債権管理条例を制定し税外未収債権の回収整理を進めています

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ページ番号1026156  更新日 令和8年10月20日

市では、市民負担の公平性の確保や、債権管理の適正化・効率化、市の安定した財政運営を目的に、令和5年10月に「花巻市債権管理条例」を施行しました。債権管理における統一的なルールを定め、適切な債権管理により税外未収債権の回収整理を進めています。

花巻市債権管理条例制定の背景

急速な少子高齢化等により市の歳入の大幅な増加が見込めない状況下において、安定した財政運営を維持するためには、債権の適正な回収が重要となっています。

こうした中で、市税や使用料、手数料といった市の債権について、条例制定前の直近10年間の収入未済額を見ると、市税債権は年々減少している一方、市税以外の債権は逆に年々増加している状況であり、管理方法等の改善が求められていました。

この理由については、市税以外の債権の多くが地方税の滞納処分の例による滞納処分ができない非強制徴収債権(非強制徴収公債権及び私債権)であるため、回収に法的手続きが必要となること、また、回収の見込みのない債権は管理コストの面から早期に整理する必要がありますが、その仕組みが確立されていなかったことが挙げられます。

こうした収入未済額の解消について、税務部門との連携により全庁的な徴収手続きを確立させ、適正な債権管理に努めること、さらに長期にわたり回収不可能な不良債権については、個別の事情を丁寧に検証しながら公正に債権放棄する仕組みを全庁的に整備するため、花巻市債権管理条例を制定しました。

税外債権の分類

債権によって性質が異なり、法令に基づき市税と同様に滞納処分できるものと、裁判所での法的手続きを経て強制執行するものに分かれます。

強制徴収公債権

公法上の原因に基づいて発生する債権で、法令に基づき市税と同様に滞納処分ができるもの

具体例

介護保険料、後期高齢者医療保険料、保育所保育料、下水道使用料など

非強制徴収公債権

公法上の原因に基づいて発生する債権で、滞納処分ができず、裁判所での法的手続きを経て強制執行するもの

具体例

し尿汲取料、児童手当返納金など

私債権

契約など私法上の原因に基づいて発生する債権で、裁判所での法的手続きを経て強制執行するもの

具体例

市営住宅家賃、学校給食費、財産貸付料など

具体的な取り組み内容

債権管理の体制強化

税外未収債権の所管課に対し、収納課が持つ市税徴収のノウハウを生かした助言や指導を行っています。裁判所における強制執行については、手続き方法や各種様式を共有し、税外未収債権の所管課が必要に応じて支払督促申立、訴えの提起等を行います。

債権放棄要件の精査

債権放棄については、債権管理条例の要件を満たしているかを精査し、債権放棄の可否を判断します。

債権放棄の実績

令和5年度

債権名

件数

金額

土地貸付料

5件

688,791円

公用車事故損害賠償金

1件

217,835円

建物貸付料

14件

1,148,900円

令和6年度

債権名

件数

金額

土地貸付料

8件

1,230,843円

学校給食費(私会計分)

161件

6,562,510円

市営住宅家賃・駐車場使用料

838件

13,772,733円

令和7年度

債権名

件数

金額

養護老人ホームはなまき荘入所者負担金

1件

4,838円

学校給食費

54件

330,350円

債権管理Q&A

Q1.債権管理条例を制定する理由とその効果は?

A1.市の債権について、法令の規定を補い適正な管理と回収に努めるために、事務処理の共通事項を定める必要があります。そのほか、非強制徴収債権について、比較的に簡易な法的手続きである支払督促に関する事項や、債権放棄の要件等の規定を定めることにより、市民負担の公平性の確保や安定した財政運営の維持が図られます。

Q2.市民生活にどのような影響がありますか?

A2.法令に基づいた債権の管理を行うため、正当な理由なく滞納しているような場合には、法的措置を含めて対応します。

Q3.資力のない市民に対しても厳しい取り立てをしますか?

A3.やむを得ない事情によって支払いが困難ということが認められた場合は、法令に基づき履行延期の特約等の徴収緩和措置を行います。支払いが困難なときは、そのまま放置せず、速やかに債権の所管課へ相談してください。

担当

債権管理係

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