令和5年第1回花巻市議会定例会 行政報告の内容をお知らせします

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ページ番号1017942  更新日 令和5年2月24日

新型コロナウイルス感染症対策について

【上田市長】

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について報告いたします。

新型コロナウイルス感染症の状況でありますが、昨年12月20日には、岩手県の新規感染者数が2,699人と過去最多を更新しましたが、その後、年末年始や冬休み明けなどでの拡大の兆しはほとんどなく、現在においても減少傾向で推移しております。今後も引き続き、基本的な国の感染症対策を注視しながら感染予防の徹底と国の方針に基づくワクチン接種を呼びかけてまいります。

次に抗原定性検査キットの配布について報告いたします。

市では、医療用の抗原定性検査キットを高齢者・障がい者施設や小中学校及び幼児教育・保育施設での感染拡大防止、市やコミュニティ会議主催事業、さらには、昨年11月24日からは配付の対象を個人にも拡大し、配付を行っております。
また、12月30日から1月3日までの年末年始においては、新型コロナウイルス感染症による外来医療のひっ迫に備え、重症化リスクの低いと考えられる有症状者及び濃厚接触者を中心に、花巻保健センター駐車場にてドライブスルー方式で、抗原定性検査キットの配付を行いました。

次に、新型コロナワクチン接種の今後について報告いたします。

今後のワクチン接種について、国は、2月10日に開催された国の自治体への説明会で、2月8日に開催された、厚生労働省の専門部会において、5~11歳の3回目までの接種と生後6カ月~4歳の初回接種は、開始時期が遅かったことを考慮し、4月以降も随時接種できるよう現在の体制を維持すべきだとされ、12歳以上の方の次回の接種については「全ての者に本年の秋冬までに接種の機会を確保することが望ましい」とし、さらに、重症化リスクの高い高齢者や医療従事者等については「秋冬以外の追加接種の必要性に留意する必要がある」とされ、具体的な接種方針は費用負担の在り方も含め、さらなる議論を経て正式決定されるとされたことを説明したところであります。このことから市としては今後も引き続き国の動向を注視し対象となる方への接種を適切に進めてまいります。

第2次花巻市まちづくり総合計画策定に向けた取組状況について

【上田市長】

次に、第2次花巻市まちづくり総合計画策定に向けた取組状況についてであります。

第2次花巻市まちづくり総合計画策定に向け、「まちづくり市民ワークショップ」を開催し、「一般部門」は1月11日開催の第7回、「若者部門」は1月12日開催の第3回をもちまして、終了いたしました。

ワークショップは、一般部門に39名、若者部門に32名の市民の皆様の御参加により、延べ293名の御出席をいただき、先ほど申し上げましたように、一般部門7回、若者部門3回とたくさんの回数、長時間にわたってワークショップにご参加いただきました。その中で、第2次花巻市まちづくり総合計画長期ビジョンの策定に向け、多くの御意見を賜りました。一般部門7回、若者部門3回と参加いただいた参加者の方々には、本当に心から御礼を申し上げたいと思います。

ワークショップの開催状況につきましては、開催の都度ニュースレターにまとめ、市ホームページやSNSで公開いたしましたほか、広報はなまきへ掲載しております。さらに、ワークショップの全ての回を取りまとめた活動報告書を現在作成しているところであり、まとまり次第、公表する予定としております。

また、専門分野の意見を総合計画に反映することを目的に、令和4年11月29日から令和5年1月23日までの間に、産業、福祉、子育て中の保護者、コミュニティ会議の代表者など、市内10の関係団体等との意見交換を実施し、まちづくり分野や関係する政策などについて御意見を伺ったところであります。

意見交換の実施状況につきましても、ワークショップと同様に報告書を現在作成しているところであり、こちらもまとまり次第、公表する予定としております。

次に、庁内の取組といたしましては、現総合計画の総括を行うことを目的に、全ての政策、施策について、計画期間のうち平成26年度から令和3年度までの評価を実施し、報告書がまとまり次第公表する予定としております。

また、次期総合計画に掲載すべき政策や施策について、現在庁内レベルでの検討を行っており、市民の皆様からいただいた御意見や現総合計画の評価結果を踏まえながら、庁内で組織する花巻市総合計画策定委員会そして総合計画策定部会において検討を行い、本年度内を目途に、4月くらいまでかかる可能性はありますけれども、長期ビジョン素案について、中間案を取りまとめる予定で作業を進めてまいります。

子育て支援に関する国への要望について

【上田市長】

次に、子育て支援に関する国への要望についてであります。

国では、子ども政策の強化に向けた具体策の骨格について、本年3月末をめどに策定し、本年6月までに子ども関係予算の倍増に向けた大枠を決めるとの方針が示されたところであります。

子育て支援は、何度も申し上げておりますけれども大変重要な施策でありますことから、市としては国会議員などに対し、3月をめどに策定するとされる国のこども政策の骨格について、可能な限り早期に、具体な内容を盛り込んで示し、自治体の意見も聞いた上で、子育て支援を確実に推進するよう、要望しております。

また、1月27日に開催された令和5年第1回岩手県市長会議において、私から、国が主体となり18歳到達の年度末までのこどもや妊産婦の医療費を完全無償化とする全国一律の医療費助成制度の創設や、現在の幼児教育・保育の無償化となっていない0歳から2歳の児童全てについての幼児教育・保育の無償化と、現在、無償化の対象となっている3歳以上の児童の副食費及び義務教育における給食費を含めた完全無償化を目指し施策を講じることについて、国に要望するよう提案し、岩手県市長会として要望書を提出することを決定したところであります。岩手県市長会では、2月14日付けで、鈴木俊一財務大臣をはじめ関係各省庁、自由民主党をはじめとする政党及び県選出国会議員に対し、花巻市の提案内容を含む要望書を提出しております。

また、全国の市長有志による「都市の未来を語る市長の会」の会議があり、これには全国市長会長も出席しており、27人位が出席した会議ですが、その中で、子育て支援についての議論をしたところでありまして、全国市長会を通して、同様の要望を行うこと、さらには、6月、7月になるだろうと思いますけれども、時期を見て再度「都市の未来を語る市長の会」の関係官庁の担当者も呼んだ上で会議を開催し、子ども・子育て支援の内容について、話し合いをしようということを決めたところでございます。

JR花巻駅橋上化・東西自由通路整備事業に係る駅舎等のデザインコンセプトの検討状況について

【上田市長】

次に、JR花巻駅橋上化・東西自由通路整備事業に係る駅舎等のデザインコンセプトの検討状況についてであります。

JR花巻駅橋上化・東西自由通路整備について、JR東日本からは、自由通路や橋上駅舎のデザインについては、基本設計を開始する前に市がデザインコンセプトを示せば考慮できるとのお話をいただいておりますことから、追加調査で検討されてきた構造を前提としたうえで、「花巻らしい」デザインコンセプトを市民の皆さんの意見を伺いながら作るため、デザインコンセプト検討ワークショップを開催しております。

ワークショップには、関係団体から推薦いただいた方7名、公募により参加いただいた方10名、市内高校生10名の合計27名の方に参加いただいております。

ワークショップは全3回を予定しており、これまでに1月29日と2月19日の2回開催しております。3回目は、3月19日を予定しており、デザインコンセプトのまとめの作業を行う予定としております。

ワークショップでまとめたデザインコンセプトについては、更に、学識経験者や産業界、公共交通事業者、芸術団体などの関係団体から推薦された委員で構成する有識者会議において、専門的な知見からご意見を頂戴したうえで、JR東日本へ提案したいと考えております。

企業の新規立地について

【上田市長】

今回、本市に新たな立地が決定しましたのは、神奈川県横浜市に本社を置きます「イリソ電子工業株式会社」であります。

同社は、昭和41年に創業し、主に電子基板や自動車向けのコネクタ、電子機器用ピンの製造を主たる事業としております。現在、国内1ヶ所、海外5ヶ所の計6ヶ所の自社工場を有する、国内有数のコネクタ製造企業であります。

同社では、電気やハイブリッドなど、環境問題に対応した自動車への車載機器の需要拡大を見据え、主力製品であるコネクタを量産するための金型の製造能力向上に取り組むため、市内花巻第2工業団地内の用地取得をご決定いただきました。

新工場の概要についてでありますが、工場敷地面積約16,600平方メートル、延床工場面積約1,800平方メートルの建屋に金型の製造工場を整備し、令和5年11月に従業員数25人から30人程度の体制で操業を開始する予定と伺っておりますほか、将来的には、最大で50人程度にまで雇用を増やすとともに、建屋の増設も検討していると伺っております。

なお、イリソ電子工業株式会社など今後施設整備が予定される企業に対しては施設整備が終了した後、市の要綱に基づき補助金が予算化され交付されることが見込まれるところでありますが、今議会に提出している令和5年度当初予算案においては、施設増設または民間事業者による産業団地の造成が確定している他の6企業に対して

合計2億9千74万5千円の補助金を計上しているところであります。

来週の水曜日には、その中の1社の増設工事が完了したということで、親会社の会長さんもお見えになった上で、完成式典をする予定になっておりまして、そのような事業は3月以降にかけて、他の企業にもあるところであります。

以上で、行政報告を終わります。

担当

法規文書係

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