AEDについての説明

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ページ番号1018829  更新日 令和6年4月24日

写真:AED

AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。
AEDは、操作方法を音声ガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。
また、心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっているので、安心です。
最近では、一般市民の方がAEDを使用して救命に至った事例も増えてきました。

イラスト:AED

心室細動とは

心臓の筋肉がブルブルとけいれんをしたような状態になり、全身に血液を送るポンプ機能を失った状態になる致死性不整脈の一つで、そのまま放置すると死にいたります。

その時に、直ちに人工呼吸や心臓マッサージを始めることは、脳障害等を遅らせることができ、とても大切なことです。

心室細動の唯一の治療方法が、除細動器(AEDを含む機器で「細動」を「除く」という機器です)で電気ショックを与え、心臓のリズムを正常な状態に戻すのが最良の方法です。

図:心電図波形

AEDの操作

除細動を行うにはAED(自動体外式除細動器)という機器を使用して行います。
AEDは傷病者の心臓リズム(波形)を自動的に調べて、除細動が必要かどうかをAEDが判断します。操作は、音声メッセージにしたがって行いますので、誰でも簡単にできます。さらに、除細動の必要がない波形の場合は、操作をしても放電しないので安全で確実な操作が可能なのです。

くわしくは、救命処置の手順(AEDの使用)をごらんください。

オートショックAEDについて

オートショックAEDロゴ
オートショックAEDのロゴ

オートショックAEDとは、電気ショックが必要と解析した場合に、ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが行われるAEDのことです。

そのため、ショックボタンはありません(通電することをお知らせする表示のみ)。

電気ショックが必要と判断されると、体から離れるように音声メッセージが流れ、カウントダウンまたはブザーの後に自動的に電気が流れます。

オートショックAEDの使用で救助者の心理的負担の軽減をサポートし、救命率の向上を目指します。

AED取扱いの講習会は

自信を持って確実に操作できるように、次の講習を受講していただきたいと思います。

  1. 普通救命講習1(3時間) 心肺蘇生法とAEDの取扱方法
  2. 普通救命講習2(4時間) AEDを設置している事業所を対象とした心肺蘇生法とAEDの取扱方法
  3. 普通救命講習3(3時間) 主に小児から新生児を対象とした心肺蘇生法とAEDの取扱方法
  4. 救命入門コース(90分) 受講経験のない方などの入門編。胸骨圧迫、AEDの取扱方法
  5. その他講習(3時間未満) 主に心肺蘇生法を中心とした講習

応急手当講習会の日程は下記のページをご覧ください。

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消防本部警防課
〒025-0098 岩手県花巻市材木町12番6号
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