そして多くの言語を学び、学びやすい言語として創り出したのが、エスペラントです。

世界の平和を願ったエスペラントの理想に共鳴して、日本でも多くの人びとがエスペラントを学びましたが、宮沢賢治もその一人でした。

今回の展示では、日本エスペラント協会の後援を得て、エスペラントの成り立ちや、日本での普及、宮沢賢治がエスペラントを独習した背景、新渡戸稲造や佐々木喜善、柳田国男、ラムステッドら、直接・間接に賢治に影響を与えた人物を紹介いたしました。また、エスペラント詩稿や「ポラーノの広場」といった宮沢賢治作品の解説、エスペラント愛称がついたJR釜石線の由来などを網羅するとともに、エスペラントは今どういう普及状況にあるかまで、広範に紹介いたしました。
会場には、二葉亭四迷『世界語』など、日本エスペラント協会から貸与していただいた関連本を展示し、YouTubeでのエスペラント紹介コーナーを設けているほか、パンフレットも用意し、エスペラントについて全く知らない方々にも楽しめるよう工夫いたしました。

宮沢賢治とエスペラント展チラシ

展示の細目(タイトル・執筆者)

  • 宮沢賢治とエスペラント 関連年譜
  • エスペラントの誕生と日本への普及(佐藤竜一)
  • 田鎖綱紀と宮沢賢治(佐藤竜一)
  • 佐々木喜善 ザシキワラシとエスペラント(1)(岡村民夫)
  • 柳田国男 ザシキワラシとエスペラント(2)(岡村民夫)
  • 「一九三一年度極東ビヂテリアン大会」と「ポラーノの広場」(岡村民夫)
  • 宮沢賢治とラムステッド(大野眞男)
  • 宮沢賢治の「エスペラント詩稿」(大沢正善)
  • JR釜石線とエスペラント愛称(佐藤竜一)
  • 宮沢賢治作品のエスペラント訳(佐藤竜一)
  • エスペラントは今(佐藤竜一)

日本エスペラント協会から貸与していただいた24冊の関連本も展示しております。

開催期間

令和4年4月2日(土曜)から令和4年6月27日(月曜)まで

開催時間

午前8時30分 から 午後5時 まで

入館は午後4時30分まで

開催場所

宮沢賢治イーハトーブ館 展示場


周辺地図

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このページに関するお問い合わせ

宮沢賢治イーハトーブ館
〒025-0014 岩手県花巻市高松第1地割1番地1
電話:0198-31-2116 ファクス:0198-31-2132
宮沢賢治イーハトーブ館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。