ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎にご注意ください
感染性胃腸炎の感染者が発生しています
花巻市を含む中部保健所管内の定点報告者数は2025年第16週(4月14日から4月20日)時点で1医療機関あたり13.25人となっています。
感染性胃腸炎発生動向分布図(岩手県感染症情報センターホームページより)
感染性胃腸炎とは
ウイルスや細菌の感染が原因になって吐き気やおう吐、下痢、腹痛などの急性の胃腸炎症状を引き起こす感染症です。主な原因としてノロウイルスやロタウイルスなどがあります。
感染性胃腸炎の症状
ノロウイルスは感染後、1から2日で下痢、おう吐、腹痛などの症状が出ます。
非常に感染力が強く、家庭や施設等で集団感染につながりやすい感染症です。
感染すると、1週間から1ヶ月程度、ふん便中にウイルスが排出されます。
一度感染しても、免疫は長続きせず、何度も感染、発症することがあります。
おう吐や下痢などが続くときは、脱水症状にならないよう水分補給につとめましょう。
特に、子どもや高齢者は、重症になりやすいのですぐに医療機関を受診しましょう。
感染経路
- 患者のウイルスが大量に含まれるふん便やおう吐物に触れて手に付着、又は空気中のウイルスを口から吸いこんで感染。
- 感染している人が調理した食べ物を食べた場合。
- ノロウイルスが蓄積された二枚貝などを生あるいは十分加熱調理しないで食べた場合。
家庭や共同生活施設や調理施設など人同士の接触する機会が多いところは注意が必要です。
感染を予防するために
- 特に子どもやお年寄り等の抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱。(85℃以上、1分間以上)
- トイレの後、調理の前、食事の前などに石けんを十分泡立ててよく手を洗う。消毒用エタノールによる手指消毒のみでは不十分です。
- 手洗いの後は、清潔なタオルを使用する。
- 家庭・保育園・学校などでは二次感染予防が重要。
- おう吐物やふん便の始末は、ビニール手袋やマスクを着用し、雑巾などは、塩素系漂白剤(ハイター等)を使用する。
- おう吐物やふん便を始末した後は、十分に手を洗う。
- 下痢、吐き気等の症状がある時は、調理を控え、医療機関を受診する。
ノロウイルス感染についての予防情報は、下記をご覧ください
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