平成29年11月 定例記者会見を開催しました
開催日時
平成29年11月28日(火曜)午前11時から11時45分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室
市長からの報告事項
学校給食における異物混入について市民登録課窓口における改製原戸籍謄本の誤交付について
会見項目
- 都市計画協会会長賞を受賞しました(担当 建設部 都市政策課都市再生室)
- 花巻市と東日本旅客鉄道株式会社が「東北本線花巻駅周辺整備基本計画に係る基本計画調査」にかかる協定を締結しました(担当 建設部 都市政策課都市再生室)
- 新花巻駅第1無料駐車場が12月27日から有料駐車場に変わります(担当 建設部 都市政策課)
- 株式会社森孵卵場が新規立地します(担当 商工観光部 商工労政課企業立地推進室)
- 平成29年産蜜入りサンふじ「賢治りんご」のトップセールスを行いました(担当 農林部 農政課)
- 埼玉西武ライオンズ菊池雄星選手に花巻市スポーツ栄光賞を贈ります(担当 生涯学習部 スポーツ振興課)
- 復興「ありがとう」ホストタウンに登録されました(担当 生涯学習部 国際交流室)
- 花巻温泉旧松雲閣別館が登録有形文化財への登録について答申されました(担当 教育部 文化財課)
- 花巻市起業化支援センターが感謝状をいただきました(担当 商工観光部 商工労政課)
学校給食における異物混入について
市長
11月17日に発生した学校給食の異物混入について、原因は現時点で分かっていません。調査を続けていますが、原因解明については大変難しいものと思います。
ただ、教育委員会の調査によると、給食センターの職員が現場に持ち込んだ可能性は低いということを聞いています。原材料については、納入業者と給食センターに異物等が混入していないかなどのチェック強化をお願いしたいと思います。
市民登録課窓口における改製原戸籍謄本の誤交付について
市長
11月20日に発生した改製原戸籍謄本の誤交付については、チェックする役割の職員が現場にいたわけですが、実際に発行した職員だけではなく、チェックする職員も見過ごしてしまったということで大変ご迷惑をお掛けし、申し訳なく思っております。担当部署には再発防止に取り組むよう指示したところです。
個人の情報は大変重要です。人のやることですから完全に解消することは難しいかもしれませんが、できるだけこのようなことがないように事務処理についてはもう一度見直していきたいと思っております。
都市計画協会会長賞を受賞しました
市長
花巻市は昨年6月に、全国で3番目となる「立地適正化計画」を発表し、市街地の活性化あるいは市内4地域のサービス拠点の維持、交通手段のない方々に利用していただく交通網の確保などに取り組んでいます。
総合花巻病院の移転新築等もこの計画に基づいて進められており、来年になると思いますが本年度中に工事が始まると理解しています。そして、花巻市と東日本旅客鉄道株式会社が「東北本線花巻駅周辺整備基本計画に係る基本計画調査」にかかる協定を締結し、花巻駅の橋上化の可能性等についての調査が始まることになっています。新花巻図書館の建設場所の選定等につきましては、UR都市機構と「包括的な連携協力によるまちづくりの推進に関する基本協定」を締結し、UR都市機構に作業をしていただいています。
まだ計画段階ですが、この立地適正化計画が、今年の11月16日に盛岡市で開催された都市計画全国大会において公益財団法人都市計画協会より、都市計画協会会長賞を受賞いたしました。
今回会長賞を受賞したのは県内で3件です。
盛岡市の盛南開発による北東北の交流拠点づくり、紫波町のオガールプロジェクトによる公民連携手法を導入したまちづくり、この二つと共に花巻市の立地適正化計画の策定によるまちづくりが受賞することになりました。
この盛南開発とオガールプロジェクトについては、その成果が出てきているということで表彰されましたが、立地適正化計画については、具体的な形が見えていない中でこの計画自体に評価をいただいて表彰されたものです。
この大会は、岩手県では、昭和53年に盛岡市で開催されて以来40年ぶりの開催ということで、2日間にわたって開催されました。
都市計画協会会長賞のほか、県内からは東日本大震災津波からの復興まちづくりとして、沿岸9市町村が特別表彰されています。
立地適正化計画に基づき、総合花巻病院移転新築や新花巻図書館整備のほか、今具体的に進んでいる事業としましては、エセナ跡地の広場整備で、計画あるいはその実施設計に入るという状況になっており、来年度には広場整備の工事に着手する予定となっています。
さらに、以前記者会見でも報告させていただきましたが、立地適正化計画に掲げるサービス拠点「都市機能誘導区域」の上町、仲町に被災者向け災害公営住宅を整備することとしています。約13億円かかりますが、約10億円は国からの支援が受けられます。建設地の土地取得契約は締結しており、その契約に基づいて、今ある建物については所有者に解体していただき、更地の状態で花巻市が取得することになっています。現在はマルカンれじゃ丸ボウリング場の建物そして誠山房の建物について解体工事に入っています。そしてこのマルカンれじゃ丸ボウリング場の建物については、アスベストが使用されており、法令に基づき、アスベストを除去していただいています。誠山房の建物についてもほんの少しですけれどもアスベストがあることが分かったので、法令に基づく届出をいただいており、法令に基づいて除去をしていただくことになっています。
花巻市と東日本旅客鉄道株式会社が「東北本線花巻駅周辺整備基本計画に係る基本計画調査」にかかる協定を締結しました
市長
今年の11月8日に花巻市と東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所が「東北本線花巻駅周辺整備基本計画に係る基本計画調査」にかかる協定を締結し、東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所が調査に着手しました。
立地適正化計画の中で、花巻駅の橋上化や東西自由通路整備について検討することとしており、今年3月から具体的な話を進めていました。6月から花巻市と東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社が勉強会を3回開催し、東日本旅客鉄道株式会社がこの橋上化等についての技術的な検討をするということになりました。
具体的な協定の内容としましては、基本調査(現況構築物支障物件、鉄道設備等の確認、計画案調査)、測量調査をしていただくということで、協定額は14,850,000円となっています。これについては花巻市から東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所に支払うこととしています。
この東日本旅客鉄道株式会社の調査ですが、今年の11月から来年の9月までかかるということになっており、調査の内容としましては平板測量、線路横断測量、現況調査、鉄道支障調査、基本計画(案)調査ということになっています。
以前の記者会見でも報告しましたが、新花巻図書館の整備につきましてはUR都市機構と協定を締結して、建設場所の選定等についてUR都市機構に検討いただいています。候補地としてはまなび学園の場所、総合花巻病院の場所あるいはもう少し駅に近い場所、この3カ所について検討いただいておりまして、場合によってはもっと駅の近くになるという可能性もあるということで、その場合にはこの橋上駅と関連が出てくる可能性もあることとなります。
新花巻駅第1無料駐車場が12月27日から有料駐車場に変わります
市長
新花巻駅の駅前につきましては、駅利用者の利便性向上を図るため、平成18年9月から駅西側に無料駐車場を設け、臨時駐車場も含めて900台規模の駐車スペースを提供していましたが、駐車場が砂利のため非常に使い勝手が悪いということ、そして無料のため、長期間にわたって放置している車両があり、新幹線利用者が無料駐車場を使えない場合があるという問題がありました。そのような中で花巻市は平成28年度からこの無料駐車場について、舗装整備し有料化するという事業を進めております。
駅の西側駐車場の有料化を進めているわけですが、通勤・通学など日帰りの定期利用者がこれまでどおり実質的に無料で利用できるように24時間までは無料とし、それ以降も12時間ごとに200円加算と非常に負担の少ない料金設定にしております。
花巻市民はもちろんですが、今後釜石道が釜石まで通るとますます沿岸の方々の利用増加が見込まれます。そして国道340号立丸峠のトンネルができますと宮古等からも利用者が増えると見込まれておりますし、盛岡の方あるいは矢巾、紫波の方々にも使っていただいています。このような方々にとっても新花巻駅を利用しやすくなるよう整備を進めています。
ちなみに新花巻駅の利用客は盛岡以南の新幹線駅の中では下から1番目か2番目に少ない状況です。その中で北上駅あるいは水沢江刺駅と比べた場合、新花巻駅からの定期利用者が比較的少ないということが挙げられます。我々としても新花巻駅の利用者を増やしていくため、駐車場を整備し定期利用者が使いやすくなる環境を提供したいと考えております。
株式会社森孵卵場が新規立地します
市長
本社が香川県観音寺市の株式会社森孵卵場は、ひな鳥孵化出荷数国内トップを誇る会社で、全国に九つの工場を有しています。
県内には盛岡市玉山区に東北工場を設置して事業を展開してきましたが、県内・隣県での需要増に対応するため、新たな生産拠点として市内石鳥谷町好地にある空き工場の取得を決定いただきました。
12月13日に同社と花巻市との企業立地協定書調印式を執り行う予定としています。新工場の概要は、工場敷地面積が約19,000平方メートル、延床工場面積が約2,900平方メートルということで、孵卵に必要な設備を整備して事業を行う予定とされています。
平成30年7月に操業開始予定で、従業員は操業当初は15人程度採用していただき、将来的には30人程度に増やすことを計画していると伺っております。
平成29年産蜜入りサンふじ「賢治りんご」のトップセールスを行いました
市長
11月21日に最重点取引市場である大果大阪青果株式会社を訪問し、平成29年産蜜入りサンふじ「賢治りんご」のトップセールスを実施しました。
今年は9月17日・18日に発生した台風18号等により特に花巻市西部の湯口・太田地区について、リンゴ園によっては8割から9割の落果があったということ、また、天候不順もありリンゴが比較的小さいという年です。そのような中で雨にも負けず風にも負けず樹に残ったリンゴについてしっかり販売したいということでトップセールスを行いましたが、当日は「賢治りんご」400ケースが市場の競りにかけられ、特秀28玉につきましては過去最高額となる50万円で競り落とされ、産地にとって生産の励みとなる高い評価をいただいたところです。花巻の生産物やリンゴに対する全般的な高い評価あるいは取り組みに対する高い評価がこのようなすばらしい金額につながったものと理解しています。
今回の特秀28玉で50万円でしたが、昨年は28玉で30万円でしたので20万円増えています。そのようなことで大果大阪青果株式会社の皆様には大変感謝申し上げたいと思いますし、また、大変苦労されているリンゴ生産農家の方々にとって大きな励みになったことについてはありがたいと思っています。
「賢治りんご」は、樹で完熟させたサンふじのうち、糖度13度以上、蜜入り指数2.5以上の基準を満たすものであって、宮沢賢治にちなんで「賢治りんご」と名付けられたものです。
青果市場の方々とはさまざまなお話をしましたけれども、花巻のリンゴに対する評価が非常に高いということについてあらためて感じたところです。このサンふじが一番の主力ですが、ジョナゴールドも関西では非常に人気があるとのことです。特に花巻のジョナゴールドの品質については他県に比べて非常に優れているという評価をいただいており、ジョナゴールド、サンふじを含めて花巻産のリンゴについては、今の倍くらいは市場で捌けるのでもっと出荷してほしいと強い要望をいただいたところです。
スーパーマーケット等で販売する場合において、例えば10月から1月まで品種は違えど同じ産地のリンゴがあると非常に大きな力になるということで、そういう意味からももっと市場に出荷してほしいという話をいただき、花巻産リンゴに対する評価が高いということについて、心強く思った次第です。
埼玉西武ライオンズ菊池雄星投手に花巻市スポーツ栄光賞を贈ります
市長
花巻東高等学校出身で埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手(26)は今年、パシフィック・リーグ投手部門において「最優秀防御率投手賞」及び「最多勝利投手賞」を受賞し、また、「ベストナイン」や「三井ゴールデン・グラブ賞」に選出されるなど輝かしい成績を修めました。投手として日本で一・二番の成績を修めたということで、そのような活躍により、花巻市民に勇気と感動を与えるとともに子どもたちに大きな刺激となったことからスポーツ栄光賞を贈呈することとしました。
平成29年12月4日(月曜)、午後4時30分から花巻市役所本庁2階市長応接室において贈呈することとしています。
過去の花巻市スポーツ栄光賞ですけれども、チームとしては、菊池雄星投手が活躍した平成21年度に花巻東高等学校硬式野球部、同年度、全日本大学野球選手権で第2位になった富士大学硬式野球部の2チームです。個人では、平成27年度に東京ヤクルトスワローズの畠山和洋選手がセントラル・リーグ打点王になったときに表彰させていただいています。そして昨年度は北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手がパシフィック・リーグMVPあるいはベストナイン等に選出されたということで大谷翔平選手を表彰させていただきました。
今年も花巻にゆかりのある菊池雄星投手がパシフィック・リーグのナンバーワン投手になったということで、3年連続花巻ゆかりのある選手に対し、このような表彰ができたということで大変喜んでおります。
復興「ありがとう」ホストタウンに登録されました
市長
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に参加する国・地域との相互交流と地域活性化などを推進することを目的にホストタウン登録が進められておりますが、本年10月にこのホストタウンの枠組みの下、岩手・宮城・福島の自治体を対象に「復興『ありがとう』ホストタウン」が新設されました。花巻市も応募しましたところ、11月17日に、一次登録団体に登録されたという発表が岩手県の鈴木東京オリンピック・パラリンピック担当大臣からがございました。
一次登録団体は11市村で、県内では本市を含め5市村ということになっており、花巻市においては交流する相手国として、アメリカ合衆国とオーストリア共和国を登録させていただきました。花巻市はアメリカ合衆国のホットスプリングス市、ラットランド市と姉妹都市提携しており、市民の交流が毎年行われています。オーストラリア共和国については、旧大迫町時代にベルンドルフ市と国際友好都市を提携し、市民同士の交流を毎年行っています。また、東日本大震災発生直後から多額の義援金や励ましのメッセージをいただいたことから、その支援に対して感謝の気持ちを示すとともに復興に向けた姿をみていただきたいとの考えで選ばせていただいたものです。
具体的には、今まで行ってきた交流をさらに大きくするあるいは活性化するということを考えています。可能であれば東京オリンピック・パラリンピックの出場選手に来ていただく等についても東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部事務局などとも協議の上、進めていきたいと考えています。
花巻温泉旧松雲閣別館が登録有形文化財への登録について答申されました
市長
文部科学大臣の諮問機関である文化審議会は、平成29年11月17日に開催されました同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、花巻温泉旧松雲閣別館を登録有形文化財(建造物)として登録するよう、文部科学大臣に答申することを発表いたしました。
この答申に基づき行われる官報告示を経て、正式に登録された場合、花巻市では初めての登録となります。
登録有形文化財(建造物)とは、築50年を越える建造物のうち、国土の歴史的景観の形成に寄与しているものを登録し、保護と活用を図る制度です。
今回の登録申請に当たっては、花巻温泉株式会社からのご希望があり、市教育委員会文化財課が進めてまいりましたが、岩手県教育委員会事務局生涯学習文化財課から多大なるご助言・ご支援を受けた上、国へ進達していただいたところです。その意味で岩手県のご担当課の皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。
松雲閣別館は、大正13年6月に新築された高級旅館松雲閣の別館として、昭和2年に建築され営業が始まりました。入母屋造りの木造二階建てで、延べ床面積約1,600平方メートルの総ヒノキ造り、屋根は赤褐色釉薬の花巻瓦葺き、手すきガラスが使用され、鉄くぎが一切使用されていない組立方式による大型旅館建築の建物です。
残念ながら平成14年12月、老朽化によって閉館されておりますが、昭和天皇をはじめとする皇族の方々、後藤新平、斎藤實、高橋是清などの政治家、与謝野鉄幹・晶子夫妻、高浜虚子などの文人が利用するなど、岩手における迎賓館として長く愛され続けました。
館内には、昭和36年の昭和天皇行幸啓時の貴賓室や浴室等もよく残り、背後の松林に映える堂々とした姿は、往時の花巻温泉の景観を今に伝えています。ほかの古い建物はなくなっておりますが、旧松雲閣別館のみ残っているということです。
旧松雲閣別館の今後の利用については、具体的には花巻温泉株式会社に考えていただくことになります。現時点で花巻市が取得するという考えはありませんが、利用について花巻温泉株式会社と花巻市が相談することは可能ではないかと考えています。
花巻市起業化支援センターが感謝状をいただきました
市長
花巻市起業化支援センターは、永年にわたり一般財団法人日本立地センター主催のインキュベーション・マネージャー養成研修におけるビジネス・インキュベーター実習で、全国から多くのインキュベーション・マネージャー候補の実地研修を受け入れてきました。
その成果や取り組みがたたえられ、平成29年11月21日に東京都港区で開催された「JBIAシンポジウム2017」において感謝状をいただきました。このシンポジウムには全国の産業支援機関等約80名が参加し、花巻市からは、佐々木副市長が出席し感謝状を受領しました。
2000年度から2017年度までの全国のビジネス・インキュベーター実習に係る実地研修受け入れ累計は917名ということですが、そのうち花巻市起業化支援センターでの受入数が139名ということで全国1位となっています。今回、感謝状が贈呈された団体は、花巻起業化支援センター、公益財団法人湘南産業振興財団、株式会社さがみはら産業創造センターの3団体です。
花巻市起業化支援センターは平成8年、二枚橋に開設され、研究室8室、工場棟13棟のレンタル施設を設置し貸し出ししています。民間企業出身のコーディネーターが常駐し、事業の立ち上げから事業化後まで継続支援しています。花巻市はこの花巻市企業化支援センターをさらに強化するということを検討していますが、その強化に先立ってこのような感謝状をいただいたということでございます。
支援事例としては研究室入居中のコーディネーターと岩手大学の支援を受けて特許を申請し、現在市内において、自動車部品会社向けも含めて製品を作っている工場を展開しているという企業、あるいは工場棟に入居しコーディネーターの支援により、補助制度を活用した設備整備等を進め、5年間で売り上げが数倍になり、市内での工場展開を計画している会社もあります。また、平成27年10月に「世界にも通用する究極のお土産10選」が復興庁主催で開かれ、東北のお土産が出品されましたが、岩手県から3商品が選出。3商品とも花巻市内の製品が選ばれました。佐藤ぶどう園の「Amulet of the sun-太陽の生レーズン」、佐々長醸造株式会社の「老舗の味つゆ」、株式会社ブルージュの「平泉黄金バウム」の三つが選ばれたわけですが、この3品目とも花巻市企業化支援センターのコーディネーターが支援し商品開発や販路拡大を進めてきたものでございます。
主な質問
花巻駅橋上化によってどんなメリットがあるか、また立地適正化計画においての必要性と今後の展望は
市長
技術的な課題がクリアできるかどうかということを調べていただいて、実現の可能性を検討する必要がありますし、今の段階ではどのくらいのお金がかかるかも分かりません。ただ、立地適正化計画の事業に含まれていますので、我々としては国の支援も含め、実現の可能性を検討していきたいと考えています。そのようなことで、花巻の身の丈に合った形での橋上駅建設の可能性をまず探りたいということです。
花巻駅西側は長年、住宅地として盛んに開発されており、住民の方々あるいは温泉関係者の方々から花巻駅西口改札設置の要望が非常に強いです。花巻地域の中心市街地は花巻駅西側が発展している状況で、東口改札まで移動する場合、時間がかかり不便ということから西口改札の必要性については我々としても考えており、まちづくりに必要だろうと思っていました。ただ、西口改札を設置した場合、自動券売機や自動改札があればいいという問題ではなく、駅員を増やさなければならないということがJR東日本の考え方だと理解しています。
花巻駅は新幹線がない在来線のみの利用で利用客数が限られている中で西口を維持していくことには駅員の配置も含めコストがかかること、そして現在プラットホームをつなぐ跨線橋は古いタイプのものですからその跨線橋をそのまま利用した形での新たな西口改札口設置はいかがなものかとの観点から、JR東日本は今の跨線橋を利用した形で西口改札を造ることについて非常に否定的であると理解しています。
そのような中、橋上駅であれば可能性があるのではないかということで、総合花巻病院移転整備の方向性が見えてきた今年の3月位からJR東日本にその可能性についてお話しして6月から勉強会を3回開いたところ、JR東日本もその技術的な側面などからの可能性について検討すると同意をいただいたところです。
我々としては身の丈に合った形であれば、まちづくりの観点からこの橋上駅化をやるべきと考えておりますが、現時点においては実際に橋上化を進めるかについてはまだ決まっていないということです。
国からの支援についても可能性があるのではと思っておりますが、しっかりとした計画ができるかどうかが重要だと思います。
14,850,000円をかけて可能性を探るということか
市長
現時点においてはそういうことです。
ただ、やりたいという気持ちはあります。
花巻駅橋上化にどの程度のコストがかかるかということについては現時点では答えられませんし、JR東日本の計画次第なので現時点においては申し上げられない状況だと思います。
橋上化になった場合、整備費用を花巻市も負担することについて考えなくてはいけないと思います。
改製原戸籍謄本の誤交付について、今後発生しないよう、どのように見直すのか
市長
チェックが働いていないことについて、単純に個人の自覚をもっと持ってもらうことだけでいいのかどうか、これについては今後検討していく必要があると思います。
ただ、いずれにしてもシステム化はなかなかできないわけで、やはり人の要素が大きいことは間違いないと思います。そのため、一人が責任を持ち、さらに二重にチェックする以上のシステムの構築はなかなか困難ではないかと思っています。そういう意味では個人情報を取り扱うという非常に重要な仕事をしていることについて、職員が自覚をもっと持っていただく必要があると考えています。
情報提供が11月27日になったのは、書類が確認できるまでは発信できないという考えからか
市長
11月24日の夕方に誤交付の報告を受け、対応について指示し、これ以上の被害がないということを確認した上で発表することとしました。
担当課では、誤交付者の自宅に伺って改製原戸籍謄本を受け取ることも考えていましたが、誤交付者に返送していただけるとのことでした。すでに24日の段階でこちらに返送したという連絡はとれていたので、11月27日月曜に改製原戸籍謄本を受け取り確認してから直ちに発表したということです。
個人の自覚の問題のほか、組織的ないろいろな問題もあるのではないかと感じるが、その辺の見直しについても考えているか
市長
私は市の職員全般に他市等と比べて特に問題があると受け取っているわけではありません。
人のやることについてはどうしても間違いが出てしまうと思います。ですから国民健康保険の療養給付費負担金・財政調整交付金算定誤りについても多少残念な部分もありますが、任務懈怠があったわけではなくて一生懸命やる中で間違ってしまったと理解しています。
私は間違いを根絶することが不可能だと思っています。以前、米国に本拠を置くグローバル企業に勤めていたことがありました。その企業は、コンプライアンス体制では世界でも一番進んでいるという評価を受けていましたが、それでも間違いが出てしまうことがありました。その中で、米国から幹部が来日し国内の幹部が集まってコンプライアンスについて丸一日かけて議論する機会を毎年設けており、コンプライアンス違反を根絶する努力をしていました。
花巻市では、市職員を対象にしたコンプライアンス研修を実施するなどコンプライアンスを徹底する努力をしています。もし規範意識が弱い職員がいた場合、そのような職員はいないと信じてはおりますが、研修をしたからといって、規範意識の弱さを完全になくすることは不可能であると思います。また、不注意による間違いも完全になくすこともできないと思います。しかしながら、このような努力をすることにより職員に注意を喚起することは重要であり、そしてそれ以上に、花巻市の場合、最近の企業不祥事にみられるような組織としてやってはいけないことは組織として絶対行わない、花巻市は職員がそのようなことを行うことを絶対に認めないということを職員にメッセージとして伝えること、これが大変重要であると思っています。
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