平成30年第3回花巻市議会定例会 行政報告の内容をお知らせします

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ページ番号1002822  更新日 平成31年1月18日

平成30年8月31日(金曜)
行政報告を申し上げます。

市道上町成田線「豊沢橋」の開通について

はじめに、市道上町成田線「豊沢橋」の開通についてであります。

当該路線は、花巻市中心市街地と花南地区を結ぶ幹線道路であり、豊沢川に架かる豊沢橋は、昭和8年に架橋され長年市民に親しまれてまいりましたが、老朽化が著しかったため平成26年10月から通行止めとさせていただき、架け替え工事を行ってまいりました。市民の皆様には、3年10か月の期間、大変ご不便をおかけしましたが、皆様方のご理解とご協力のもと、この度、平成30年8月27日をもちまして開通となった次第でございます。

事業費につきましては、総額16億9千万円となり、その中で9億7千万円を国からのご支援をいただき完成に至っており、国土交通省をはじめ、岩手県の関係者の皆様に対して感謝申し上げます。

今回の豊沢橋の完成に伴いまして、中心市街地から花南地区を経て国道4号及び北上方面への道路交通網が確保されるとともに、歩道が拡幅されたことから歩行者の安全性と快適性が向上するなど大きな効果が期待されるものであります。

大迫中学校屋内運動場棟の改築完了について

次に、大迫中学校屋内運動場棟の改築完了についてであります。

平成29年11月15日から改築工事に着手しておりました、花巻市立大迫中学校の屋内運動場棟が去る7月31日に完成し、8月20日の2学期の始業から、新屋内運動場における授業を開始いたしました。

大迫中学校の全面改築につきましては、旧校舎棟が築48年を経過し、老朽化が著しい状態にあったことに加え、旧校地東側のがけ地が、岩手県の土砂災害特別警戒区域に指定されたことから、子どもたちの安全を確保するため、警戒区域外へ校舎棟を移転新築するとともに、耐震化がなされていない体育館も改築することとしたものであります。

今回完成した新しい屋内運動場棟の構造規模は、鉄骨造一階建て、延べ床面積は1,369.03平方メートルであり、学校、地域ともにバレーボールが盛んな地域特性を考慮し、6人制の他、9人制に対応したネット支柱の基礎を設けております。

この屋内運動場棟の完成により、大迫中学校の主要な建物施設の整備は完了したこととなりますが、今後は、9月下旬から平成31年3月末にかけてクラブハウス棟の改築を行い、その後、屋外環境の整備や通学路となる市道愛宕山公園線の改良工事を経て、平成32年度末に全事業を完了する予定となっております。

慶應義塾大学SFC研究所と連携し、花巻市の地域おこしプロジェクトを開発実践する「花巻市地域おこし研究所」の設置について

次に、慶應義塾大学SFC研究所と連携し、花巻市の地域おこしプロジェクトを開発実践する「花巻市地域おこし研究所」の設置についてであります。

現在、花巻市が抱える地域課題は、様々な分野にまたがり、多様化しています。
その課題の解決方法やソフト面のモデルを考えるため、多様な主体の強みと自主性を機能させる場の創出が必要であり、その場の中心となる市職員には、今後、それらの課題解決をプロジェクト化できるような能力が必要とされています。

このような中、全国の自治体と社会イノベーションを担う人材育成や研究及び実践を行っている慶應義塾大学SFC研究所と平成30年7月9日に「地域おこしに関する研究開発の連携協力に係る覚書」を締結し、連携協力事業の第1弾として、花巻市は、慶應義塾大学SFC研究所の助言及び協力の下で、花巻市地域おこし研究所を8月1日付で地域振興部内に設置いたしました。

設置した花巻市地域おこし研究所は、慶應義塾大学SFC研究所から一方的に教示を受けるものではなく、共に考えていく体制を構築し、市職員としての業務を行いながら、地域課題の解決に向けた研究開発活動を開始しているところです。

また、より深い研究を進めるために、研究所職員の諸条件が整い、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科に合格した場合には、大学院生として、遠隔と対面による助言と指導を受けながら、花巻市に資する研究開発に従事し、修士の資格を取得できるような予定としております。

花巻パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジの「準備段階調査」の採択について

次に、花巻パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジの「準備段階調査」の採択についてであります。

国土交通省は8月10日、スマートインターチェンジについて、新たに全国6箇所で準備段階調査を開始する旨を公表しましたが、その6箇所の中に花巻パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ整備が選ばれました。

花巻パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジの整備については、平成29年12月から国土交通省、岩手県、東日本高速道路株式会社による検討会を6回開催し、整備の必要性などを検討してまいりましたが、県南地域における新たな企業進出の動向、また、矢巾において建設中の岩手医科大学附属病院へのアクセス向上による救急医療活動の充実などの観点からその必要性が国にも認められたところです。

来月中にも、国土交通省、岩手県、東日本高速道路株式会社などの関係機関からなる準備会を設置し、スマートインターチェンジの計画検討を進め、早期事業化を目指してまいります。

花巻市子育て世帯向け地域優良賃貸住宅整備事業について

次に、花巻市子育て世帯向け地域優良賃貸住宅についてであります。

花巻中央地区の仲町及び上町地区は、著しい人口減少となっており、子どもの人数が少ない状況であることから、まちなか居住の推進を図り、子どもの声が聞こえるまちを実現するため、仲町地内に子育て世帯向け地域優良賃貸住宅を整備していただくこととし、プロポーザル方式による民間事業者の募集を行いました。

この結果、市内業者1社の応募があり、8月20日に民間の有識者を含む5名の選定委員会で審査した結果、株式会社北日本土地を民間事業者に決定しました。

提案いただいた整備計画は、2階建ての共同住宅2棟で、2LDK5戸、3LDK5戸の合計10戸と、駐車場が1世帯当たり2台分として20台分が確保される計画となっており、また、住宅東側には、入居者と地域住民が共存するコミュニティスペースを設ける内容となっております。

完成は、平成31年3月の予定としており、4月入居開始に向けて、準備していくこととしております。

2020年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ハンドボール競技の花巻市開催について

次に、2020年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ハンドボール競技の花巻市開催についてであります。

平成30年7月26日、公益財団法人全国高等学校体育連盟から、花巻市を2020年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ハンドボール競技の開催地とすることがプレスリリースされました。

これは、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、当初予定していた北関東ブロック4県での全30競技の開催が難しいため、19種目を全国各地に分散して開催することになったためです。

本市でのハンドボールの大規模大会は、平成23年度にインターハイ、平成28年度に希望郷いわて国体、さらに昨年度には、本市初の国際大会となった第5回東アジアU-22ハンドボール選手権を開催しております。ほかにも、中学、高校、大学、一般そしてマスターズの各カテゴリーにおいて全国大会を開催し「ハンドボールの聖地」とも呼ばれ、知名度もあります。

今後、2020年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ハンドボール競技の開催に向け、本市は、岩手県、岩手県高等学校体育連盟、岩手県高等学校体育連盟ハンドボール専門部、岩手県ハンドボール協会など関係団体と協議を進め、必要な支援を行ってまいります。

なお、この大会は、花巻市を大会主会場とし、開催場所につきましては、花巻市総合体育館(3面)、花巻市民体育館(1面)、盛岡タカヤアリーナ(2面)を使用する予定となっています。

キラキラはなまき銀河鉄道ナイターの開催について

次に、キラキラはなまき銀河鉄道ナイターの開催についてであります。

このイベントは、花巻市をはじめとする実行委員会が主催する、はなまきベースボールフェスタ事業のひとつであり、野球を通して首都圏に本市の魅力を発信するとともに、本市ゆかりの選手の応援をとおしてスポーツの魅力に触れることによる、子どもたちの健全育成に資する事業として、7月31日、火曜に、埼玉西武ライオンズの本拠地であるメットライフドームにおいて開催いたしました。

試合は、午後6時開始の、埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークスのナイターで、本市富士大学出身の多和田投手の力投と山川選手、外崎選手の活躍により、7対4でライオンズが勝利したところです。

当日は、会場入口の特設コーナーにおいて、一般社団法人花巻観光協会職員と本市職員が、観光やふるさと納税のPRを行い、ワインやリンゴジュース、飲むヨーグルトの試飲は、予定数量の1,500杯が好評のうちに終了しました。また、ドーム内各種電光掲示板を使った本市の宣伝や、本市特産物の抽選のほか、フラワーロールちゃんや童話村ライトアップ照明の実物展示も好評であり、20,602人の来場者に本市の魅力を十分に紹介できたと考えております。

また、小中学生と保護者のペアを対象とした応援バスツアーでは、33組のペアにご参加いただきましたが、試合前の練習見学会では、花巻東高等学校出身の菊池雄星投手がサプライズで登場し、ツアー参加者と一緒に記念撮影をするなど、子どもたちにとってプロ野球、花巻市出身の選手を身近に感じる機会になりました。試合前の始球式と花束贈呈や試合後のヒーロー賞の贈呈も応援バスツアーに参加した子どもたちが行い、子どもたちに大きな夢を与える事業になったと考えております。

以上で、行政報告を終わります。

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