花巻の名滝

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ページ番号1003919  更新日 平成31年2月18日

童話から伝説まで 花巻の名滝で森林浴を楽しもう!

イーハトーブ花巻では西は奥羽山脈、東は北上高地の緑豊かな山々に育まれた清流が滔滔と流れています。その澄んだ流れを宮沢賢治は詩や童話に詠っています。それらの多くはここ花巻に実在するのです。

大空滝

写真:大空滝遠景

「中山街道はこのごろは誰も歩かないから蕗(ふき)やいたどりがいっぱいに生えたり牛が遁げてのぼらないやうに柵をみちにたてたりしてゐるけれどもそこをがさがさ三里ばかり行くと向ふの方で風が山の頂を通ってゐるやうな音がする。気をつけてそっちを見ると何だかわけのわからない白い細長いものが山をうごいてけむりを立ててゐるのがわかる。それがなめとこ山の大空滝だ。」

宮沢賢治作「なめとこ山の熊」より


この大空滝は豊沢川最上流の桂沢にある滝です。滝壺付近から岩頭を見ることができず、空から降ってくるように見えることから、この名前が付いたといわれています。滝の高さは83メートル、幅は6メートルあり、滝は7層になっています。

行ってみよう
花巻南インターチェンジより県道12号線を西へ40分。
中山1号トンネル抜けて右側に専用駐車場があります。
駐車場より徒歩で80分程で大空滝に到着。

釜淵の滝

写真:釜淵の滝

「これから又ここへ一返帰って十一時には向ふの宿へつかなけらばいけないんだ。「何処さ行ぐのす。」 さうだ、釜淵まで行くといふのを知らないものもあるんだな。(中略)苔がきれいにはえてゐる。実に円く柔らかに水がこの瀑のところを削ったもんだ。」

宮沢賢治作「台川」

高さ8.5メートル幅30メートルあるこの滝は、磐の中腹に大穴が十個ばかり見え、これがちょうど炊飯釜のような形であることから、または岩盤が炊飯釜を伏せたような形をしているところから釜淵の滝と名付けられたといわれています。農学校の教師をしていた賢治は生徒を連れて野道を歩き台川を遡っりこのあたりまで地形や岩石などを調べに行きました。

行ってみよう
花巻温泉から徒歩10分ほど。川のせせらぎが語りかけてくるような清涼感溢れる散策路を歩いていくと滝見台に行き当たります。滝見台正面に鎮座する釜淵の滝が四季折々の表情を見せてくれます。

七折の滝

写真:七折の滝

「水がさあさあ云ってゐる。「いいな、あそごの水の跳ね返る処よ。」 うん、いい、早池峯山の七折の滝だってこんなのの大きなだけだろう。」

宮沢賢治作「台川」より

七折の滝は鶏頭山の西側中腹にあり、高さ約50メートル、落下する流水が滝の途中に張り出した岩場にぶつかって白い虹のように対岸の岸壁にぶつかり幾重にも折れて滝壺に入ることから七折の滝と呼ばれております。下から見上げた場合、下部の20メートルほどを見ることができます。

行ってみよう
県道25号線沿い嫁ケ渕バス停より徒歩30分。看板を目印に行くことができます。

笛貫の滝

写真:笛貫の滝

「笛ふきの滝といふのは、まっ白な岩の崖のなかほどに、小さな穴があいてゐて、そこから水が笛のやうに飛び出し、すぐ滝になって、ごうごう谷におちてゐるのをいふのでした。」

宮沢賢治作「どんぐりと山猫」より


この「笛ふきの滝」のモデルとなった笛貫の滝は、滝の上部にあった岩穴を水が通り抜ける際に笛のような音を発していたため、この名が付いたと言われています。しかし度重なる洪水により岩穴が壊され、現在ではその音を聞くことはできません。一説にはこの滝の名が「稗貫郡」の語源になったとも言われております。

行ってみよう
早池峰登山口河原の坊から岳川沿い下流に1キロ程下ったところにあります。県道25号沿いの河原の坊駐車場に駐車。徒歩で現地へ。

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