杉村英一 展 未知なる空間を追い求めた北の異才

印刷大きな文字で印刷

ページ番号1002124  更新日 平成31年1月21日

イベントカテゴリ: 歴史・文化

開催エリア:東和地域

開催期間

平成28年10月1日(土曜)から平成28年11月27日(日曜)まで

写真:杉村英一の絵1

写真:杉村英一の絵2

写真:杉村英一の絵3

写真:杉村英一の絵4

写真:杉村英一の絵5

写真:杉村英一の絵6


杉村英一(1926-2004)は、1950代から個展を中心に二科展やモダンアート展に作品発表の場を求めますが、60年代に入ると盛岡の前衛美術グループである「集団N39」の一員として活躍し、柵山龍司、大宮政郎、村上善男らと共に、若手前衛美術家を代表するひとりとして岩手の美術シーンをリードしていきます。
60年代は、トタン板にハンダで凹凸を付けた平面作品やステンレスの曲面を鏡のように使い、内側に描かれた絵柄が表に浮き出るというような表現を数多く試み、中央からも評価されるようになります。70年代から80年代にかけては、独自の技法を駆使し線の集積で闇を表現した、繊細で張り詰めたドローイング群が美術関係者から高く評価され、1985年には岩手県優秀美術選奨に選ばれています。その後は、黒一色で塗られた立体の「箱シリーズ」と続き、90年代に入ると濃青色の平面作品「風地」シリーズと続きます。静寂のなかに神秘性を湛えた緑がかったダークブルーの空間世界は、観る者に多様なイメージを喚起し、未知の世界へいざないます。平面から立体へ、立体から平面へと、表現者として多彩な表情を見せる杉村の造形性は、いずれのシリーズにおいても多くの方々を魅了してきました。
没後、これまで省みられることの少なかった杉村英一の大規模な遺作展となる本展では、最初期から、晩年の「風地」シリーズまで、およそ200点で半世紀にわたる杉村の造形性を検証します。杉村英一という岩手に根差した優れたアーティストが、本展を通じて多くの方々に驚きと感動をもたらすことを願っています。

展覧会名

未知なる空間を追い求めた北の異才 「杉村英一 Sugimura Eiichi」展

会期等

会場

萬鉄五郎記念美術館 (岩手県花巻市東和町土沢5区135 電話番号:0198-42-4402)

開館時間

午前8時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

月曜(月曜が祝日の場合その翌日)

入館料

一般500(450)円、高校生・学生300(250)円、小・中学生200(150)円

(カッコ内は20名以上の団体料金。花巻市内小・中学生は「まなびキャンパスカード(含ふるさとパスポート)」、花巻市内在住の高校生と花巻市内の高校に在学する生徒は生徒手帳、富士大学学生は学生証を受付で提示いただくと、土曜・日曜・祝日と長期休暇期間の入館料が無料となります。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳等のご提示で入館料が無料となります。また障がい者1名につき付き添いの介護者1名の入館料が無料となります)

主催

萬鉄五郎記念美術館

後援

岩手日報社、岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、河北新報社盛岡総局、朝日新聞盛岡総局、毎日新聞盛岡支局、読売新聞盛岡支局、産経新聞盛岡支局、日本経済新聞社盛岡支局、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオもりおか、奥州エフエム、花巻ケーブルテレビ、えふえむ花巻

展示作品

杉村英一作品:初期から晩年までの作品200余点

杉村英一展のチラシ(表)

杉村英一展のチラシ(裏

周辺地図

イベント情報をiPhone・iPad端末のカレンダーに取り込めます。
現在、Googleカレンダーに取り込めない不具合が発生しております。申し訳ございませんが、復旧まで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
カレンダーへの取り込みについて説明を読む

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容は参考になりましたか?
このページの内容はわかりやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

萬鉄五郎記念美術館
〒028-0114 岩手県花巻市東和町土沢5区135
電話:0198-42-4402 ファクス:0198-42-4405
萬鉄五郎記念美術館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。