水難事故防止

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ページ番号1019374  更新日 令和5年12月6日

水辺である、川や堰、用水路は身近な所にあります。水辺での危険性についてお子様の教育のため、そして自身のため、ぜひ家族で話し合ってみてください。
台風や大雨のとき、増水して流れが速く、大きな木が流れてきたりする様を目の当たりにして危険であることは知っていても、その時だけが危険なのではありません。
キャンプや河原でのバーベキューなど、自然と親しむ機会が多くなり、マナーが呼びかけられていますが、自然と親しむためのルールも学びましょう。

川(かわ)

  • 子どもだけでは絶対に川遊びに行かない。
  • 水面は穏やかでも水中では複雑な流れがある。
  • 川底は平ではなく深みがある。
  • 川の石は滑ります。
  • 流れが穏やかでも、水かさがひざ上になると、身動きが取れなくなります。

川のことをもっと知ろう

川は自然の中にあり、自然は変化をするのが当たり前なことです。

川と親しむ前に

  1. 気象情報を知ること(テレビ、新聞の他、インターネットや携帯電話サイト等から入手可能)
  2. 場所情報を確認すること(ダムの有無や放流情報について)

川の特性

  1. 山では雨が降ると鉄砲水になることがある。
  2. ダムには放流がある。

自然のことをもっと知ろう(自然からの危険サイン)

川からの危険サイン

  1. 川の水が濁りはじめる
  2. 上流から木や草、ごみがつづけざまに流れてくる

過去の実例

  • 上流の山間部で1時間から2時間前に降った雨の影響で、下流は急激な水位の上昇があり岸に戻れなくなった。
  • ダムの放流が始まり、徐々に水かさがましてきたが、放流していることを知らなかった。「雨も降っていないし、大丈夫」と思いきや、いつの間にか水かさが増してしまい、岸に戻れなくなった。

風が教えてくれる危険サイン

好天時は吹き上げる谷風。山から吹き下ろしてくる山風は雨が降っているサイン。

雲が教えてくれる危険サイン

  1. 山の頂上を覆うような笠雲は天気が崩れる
  2. うろこ雲、ひつじ雲は天気が急変する

音が教えてくれる危険サイン

遠くからの音が良く聞こえると雨が近い

その他注意していただきたいこと

  1. 川でのサイレンや放送に注意する
  2. 植生の痕跡がない場所は、普段はその辺りまで水がある
  3. 川原や中洲は決して安全地帯ではない。川そのものです

堰、用水路、ため池でも同じことが言えます。

川との違いは、万が一用水路に落ちてしまった場合、岸に上がること難しいことです。
U字溝はしがみつく場所も無ければ、非常にすべりやすい構造です。
また、ため池もそうですが、周りは草が生い茂り滑り易く、落下の危険が大きい環境です。
落下してしまうと這い上がることが非常に困難な場所で、流れは無くても川と同じく危険が潜んでいます。

子どもの水難事故防止のために

一般的な問題点

保護者

現場にいながら、目を離したわずかな隙に事故が発生しています。

事故に遭った子ども

  1. 遊びに夢中になったり、急流、深みなどの危険箇所、危険度に対する認識不足。
  2. 自分の泳ぐ力を過信。

監督者、監視員

全体を見渡せる適当な位置での監視がなされていない。

保護者の方にお願い

普段から

  1. 危険な場所は、親子で現地確認し、危険性を教えてください。
  2. 子供だけでの水遊びをさせない。
  3. 危険であると思った(感じた)場所で、子供だけでの水遊びやいたずらを見かけたら自分の子でなくても注意をしてください。
  4. 自宅の近くで遊んでいるからと安心しない。

プール監視や海では

  1. 水泳中や水遊び中、子供から目を離さない。(歓談は程ほどに)
  2. 浮き輪を使っているからと安心しない。
  3. ふざけは、やがてエスカレートし取り返しのつかない事態を招きます。厳しく監視してください。
  4. 休憩時間は概ね1時間毎に取らせてください。水から出ると、疲労度を確認できます。(浮力は、疲れているのを感じさせてくれません。)
  5. 鼻から水を吸い上げてしまうことは多々あります。ひどく咳き込んだり、苦しがったりした時は、しばらく休ませてください。
    (「耳抜き」のように鼻は、耳と繋がっています。耳は平衡感覚をつかさどる器官があります。が、平衡感覚を鈍くしてしまい、溺れる可能性があります。)

大自然はマナーやルールを守りさえすれば、やさしく受け入れてくれます。

そのことを子どもたちに、そして何より自分自身に言い聞かせてください。
飲酒をして川へ入るなど間違っても自分自身が危険サインを出すようなことがないようにお願いします。

イラスト:心肺蘇生法のイラスト

万が一に備え、水辺の危険性を知るだけでなく、応急手当を身につけましょう。

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