令和5年第3回花巻市議会定例会 行政報告の内容をお知らせします

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ページ番号1019199  更新日 令和5年9月1日

国および岩手県への要望について

【上田市長】

国への要望につきましては、7月3日、東北地方整備局、岩手河川国道事務所及び東北農政局に対し、8月2日には、財務省、国土交通省、農林水産省、こども家庭庁に対し、また8月3日には、自由民主党に対し要望書を手交しました。また、要望書を手交できなかった各省庁に対しましては、要望書を郵送いたしたところであります。

財務省では、鈴木財務大臣及び担当主計官と面会し、国道4号北上花巻道路の早期完成、北上川新堀地区及び八重畑地区の治水対策の早期着手、都市再生整備計画事業に関する補助予算の確保について要望して参りました。鈴木財務大臣とは、国道4号の県内他地域を含めた拡幅工事の進捗状況や、当市における防災対策の現状および国の支援を活用したコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりについてお話いたしたところであり、大臣からは、コロナ禍で予算が相当膨らむ中で、来年度当初予算の全体の枠を今年度よりも少なく抑える一方、必要な予算はしっかり確保するとの発言があり、お忙しい中、真摯にご対応いただいたことに感謝申し上げる次第であります。

自由民主党や各省庁では、地域公共交通の維持確保や、北上川新堀地区及び八重畑地区の治水対策の早期着手、水田活用の直接支払交付金に係る見直し、子どもの医療費助成事業の拡大及び幼児教育・保育の完全無償化、給食費の無償化等について、それぞれ要望申し上げたところであります。

このほか、7月20日に開催された第3回岩手県市長会議において、第183回東北市長会総会に提出する議案として、当市からの要望を盛り込む内容で、特別決議として子育て支援の充実および地域公共交通の維持確保、一般議案として農業・水産業の持続的発展に向けた政策強化等について提出することが決定し、8月29日付けで岩手県市長会から東北市長会へ提出されております。

つづいて、県への要望についてご報告いたします。例年、岩手県への要望書につきましては、県南広域振興局長に対し手交しておりましたが、今年度は県知事に対し手交する形式により、7月18日に実施し、花巻市長および花巻市議会議長の連名による要望書を知事にお渡しいたしました。

当日は、県知事をはじめ、県南広域振興局長のほか幹部職員の皆様にご出席をいただき、市からは藤原市議会議長、私のほか、両副市長および教育長並びに関係部長が出席し、また、花巻地区選出の4名の県議会議員の皆様にも御同席賜り、当市が掲げる重点項目11項目の中から、市内バス路線運行事業者の経営への支援、JR釜石線の存続、新興製作所跡地の建物解体物等に関する適正処理の推進、化製場の悪臭対策、周産期医療の確保といった、4項目5件について私から説明し、県南広域振興局幹部と意見交換を行い、県知事より5件についてそれぞれコメントをいただいたところであります。

本市といたしましては、重要な事業の推進、制度の改善や拡充・創設、市政に関わる重要な課題の解決を図るため、国や県に対し、機会をとらえ引き続き要望を行ってまいります。

第2次花巻市まちづくり総合計画策定に向けた取組状況について

【上田市長】

本年度の策定に向けた取組状況でありますが、長期ビジョンに掲載する内容のうち、まちづくり分野ごとの政策と、人口減少を最も重要な課題と捉え、その課題解決のための取組の方向性を掲載する「重点施策推進プロジェクト」につきましては、令和4年度の市民参画の手続きとは別に、新たに令和5年4月から7月にかけて花巻商工会議所、花巻農業協同組合、公益社団法人花巻青年会議所等から御意見をお聴きした上で、庁内各部署との検討を重ね、8月1日に副市長を委員長とする花巻市総合計画策定委員会を経て、素案を取りまとめたところであります。

そのうえで、この素案につきましては、8月8日以降、これまで意見交換を実施いたしました市内の関係団体等へ御説明し、改めて御意見を伺うとともに、8月22日から27日までの間、市民の皆様を対象とした地域説明会を、オンライン開催を含めて6回開催し、御意見をいただいたところであり、現在、改めて素案の調整を行っているところであります。

長期ビジョンの素案につきましては、今後、議員の皆様並びに花巻市総合計画審議会などへの説明を行った後、パブリックコメントを実施する予定としており、いただいた御意見を踏まえ、長期ビジョン案を調整した上で、花巻市総合計画審議会などの諮問・答申を経て、

12月市議会定例会への上程を目指して作業を進めてまいります。

市内立地企業の増設の動向について

【上田市長】

花巻流通業務団地内でコメリグループ向けの商品管理や仕分け、配送等の物流事業を展開する北星産業株式会社におきまして、切り花を加工するフレッシュマネジメントセンターの新設工事と、花卉や資材などを保管する倉庫の増設工事の竣工式が去る7月6日に執り行われたところであります。

今回の施設整備により、花卉の一括仕入によるコスト削減や保管スペースの拡大が図られ、花束の生産、供給体制が強化されるほか、市民の雇用機会の増加、ひいては本市産業の活性化が期待されることから、同社に対しまして、企業立地促進奨励事業補助金5千万円を当該補助事業の完了を確認した後に交付する予定としております。

前回の6月定例会でもご報告申し上げましたとおり、花巻市に立地いただいている企業に増設の動きが活発化しておりますことから、補助金の交付を含めた包括的なフォローアップを実施し、企業誘致の推進に引き続き取り組んでまいります。

新型コロナワクチン接種の状況について

【上田市長】

現在実施している新型コロナワクチン接種につきましては、春開始接種として、5月8日から9月19日まで、初回接種を終えた65歳以上の方や5歳以上64歳以下の基礎疾患を有する方など、新型コロナに感染した場合に重症化する危険性の高いハイリスク者、並びにハイリスク者との接触機会の多い医療従事者や高齢者等施設の従事者に対する接種を実施することとし、本市の医療機関においては5月22日から個別接種を開始しております。

この、春開始接種の対象者は、65歳以上が30,861人、64歳以下の基礎疾患を有する方や医療従事者が4,103人の計34,964人であり、8月31日現在で接種済みの方は21,678人となっております。

新型コロナワクチンについては、来年度から定期接種化する予定とされ、本年の春開始接種から個別接種を中心として実施するよう国から求められているところであり、本市においても市内31か所の医療機関での個別接種を中心に実施しております。集団接種については原則80歳以上の方を対象として、5月31日から7月22日までの間に10回実施し、1,698人の方へ接種を行いました。

このほか、生後6か月から4歳までの乳幼児への初回接種、並びに5歳から11歳の小児の初回から3回目までの新型コロナワクチン接種も、市内の小児科医院にて引き続き接種を実施しております。

現在は、9月20日から開始する秋開始接種の準備を市医師会等関係機関と協議をしながら進めており、今後は各医療機関において接種の予約受付を行っていただくこととしておりますが、接種希望者および医療機関の予約申し込み・受付の負担を軽減するために、春開始接種を受けた方については原則同じ医療機関や、集団接種会場で実施したアンケートでの希望医療機関で接種できるよう、市において接種医療機関と接種日時を指定して通知することとしております。

また、春開始接種の未接種者や、秋開始接種から接種対象となる基礎疾患のない64歳以下の方については、これまで通りWebやLINEによる予約を継続するほか、医療機関の電話応対の負担軽減を図るため、健康福祉部健康づくり課に新たに2名の会計年度職員を配置してワクチン接種に対する問い合わせや相談に対応をすることとしております。

道の駅「石鳥谷」リニューアルオープンについて

【上田市長】

道の駅「石鳥谷」が開業30周年の節目を迎える令和5年7月15日にリニューアルオープンいたしました。

道の駅「石鳥谷」は、平成5年4月22日に県内第1号の道の駅として登録され、日本三大杜氏の一つ「南部杜氏」の里として親しまれておりますが、社会情勢の変化や多様化するニーズに加え、経年によるハード面の問題に対応するため、令和2年度から市と国が連携を密にしながらリニューアル工事を実施してまいりました。

国はトイレ休憩施設の整備や大型車を中心とした駐車場の拡張工事を行い、市は南部杜氏伝承館や酒匠館などの地域振興施設や南側駐車場を改修して、道の駅利用者の利便性向上を図りました。また、酒匠館北側にはルンビニーアート作品が展示され、利用者の目を楽しませております。

さらに、南部杜氏伝承館では南部杜氏が造った日本酒を味わえる有料試飲サーバーを設置したほか、道の駅利用者に気軽にご来場いただけるよう入館料を無料にしました。これを契機として南部杜氏と日本酒の魅力を多くの皆様に広めていきたいと考えております。

今後において道の駅「石鳥谷」が花巻市の北の玄関口としての役割を担い、地域の交流拠点として多くの皆様に末永く愛される施設となることを期待しているところであります。

なお、この道の駅「石鳥谷」の運営施設の関係者と先日お話ししましたが、特にお盆期間については大変多くの方々にご利用いただいたということでございまして、それについて感謝申し上げたいと思います。

花巻中央エリア社会実験2023について

【上田市長】

市内中心市街地の公共空間活用促進のため、民間事業者からアイディアを募り花巻中央広場や周辺道路、大堰川プロムナードを一体的に利用し、多様な使い方や過ごし方を試みる「花巻中央エリア社会実験2023」を、7月23日及び8月25日から27日までの2回、合計4日間実施したところであります。

高校生による「路上ペイント」、空中に傘を展示する「スカイアンブレラ」、道路上での「バーベキュー」、「ストリートハンドボール」や「車椅子ハンドボール」など、これまでにない取り組みが民間事業者により行われ、7月、8月ともに多くの子供連れのご家族等が訪れ大いに賑わいました。なお、今月24日には今年度最後となる3回目の開催を予定しております。

社会実験の実施日には、花巻中央広場周辺道路の車両通行規制を実施し、バスは運行ルートを変更して()回運行としましたが、今後、実験による効果や影響をアンケート調査などにより検証していくこととしております。引き続き民間事業者と連携しながら、民間事業者のお力をいただいて、まちなかの公共空間の利活用を促進することを通じて、花巻中央エリアを含む市内の市街地の魅力向上を図るとともに、空き店舗の利活用をはじめとした中心市街地の活性化に取り組んでまいります。

担当

法規文書係

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