令和7年度から国民健康保険税の税率が変わります

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ページ番号1023404  更新日 令和7年4月15日

令和7年度から国民健康保険税の税率が変わります

国民健康保険事業は、病気やケガ等のときに医療機関を受診する際、被保険者の経済的負担を軽減するために必要な保険給付を行う制度で、加入されている皆さま(被保険者)に納めていただく国民健康保険税などにより運営を行っています。

花巻市の国民健康保険事業の財政状況について

当市の国民健康保険事業は、平成30年度に税率改正を行って以来、税率を据え置き、花巻市国民健康保険財政調整基金(以下、「基金」という)を活用することにより、県内の他市町村と比較して低い国民健康保険税額で運営してきました。

しかし、医療の高度化により1人当たりの医療費が年々上昇している一方で、人口減少、後期高齢者医療保険への移行、被用者保険の適用拡大により被保険者は減少しており、事業運営に必要な国民健康保険税についても年々減少しています。また、それに伴い収入不足を補填してきた基金の残高は年々減少し、現在の税率のままでは令和7年度中に基金が底をつく状況だったことから、国民健康保険財政を健全化し、将来にわたって国民健康保険制度を安定的に運営するため、平成30年度以来据え置いてきた保険税率の見直しをやむを得ず行うことといたしました。

被保険者の皆さまにはご負担をおかけしますが、今後も安心して医療を受けられる制度を維持するため、ご理解とご協力をお願いします。

被保険者数(年度末)の推移

平成30年度末から令和6年度末までに3,366人減少している。

被保険者数の推移

保険給付費及び一人当たりの医療費(保険給付費)の推移

保険給付費は新型コロナウイルス感染症に起因する医療費の増減(令和2年度は受診控え、令和3年度はその反動)はあるものの、約61億円前後で推移している。しかし、一人当たり医療費(保険給付費)は、平成30年度から令和5年度まで約5万円増加している。

保険給付費及び一人当たり保険給付費

国保財政の推移

令和元年度から国民健康保険財政調整基金を取崩し収入不足を補填している。

国保財政の推移

今回の改正

国民健康保険税率の見直しが、被保険者の皆さまにとって大きな負担とならないよう、令和11年度に単年度の収支がとれる税額となることを目標に、令和7年度から令和11年度までの5年間で国保税を段階的に引き上げることとしました。

しかし、残り少ない基金では、被保険者の皆さまにとって急激な税額の上昇が見込まれることから、令和6年12月に補正予算の議決をいただき、一般会計から約4.4億円を基金に積み立て、急激な保険税の増加に対する負担緩和を図りました。

令和7年度の改正については次のとおりですが、令和8年度以降の税率については毎年度試算し決定します。

改正の概要

モデルケース
令和7年度の納税通知書を7月中旬に世帯主へ送付する予定です。この納税通知書で令和7年度の保険税額をご確認ください。

皆さまへのお願い

一人あたりの医療費が年々上昇しています。医療費の上昇をおさえるためには、医療機関の適正受診を心がけることが大切です。

一人一人が次のことを意識して、医療費を減らしましょう!

(1)ジェネリック医薬品を活用しましょう
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分、同等の効果を持つお薬のことです。開発期間やコストが抑えられ、結果として薬の値段を安く設定することができます。

(2)お薬手帳を持ちましょう
お薬手帳は処方してもらった薬などを記録しておく手帳のことです。医師、歯科医師、薬剤師が薬の重複や飲み合わせのチェックをするための大切な記録となりますので、1冊にまとめて受診の際に持参しましょう。

(3) ポリファーマシー(多剤服用)を防ぎましょう
たくさんのお薬を服用しているために、薬が効きすぎたり、効かなかったり、副作用を起こすなど、身体に悪い影響がでることを「ポリファーマシー」といいます。
飲み忘れにより残薬が増える原因にもなりますので、不安がある場合はかかりつけ薬局に相談しましょう。

(4) 「かかりつけ医」を持ちましょう
日頃から、自分や家族の病気の治療や相談ができ、必要なときは専門の病院を紹介してくれる身近な医院やクリニックの医師のことです。体調が悪くなったら、まずは「かかりつけ医」に相談しましょう。

(5)「重複受診」や「時間外受診」はやめましょう
同じ病気やけがで複数の医療機関にかかる「重複受診」は、同じような検査や処置が行われ、さらに投薬や注射などを繰り返すことで体への負担が大きくなったり、副作用を引き起こす恐れがあります。治療費や検査費用がその都度必要になり、医療費の増加につながります。
また、緊急性がない休日や夜間の「時間外受診」も医療費の増加につながります。

休日や夜間に子どもが急病の際に相談できる「小児救急電話相談 #8000」を利用しましょう。

(6)セルフメディケーションを心がけましょう
セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。
定期的に健診を受け、軽度な不調は市販薬(OTC医薬品)を上手に利用し対処するなど、健康の維持管理に積極的に取り組みましょう。

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