特定外来生物について

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ページ番号1001022  更新日 平成31年1月18日

特定外来生物の駆除にご協力を

特定外来生物とは

特定外来生物とは、もともとその地域になかったのに、人間活動によって、他の地域からもちこまれた生物(外来生物)のうち、地域の自然環境に大きな影響を与えたり、農作物に被害を与えたりするもので「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により指定されています。栽培や生きたままの運搬、譲渡等が原則禁止されており、違反すると罰則があります。
市内でも特定外来生物のうち、「アレチウリ」、「オオキンケイギク」、「オオハンゴンソウ」の3種類がよく見かけられるようになってきています。
特徴と駆除のポイントは次のとおりですので、庭などで見かけましたら駆除にご協力ください。

発見した植物が特定外来生物であるかどうかの判断には、環境省作成の特定外来生物同定マニュアルをご活用ください。

アレチウリ

北米原産で、ウリ科の一年生草本です。生育速度が速いつる性植物で、長いものでは10メートル以上にもなります。
アレチウリは、5月頃から10月頃まで芽生えの時期があります。花は、8月下旬から咲き始め、10月まで続きます。9月下旬には果実が熟し始め、種子をつけ、冬には枯れます。

写真1:アレチウリ

アレチウリ駆除のポイント

  1. 種子をつける前に抜き取る。
  2. できるだけ小さいうちに抜き取る。
  3. 1年に数回抜き取る。(6月中旬、7月下旬、9月上旬など)
  4. アレチウリが現れなくなるまで数年間続ける。

オオキンケイギク

北アメリカ(ミシガン~フロリダ、ニューメキシコ)原産で、キク科の植物です。
オオキンケイギクは、5月から7月頃にかけて黄色い目立つ花を咲かせます。オオキンケイギクとキバナコスモスの花が非常に似ているため、キバナコスモスと勘違いをし、栽培してしまうことが考えられます。

写真2:オオキンケイギク

オオキンケイギク駆除のポイント

  1. 丁寧に抜き取る。広範囲に生育している場合は地上部を刈り取る。
  2. 翌年以降も種子の発芽や根茎からの再生がみられなくなるまで続ける。

オオキンケイギクとキバナコスモスの違い

  • 花期がオオキンケイギクは5月から7月、キバナコスモスは6月から10月であり、オオキンケイギクの方が早いです。
  • 葉の形状が異なり、オオキンケイギクは鳥の羽根のように枝分かれするかたちで丸みを持っており、キバナコスモスは小さく細かく分かれ、切れ込みが深くコスモスに似ています。
写真3
オオキンケイギクの葉

オオハンゴンソウ

北米原産で、キク科の多年生草本です。
オオハンゴンソウは、花期が7月から9月頃で10枚から14枚の花弁は黄色で細長く、背丈は50から300センチメートルになります。

写真4:オオハンゴンソウ

オオハンゴンソウ駆除のポイント

  1. 丁寧に抜き取る。結実前に根を引き抜くのが有効で単なる地上部の刈り取りだけでは不充分
  2. 翌年以降も種子の発芽や根茎からの再生がみられなくなるまで続ける

アメリカオニアザミ

ヨーロッパ原産のキク科の多年草です。
アメリカオニアザミは7月から10月が繁殖期となっています。50から100センチメートルの高さで、全体に堅く鋭いトゲがあります。

写真5:アメリカオニアザミ

アメリカオニアザミ駆除のポイント

  1. 堅く鋭いトゲがあるため、皮手袋や厚手の丈夫なゴム手袋を着用し、草刈り機などで刈り取るか、スコップで周囲の土ごと掘り返して抜き取る。
  2. 翌年以降も趣旨の発芽や根茎からの再生が見られなくなるまで続ける。
  3. 花が咲いているときに駆除した場合は、そのまま放置すると種子が飛散する可能性があるため、放置せず処分をお願いします。

セアカゴケグモ

オーストラリア原産で、メスにだけ毒がある。メスの体長(成体)は約1センチで背部に赤い帯(ひし形が二つ並んだ模様)があるのが特徴。
国内では西日本に多く認識されていますが、平成25年6月には岩手県内でも確認事例があり、分布拡大が懸念されます。
セアカゴケグモかな?と思ったら、直接手で触れないでください。

写真6:セアカゴケグモ

注意事項

  • 触ると咬まれることがありますので、素手で触ったり、捕まえたりしないよう注意してください。
  • 万一咬まれた際には、速やかに医療機関に相談してください。

症状は、局所の疼痛、熱感、痒感など。 通常は数時間から数日で症状は軽減する。
特に脱力、頭痛、筋肉痛などの全身症状が数週間継続する場合がある。

駆除する場合は、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いる他、踏み潰すなど の物理的方法でも構いません。

ブラックバス

北米原産で、スズキ目・サンフィッシュ科の淡水魚のうち、オオクチバス属に属する8種(11亜種)の魚の総称。3月から7月の間に、砂礫質のすり鉢状の巣に産卵します。成魚の体長は全種類合わせると40センチメートルのものから80センチメートル以上に達するものまでいます。

写真7:ブラックバス

注意事項

  • 外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)により国から許可を得ないで放流すると、懲役もしくは罰金等の罰則が科せられます。
  • 同法により、生きたままで持ち出すことは禁止されています。
  • 釣り上げた場合は放流したり戻さずに、土に埋めるなどして駆除にご協力をお願いします。

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