平成30年第1回花巻市議会定例会 行政報告の内容をお知らせします

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ページ番号1002824  更新日 平成31年1月18日

平成30年3月2日(金曜)
行政報告を申し上げます。

花巻・遠野・平泉広域連携によるミッション団の香港訪問について

はじめに、花巻・遠野・平泉広域連携によるミッション団の香港訪問についてであります。

花巻市、遠野市及び平泉町の3市町の観光協会で構成する花巻・遠野・平泉観光推進協議会が、観光庁の東北観光復興対策交付金を活用して実施したミッション団の団長として、台湾に次ぎ花巻への来訪者の多い香港を、2月4日から2月6日まで訪問してまいりました。

花巻市からは私のほか、花巻観光協会会長、事務局長、花巻温泉株式会社、志戸平温泉株式会社の担当部長級に加え、春日流鍋倉鹿踊が参加いたしました。

また、遠野市からは副市長、遠野市観光協会副会長、専務理事、遠野ふるさと公社、あえりあ遠野の担当役員が、平泉町からは副町長、平泉観光協会副会長、平泉ホテル武蔵坊の担当者が参加されました。

このミッションでは、香港からの訪日旅行最大手の旅行会社であるEGLツアーズ社を訪問し、岩手への送客に対する御礼を申し上げ、より一層の旅行商品造成と送客をお願いしたほか、日本政府観光局香港事務所を訪問し、現地でのさらなる岩手の情報発信を要望して参りました。

また、現地の旅行会社を対象に、観光資源を紹介する観光交流セミナーを開催し、参加いただいた11社に向けて3市町の魅力を映像などで紹介したほか、終了後の情報交換会では、本市の春日流鍋倉鹿踊の皆さんに鹿踊を披露していただきました。

いわて親善大使であり、私も旧知のEGLツアーズ社の袁(えん)主席から、今春4月27日に、香港国際空港から花巻空港へのチャーター便を利用した花巻温泉郷への宿泊を含む岩手県をはじめ、北東北を周遊する旅行商品を造成することを決定するとのお話をいただきました。

このことは、知事が昨年香港を訪問し、また、県の担当者が本年早々に香港を訪問するなど、岩手県が熱心に交渉を重ねられた賜物であり、これまでの活動に対し、敬意を表すとともに厚く御礼を申し上げたところです。

今後も引き続き、香港及び台湾を含む、海外からより多くのお客様をお迎えできるよう、豊かな観光資源を活かした広域的な周遊観光の推進に努めますとともに、市民の皆様をはじめ多くの方々にいわて花巻空港をご利用いただけるよう、岩手県及び関係団体と連携した利用促進活動を進め、チャーター便や定期便就航の実現につなげていきたいと存じます。

総合花巻病院移転新築工事の着手について

次に、総合花巻病院移転新築工事の着手についてであります。

総合花巻病院移転新築工事に関しては、公益財団法人総合花巻病院が平成28年12月公表の総合花巻病院移転新築整備基本構想に基づく実施設計を行い、本年1月31日開催の御田屋町・東町地域の地元説明会を経て2月1日から建築工事に着手し、同月15日には施主の公益財団法人総合花巻病院理事長や理事、評議員、工事施工者など関係者が参列して安全祈願祭が執り行われたところであります。

公益財団法人総合花巻病院では、平成31年10月末に総合花巻病院移転新築工事の竣工を目指しており、市といたしましては、将来にわたり市民が安心して暮らすためには地域医療の充実・確保が重要との観点から、市民の生命と健康を守るため、移転新築整備基本構想の実現に向けて支援してまいります。

(仮称)災害公営住宅(花巻中央地区)について

次に、(仮称)災害公営住宅(花巻中央地区)についてであります。

(仮称)災害公営住宅(花巻中央地区)事業につきましては、用地を取得するため、所有者であります個人1名と法人3社と昨年9月に土地売買契約を締結し、11月から所有者による建物及び構造物の撤去がほぼ終了しているところでございます。

法人1社の駐車場については、昨年12月18日付けで当市への所有権移転登記が終了しております。また、その他法人2社については、アスベストの除却も確認され、2月末をもって撤去作業が完了し、所有権移転登記は、3月中に実施することとしております。

個人1名との契約分については、引越しが済み、撤去作業も順調に進められており、残る作業は、コンクリート殻などの廃棄物の搬出及び整地作業となっており、早晩、完了する見込みとなっております。

また、災害公営住宅の建築工事の契約につきましては、敷地が道路で分割されていることなどから、2工事に分けて発注することとし、入札を2月13日及び2月21日に実施し、仮契約を締結しました。

なお、工期は、平成31年3月15日までとしております。

「復興ありがとうホストタウンモデルプロジェクト」オーストリア共和国大使館文化講演会について

次に、「復興ありがとうホストタウンモデルプロジェクト」オーストリア共和国大使館文化講演会についてであります。

昨年11月、本市が2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの「復興ありがとうホストタウン」に決定されました。

これに伴い、2月27日に内閣府のモデルプロジェクトとして、オーストリア共和国大使館参事官のコンスタンティン・サウペ氏をお招きして、大迫中学校と大迫ふるさとセンターの2か所で、オーストリア共和国の歴史と文化、日本との交流について文化講演会を開催いたしました。

大迫中学校での講演会では、講演後に東日本大震災の際での多大な寄付や励ましのメッセージをいただいたことに対し、生徒全員で合唱曲を送り感謝の意を表しました。

大迫ふるさとセンターでは、講演後に歓迎会を開催し、オーストリア共和国との絆を深めるとともに、今後の交流事業についてもご提案をいただきました。今後「復興ありがとうホストタウン」としてオーストリア共和国と本市市民との交流事業を進めてまいりたいと考えております。

湯口中学校改築事業の完成について

次に、湯口中学校改築事業の完成についてであります。

平成25年度から事業に着手しておりました、湯口中学校の改築事業は本年3月30日をもって、すべての工事が完了する見込みとなりました。

湯口中学校の全面改築につきましては、昭和45年から46年にかけて建築された旧校舎棟が築45年を経過し、モルタルの剥離、屋上防水シートの破損、トイレ・温風暖房機の劣化など老朽化が著しい状態であったことから、実施したものであります。

平成28年9月に校舎棟、平成29年6月に屋内運動場棟が完成しておりますが、本年度の新規工事として、グラウンド及びテニスコートの整備、クラブハウスの改築、駐車場及び学校敷地内の舗装整備、屋外照明の設置等を実施してきたところであり、当初計画どおり、本年度をもってすべての工事が完了するものであります。

改めて、施設の概要を申し上げますと、新校舎棟の構造規模は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積は2,823.24平方メートル、また、柔剣道場棟と一体的な施設として整備した屋内運動場棟は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造平屋建て、延べ床面積は1,581.08平方メートル、クラブハウス棟は、木造平屋建て、延べ床面積は124.21平方メートルであります。

なお、大迫中学校の改築につきましては、校舎棟が本年7月末に完成し、現在、平成30年7月末の完成を目指し、屋外運動場の第1期工事を進めており、平成30年度に実施する屋内運動場の第2期工事については、国の平成29年度補正予算の内示をいただき、今議会に補正予算として2億3,397万9千円を、屋外環境整備につきましては、平成30年度当初予算に9,874万4千円をそれぞれ計上しているところであり、平成32年3月の完成を見込んでいるところであります。

以上で、行政報告を終わります。

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