平成29年6月 定例記者会見を開催しました
開催日時
平成29年6月28日(水曜)午前11時から11時55分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室
市長からの報告事項
第5回東アジアU-22ハンドボール選手権が花巻市で開催中「いわて花巻空港」秋の台湾チャーター便が運航
会見項目
- 保育士等の復職支援・育児支援制度を新設、一時預かり保育を拡充します(担当 教育部 こども課)
- 花巻市病後児保育室を開設します(担当 教育部 こども課)
- 宿場町おおはさま400年記念事業「大名行列・記念式典・記念講演」を開催します(担当 大迫総合支所 地域振興課)
- 花巻市こども発達相談センター改築工事について(担当 教育部 こども課)
- 市内高校生と市長との懇談会を開催します(担当 地域振興部 地域づくり課)
- 平成29年度介護予防講演会「元気はなまき大作戦!」を開催します(担当 健康福祉部 長寿福祉課)
- 国際姉妹都市ホットスプリングス市教員受入れについて(担当 生涯学習部 国際交流室)
市長からの報告事項
第5回東アジアU-22ハンドボール選手権が花巻市で開催中
市長
国内で初めての国際大会「第5回東アジアU-22のハンドボール選手権」が花巻で開催されております。
6月25日に花巻温泉で歓迎レセプションを開催いたしました。その後、6月26日から7月2日までの日程でこの大会が開催されています。
日本、中国、韓国、チャイニーズタイペイ、香港の5チームが男女それぞれ総当りのリーグ戦形式で競います。
6月26日から30日(29日は休養日)までは無料でご覧いただけます。7月1日・2日は有料となります。
入場料は大人の場合、前売り券が2,000円、当日券が2,500円、中高生が前売り券で1,000円、当日券が1,500円、小学生が前売り券で500円、当日券が700円ということでございます。
私も見に行きましたが、非常にレベルの高い戦いが繰り広げられており、市内の小中学生の方々も応援に来ていただいているということで、大変盛り上がっております。
花巻市のすばらしい施設である総合体育館で開催しておりますので、ぜひ市民の皆様あるいは県民の皆様にもご覧いただきたいと思っております。
「いわて花巻空港」秋の台湾チャーター便が運航
市長
6月23日に達増県知事が記者会見で発表いたしましたが、いわて花巻空港とタイガーエア台湾、そして中華航空によるこの秋のチャーター便が運航されることが内定しました。
今回、タイガーエア台湾が30便、中華航空が4便ということでございます。
タイガーエア台湾は台湾唯一のLCC(ローコストキャリア)航空会社で、安い料金で乗客をお乗せするという会社でございます。このLCCが初めていわて花巻空港に就航するということが今回のチャーター便の大きな特徴だと思います。
タイガーエア台湾は、今年の1月に中華航空の100パーセント子会社になっております。それまではシンガポール航空が一部株式を保有しておりましたが、昨年12月、中華航空の100パーセント子会社になりました。
このLCCは非常に重要だと思います。ビジネス客であれば、高い航空運賃でも乗ることができるかもしれませんが、観光客の場合には、特にいわて花巻空港・台湾桃園国際空港間のような短距離であれば、サービスのレベルはフルフェアの料金の高い航空機より少し十分ではないということがあるにしても、大いに需要はあるわけでございまして、その航空会社が花巻に目を向けてくれているということについては、我々としても非常にありがたいと思っております。
5月30日から6月2日にかけて、達増県知事を団長とする岩手県台湾訪問ミッションが実施され、私も参加しました。台湾、台北市を訪問し、その中で中華航空あるいはタイガーエア台湾の幹部とお話をして、このチャーター便の誘致についてお願い申し上げ、タイガーエア台湾が来てくれることが決まったということです。
タイガーエア台湾の独自の運航ではなく、ezTravel(イージートラベル)という台湾における大手の旅行代理店が経費的にリスクを負担する形で、台湾からのお客様を花巻あるいは東北に誘致するチャーター便を設定していただいたわけでございますが、交渉について難しいところもあったというものの、最終的にその交渉がうまくいったということだと思います。
このezTravelの社長は今年の2月末、花巻にもお見えになられ、その時にもお会いしましたが、積極的に事業を拡大されている方で、このような旅行代理店との関係も非常に重要だということを今回感じたところです。
このタイガーエア台湾のチャーター便ですけれども、9月3日から10月25日まで、毎週2便運航されるということでございます。これについては県も支援すると私は理解しておりますけれども、花巻市としましても、このチャーター便を使って、花巻温泉郷をはじめ市内宿泊施設にお泊まりになる団体の観光客につきましては、市の要綱に基づいて、貸切バスについて助成することを決めております。1台当たり30,000円の助成を花巻市がするということでございます。旅行代理店がリスクを背負ってこのようなチャーター便の運航をする場合、その判断の大きな要素はコスト負担でございまして、低価格の運賃のLCCを使うことに加え、地元の支援を受けることによって、旅行代理店が十分な採算がとれるという確証を持ってこのようなアレンジをするということになったと理解しております。
私共としては今後ともこのような、特にLCCを含めた海外の航空会社がいわて花巻空港を利用して、花巻を中心として岩手あるいは宮城を含めた北東北に旅行してくださるお客さんが増えれば良いと考えております。
保育士等の復職支援・育児支援制度を新設、一時預かり保育を拡充します
市長
今年度くらいから花巻地域における保育園についても、供給が需要に対応できるのではないかと予想していたところでございますが、保育所に入れる資格を週15時間のお仕事をお持ちの保護者まで拡充した結果、需要がさらに増え、待機児童が4月1日で17人、5月1日で23人、6月1日で15人という状況となっております。
6月1日で言いますと0歳児が5人、1歳児が6人、2歳児が4人ということで3歳以上のお子さんについては待機児童がいないということでございますけれども、0歳児から2歳児についての待機児童が発生しております。
花巻地域の中心部の保育園に、希望して入れないという方が90パーセントを占めており、まだ待機児童の問題が解消されていないという状況になっております。
このような状況が今年の2月頃、教育委員会から報告され、教育委員会が中心となって解決に向けて検討しました。6月の市議会で補正予算を計上して、保育士等の復職支援・育児支援制度を新設あるいは一時預かり保育を拡充するということができたわけでございます。
特に花巻地域の中心部の保育園の受け入れ人数を増やすということについては、保育士の数の確保が重要であるという観点からこのような制度を開始したということでございます。
一番目の、復職に向けた支援「花巻市保育士等復職支援者登録」そしてその支援制度でございますけれども、これについては、まず復職に向けた支援を受けるために花巻市保育士等復職支援者として登録していただく必要があります。対象者は、市内の保育施設への再就職を希望する、保育士、看護師、准看護師、幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭のいずれかの資格がある人でございます。
復職支援の主な内容として、一つ目は個別相談で、復職に向けた不安など、現役保育士及び保育園長経験者等が個別にお話を伺うこととしております。
二つ目は講座等で、現役保育士及び保育園長経験者等による講座や研修を開催し、復職に向けたトレーニングを行います。
三つ目が法人立保育所等職場見学・体験で、職場見学や就労体験を通して、働くイメージ作りができるということでございます。
いずれも対象の方は無料で支援を受けられるということとしています。
登録につきましては、石鳥谷総合支所2階にあります教育委員会こども課、まなび学園の中にあるこどもセンター、本庁新館2階にある保育園入所申込受付・相談窓口に、平日午前9時から午後5時の間に問い合わせていただきたいと思います。なお、電話でのお問い合わせもお受けいたします。
二番目に、復職後の支援「再就職支援金貸付」及び再就職した方のお子さんの「保育料の減免・補助」ということでございます。
再就職し働き始めた方は、再就職支援金の貸し付けが受けられます。また、認可保育施設に子どもを預けて働く方々は、保育料の減免・補助が受けられるということでございます。
ちなみに保育料の減免・補助につきましては、再就職した方だけではなく、現在既に働いている方々も受けられるということにしております。
一つ目の「再就職支援金貸付」でございますけれども、市内の法人立保育所など(保育所・幼保連携型認定こども園・小規模保育事業・家庭的保育事業・事業所内保育事業)に再就職し、保育業務に週20時間以上従事する方が対象となります。公立保育所、認可外保育施設に再就職する方は対象外となります。
貸付額は1人1回限り10万円でございまして、この貸付金の使途は問いません。1年間勤務された場合には返還が免除されるということになりますので、その場合、実質的には補助ということになります。
条件としましては花巻市保育士等復職支援者として登録されている方、資格取得後1年以上経過している方です。勤務経験等条件でございますけれども会社等を退職した方で、保育所などに勤めた経験がない方も対象となります。そして市内の保育所などに勤めていた方は、離職後1年以上経過した方、市外の保育所などに勤めていた方は、離職後6カ月以上経過した方ということでございます。
二つ目の保育料減免・補助につきましては、対象は認可保育施設へお子さまを預け、市内の法人立保育所など(保育所・幼保連携型認定こども園・小規模保育事業・家庭的保育事業・事業所内保育事業)に勤務し、保育業務に週20時間以上従事する方です。このほか、市外に居住する方で、市内の保育園にお勤めになって、市内の法人立保育所などにお子さんを預ける方も対象となっております。
そして再就職した方だけではなくて、すでに保育士として勤務している方も対象となります。ただし、公立保育所に再就職する方や勤務している方は対象外とさせていただくこととしております。
減免・補助額でございますけれども、月額で第1子は10,000円、第2子は5,000円、ただし、保育料がそれ以下の場合は、実際の保育料が補助額となります。
そして三番目でございますけれども、保育士等だけでなく一般の方も対象となる一時預かり保育の拡充をいたします。
昨年の実績ですが、1,649人の方が市内各地の保育所保育園等で一時預かり保育を使っていただきました。
拡充内容は、週3日から週4日にわたって利用できるようになること、あるいは保育利用料の最大負担額を設定し、超えた分の補助が受けられるということになります。
対象は保育所入所の申し込みをしていない方で、1カ月当たりの利用料が14,000円を超えた場合超えた額を補助します。
この一時預かり保育を使うことによって、短時間就労の方が保育所への正式の入所の手続きをすることなく保育の利用ができるようになるということを期待しているわけでございます。
- 定例記者会見資料_保育士等の復職支援・育児支援制度を新設、一時預かり保育を拡充します (PDF 273.4KB)
- 定例記者会見資料_保育士復職支援登録パンフレット (Excel 63.9KB)
- 定例記者会見資料_保育サービスの充実に向けて概略 (Excel 135.7KB)
花巻市病後児保育室を開設します
市長
この病後児保育施設については長年にわたって市民からの要望が多かったところでございます。その中で花巻市では、法人立保育所にお願いして病後児保育室を開設していただけないかということを話し合ってきたわけでございますが、なかなか難しいという状況が分かりましたので、昨年来、花巻市が保育室を開設するということで検討し、その案がまとまったということでございます。
病後児保育ですから、これは病気の回復期にあるお子さんが対象となる、家庭の都合で保育できず、保育所等での集団生活もまだ困難なお子さんをお預かりする制度でございます。
対象は生後6カ月から小学校6年生までのお子さんで、平日午前8時から午後6時まで施設専属の看護師と保育士がお預かりします。
利用にあたっては事前の登録制とし、医療機関の診察を受けているお子さんをお預かりするということになっております。したがって、たくさんの保護者の方々にこの事前の登録をお願い申し上げたいと思います。
利用料金は1日2,000円で、利用時間が5時間未満の場合は半額の1,000円となります。
対象児童でございますけれども、市内に居住する児童または市内の保育施設等若しくは市内の小学校に在籍している生後6カ月から小学校6年生までの児童、傷病の回復期にある児童、勤務の都合、傷病、事故、出産、冠婚葬祭等保護者のやむを得ない理由により家庭で保育を受けることが困難な児童、この三つの要件を全て備えることとしております。
利用定員は1日につき3人までとしておりますが、開所後1カ月程度は試験運用期間ということもありまして2人以内で運営いたします。
場所でございますけれども、現在の総合花巻病院の近くの花城町7番21号の、元の総合花巻病院官舎を賃借りして開設するということにしております。
利用する場合には事前の登録が必要で、施設を利用する場合は利用申込書の提出が必要となります。当日お子さんをお預かりする際に、看護師がお子さんの検温や問診を行い、お預かりすることが困難であると判断した場合には、お断りすることがございます。38度以上の熱や、激しい嘔吐・下痢の場合など、まだ病後児ではなく病児という状況にあるお子さんについては、今回の制度ではお預かりできないということになります。
受け入れ可能な症状の目安については、医療機関の診察を受けているお子さんで、38度未満の熱あるいはインフルエンザにあっては発熱が治まっているが、まだ保育園等には通えない状態である場合、嘔吐、下痢を伴う病気の場合は症状が落ち着いている場合ということにさせていただいております。
お預かりしたお子さんの容体が変化した場合には保護者にお迎えをお願いすることとしております。
そして病後児保育室には医師は常駐しませんが、お預かりする看護師・保育士が急を要すると判断した場合、提携する医療機関にて受診・治療を受けていただくことがあります。
また、お子さんの症状によっては定員に満たない場合でもお断りする場合があります。
宿場町おおはさま400年記念事業「大名行列・記念式典・記念講演」を開催します
市長
平成29年は南部利直公の命により花巻市の大迫の街並みが新たに形成されてから400年に当たる記念すべき年ということでございます。
この記念イベント第1弾として、先日6月3日・4日に大迫で「日本ワインフェスティバル花巻大迫」を開催し、山梨あるいは長野、新潟のワイナリーからも出展いただき、大変好評をいただいたところでございます。
特に大迫町の方々からは、大迫のまちなかでこのようなイベントをすることがなかったということで、商店街の方々も含めて大変喜んでいただきました。私も2日間とも行きましたけれども、皆さんに「来年も開催してほしい」と声をかけていただきました。
そして来ていただいた各地のワイナリーの方々にも大変好評でございまして、また来たいという方が多かったです。秋の「ワインまつり」にも来たいという方もおられました。
日本ソムリエ協会の副会長からすばらしいフェスティバルだと評価をいただいたところでございます。
今回のイベントでございますけれども、2弾目でございます。
具体的には7月30日(日曜)に、大名行列を午前10時から11時まで、記念式典を午後1時30分から、記念講演を午後2時から開催することとしております。
大名行列については大迫地域診療センター付近から大迫交流活性化センターまでの約900メートルを練り歩きます。これは元和3年(1617年)、400年前に南部利直公が宮守村(現遠野市)で行った鹿狩りの際に、一帯の長であった玉山主水の家に宿泊しました。この時の入宿行列のイメージを再現するということにしております。
参加者でございますが、大迫の各地区公民館や各地区コミュニティから約60人、大迫中学校生徒20人、大迫高校生徒10人、実行委員会から約20人が参加いたします。そのほかに特別ゲストとして、殿様役だと思いますが、花巻出身のIBC岩手放送「神山浩樹アナ」、それから同僚の「松原友希アナ」が家老役ということで馬に乗って行列されるということを聞いております。120人が陣笠姿等で練り歩くということになっております。
この当日の衣装・小道具を含めて遠野市には大変お世話になっております。衣装・小道具は遠野町地域づくり協議会、馬は遠野「馬の里」のご協力を得て準備を進めているということでございます。
記念式典でございますが、大迫交流活性化センター 大ホールで行うこととしております。大迫地域内にある小中高各校の代表1人の児童及び生徒が、持ち時間3分で未来の大迫へのメッセージスピーチを行います。400年後に残るようなメッセージを出していただければ大変ありがたいと思います。
式次第は主催者挨拶、市長祝辞、児童及び生徒の計5人によるスピーチということでございます。
この後に記念講演を同じ会場の大迫交流活性化センター 大ホールで行います。
講演者は京都清水寺の森清範貫主ということになります。
森清範貫主は「希望郷いわて文化大使」をお務めになっておられ、また、年末恒例の「今年の漢字」を清水寺で揮毫(きごう)されている方でございます。
内容としましては、大迫と京都の歴史についての講演と、大迫にちなんだ揮毫を行っていただきます。また、大迫地域内にある小中高各校へ森貫主直筆による漢字1字の墨蹟を贈呈させていただくこととしております。墨蹟は各校が希望する字を書いていただく予定となっております。
この講演の後に森貫主のご希望もあり、早池峰岳神楽公演を開催し、ご覧いただくこととなっております。
いずれのイベントも観覧・入場無料ということでございまして、大迫総合支所駐車場を臨時駐車場として開放することとしております。
花巻市こども発達相談センター改築工事について
市長
矢沢の高松地内の安野に「こども発達相談センター」があります。これは旧安野保育園を使った施設ですけれども精神、運動及び言語面の発達に課題があると思われるお子さんと保護者に対する支援・指導を行っている施設でございます。
そのこども発達相談センターを、花巻市が単独で改築工事を進めるということにしているわけでございます。
このセンターの主な活動内容は、集団指導、個別指導、発達相談でございます。
建て替えの経緯でございますが、昭和50年に安野保育園としてできた建物なので大変古くなっているということで、整備が必要だということを利用者の方あるいは保護者の方あるいは支援員の方々から聞いていたところでございます。建て替え場所についても、やはり安野の同じ場所がいいという利用者の保護者あるいは施設の支援員の方々の希望がございまして、現在の建物を取り壊し建て替えることとしたわけでございます。
そして従前から駐車場が不足していたということでございますので、隣接地の児童公園を駐車場として整備する計画を併せて進めることとしております。
施設面積は約357平方メートルで、来年の3月末には完成する予定となっております。
こども発達相談センターは今月になってから、前のイーハトーブ養育センターがあった花巻市総合福祉センター内に一時移転いたしました。イーハトーブ養育センターについては障がいのあるお子さんたちの放課後デイサービス等をやっておりまして、この施設については今年4月、不動町に新築移転し、開設については国あるいは県の支援あるいは近隣の北上市、遠野市、金ケ崎町、紫波町のご支援をいただいたところでございます。
今回、こども発達相談センターについて、ご不便をおかけいたしますが、約9カ月、こちらに移って支援活動あるいは活動をしていただきたいというように考えているところでございます。
改築整備の予算額としては約1億円の99,481千円を見込んでおります。本年度、施設の改築整備、駐車場の実施設計をし、駐車場の整備については平成30年度になるという予定になっております。
市内高校生と市長との懇談会を開催します
市長
市内には県立・私立を含め六つの高等学校があります。そして高校卒業後に就職される方の80パーセント以上は花巻に残って花巻市内もしくは近隣の市・町で就職したいという方が多いということでございます。現在は人手不足あるいは人材の要望が多い中で、ほぼ100パーセント就職できる状況になっております。高校生の中には卒業後仕事のために市外、県外に出る方あるいは就職、進学で市外、県外に出る方がいます。そういう方の中でもできればその後、いつかは花巻に戻ってきていただいて花巻にお住みいただきたいと思っております。そのため、直接高校生の声をお聴きして、それを市政に活かしていきたいということから高校生とワークショップの中でのワールドカフェの手法を利用してこの懇談会を開催するということです。
ワールドカフェは、特定のテーマについて席替えをしながら対話をすることであたかも全員が対話している効果が得られるワークショップの手法の一つということでございます。
日程としては7月24日(月曜)、午後1時30分から午後3時30分まで、市役所本庁舎で行います。
懇談のテーマですけれども、花巻市の誇りに思うところ、残念に思うところ、どんな花巻市だったなら将来住んでいたいかあるいは戻ってきたいか、どうすれば若者は花巻市に住み続けることができると思うかあるいは戻ってくると思うか、そういうことについて高校生の皆様の新鮮なまなざしでのご意見を聴きたいと思っているところでございます。
出席者は市内各高等学校から男女各1名、計12名ということでございます。
平成29年度介護予防講演会「元気はなまき大作戦!」を開催します
市長
花巻市では、住民の皆さんが気軽に通える場所で、主体的に介護予防の取り組みを行う「通いの場」の立ち上げを支援しております。
「通いの場」は、筋力の維持や向上を目的とする、大阪府大東市でできた「大東元気でまっせ体操」を軸に、住民同士の見守りやお互いに助け合えるような地域のつながりの場としての側面も持っています。
この「通いの場」を地域に広げて、住民同士が支えあう地域づくりを目指し、介護予防講演会を開催するものでございます。
日時は7月27日(木曜)午後1時15分から3時30分まで、場所は花巻市文化会館大ホールです。
内容は、第1部として花巻市健康福祉部長寿福祉課による花巻市の介護予防の取り組みの紹介、花巻市民による「大東元気でまっせ体操」の実演、そして地域で「通いの場」を立ち上げ、活動している団体による活動発表です。
第2部は、広島と仙台に拠点を置いて活動しているご近所福祉クリエイション ご近所福祉クリエーターの酒井 保 氏に「つながる喜び・つなげる喜び あなたは、どんな地域(まち)に暮らしたいですか?」と題した講演をしていただきます。
そして三番目としては「通いの場」活動紹介パネルの展示、あるいはタッチパネル式「もの忘れ相談プログラム」によるもの忘れ度チェック体験をしていただくことにしております。
国際姉妹都市ホットスプリングス市教員受入れについて
市長
今年も米国アーカンソー州ホットスプリングス市の高校教員3人、男性1人、女性2人が、7月10日から16日まで、花巻市に訪問されます。
教育現場や北湯口にあります岩手県立教育センターを訪問される、あるいは地域の市民との交流ということで、太田地区にある太田むらの家での交流やホームステイ等もしていただきます。
そして宮沢賢治記念館、宮沢賢治童話村、花巻市博物館、花巻新渡戸記念館の訪問をいただく予定としているところでございます。
ちなみに本年度の海外青少年等受入交流事業実績でございますが、6月1日から8日まで、ホットスプリングス市高校生が21人、引率2人の計23人が花巻市を訪れています。そのうち1人の方は本人の希望により、昨日まで花巻市にいらっしゃって、花巻北高校や花巻東高校にも通って職場体験や授業参加をしていただきました。
6月19日から25日まで、ラットランド市中学生が引率1人を含め計7人で花巻を訪れました。ラットランド市は国際姉妹都市締結をしてから昨年で30周年を迎え、その記念で私もラットランド市に訪問しました。大変温かく迎えていただいたわけですけれども、この石鳥谷を中心とした長年の交流、その中でラットランド市の中学生に今年も来ていただいたということです。
それから6月20日から22日まで、国際ロータリー主催でオクラホマ州の高校生が引率の方を含めて計10人で花巻を訪れました。市役所にも来ていただいてご挨拶させていただきました。
昨年9月に米国ホットスプリングス市ASMSA(アーカンソー数理芸術学校)と花巻北高校が姉妹高校の提携をしました。このASMSAは数学、科学、芸術について、非常に才能のあるお子さんたちが集まる全米でも有数の学校ということで認定されています。
今年の8月8日から9日までの2日間、花巻温泉を会場としまして第54回全国国際教育研究大会岩手大会及び第43回東北地区高等学校国際教育研究大会岩手大会が開催されます。この大会でございますけれども、事務局は花巻北高校が行い、全国から弁論大会、研究発表会等への出場生徒、引率、保護者等が約200人花巻に集まりましてこの大会に出ることになっております。
この大会にASMSAの生徒を花巻北高校が招待し、ASMSAの高校生4人そして引率3人が大会に備えて8月7日から12日まで、花巻にお見えになる予定となっております。
非常に優秀な生徒さんたちでございますので、全国の方々にもさまざまな刺激を与えてくださるのではないかということで期待をしているところでございます。
そして9月には国際友好都市ベルンドルフ市の市民と、日本でいう中高一貫校のギムナジウム生が花巻にお見えになる予定となっております。
これは大迫の方々が長年にわたって交流してきたところでございますけれども、言葉が全く通じない同士でもよろこんで抱き合うという非常にあたたかい交流をしております。
10月下旬から11月中旬にかけては、市内中学生を国際姉妹・友好都市等4都市へ派遣する予定となっております。
今年の国際交流派遣の特徴でございますけれども、ASMSAと花巻北高校が姉妹高校の提携をしたということで、花巻北高校のPTAと同窓会の支援によって花巻北高校生数名が引率者と共にホットスプリングス市を訪問される予定で、花巻市が派遣する中学生と一緒に訪問されるということを伺っております。
花巻東高校も毎年派遣されておりまして、花巻東高校、花巻北高校の高校生たちが、市が派遣する中学生6人と一緒に10日間訪問する予定となっております。
ベルンドルフ市につきましては、例年と同様、中学生と花巻市が支援して大迫高校生が訪問することとなっております。
ラットランド市と、ウィスコンシン州のクリントン村には6名中学生が訪問することになっております。
クリントン村は小さい村ということで、毎年花巻に来ることは難しいということでお話を聞いておりますけれども、その中でこの花巻の中学生を引き受けてくださるということについては大変感謝申し上げたいと思っております。
高校生、中学生がこのような経験によって、世界に目を開くという機会になっていただければ大変ありがたいと思っております。
私が初めて海外に行ったのは26歳か27歳なので、高校生、中学生が海外に行くということは大変すばらしいことだと思います。それによって進路を決める方も中にはいますので、そういう機会になってもらえればと思いますし、帰ってきて友達とそういう交流の経験を語り合っていただければ大変ありがたいなと思います。
主な質問
花巻市病後児保育室の年間利用者数の見込みは、また、県内自治体が病後児保育室を設置している例はあるか
教育部こども課長
年間利用者数の見込みは、現時点で200人から300人の子どもさんを見込んでいる状況でございます。
病後児保育室を直接設置し、運営している自治体は、北上市、奥州市とお聞きしています。
花巻市病後児保育室に従事する看護師、保育士の人数は
教育部こども課長
基本的には1日に看護師1人、保育士2人です。これはお預かりする時間帯が長いということで、交代しながら計3人での運営を考えております。
3人が重なる時間帯もあります。
病後児保育室の利用対象は症状が軽い子どもか
教育部こども課長
そのとおりです。病後、回復したけれどもまだ登園ができない場合などに利用できます。
こども発達相談センターは、もう花巻市総合福祉センター内に移っているのか
市長、教育部こども課長
6月22日から、安野から石神町にある花巻市総合福祉センター内(旧イーハトーブ養育センター)に移り、事業を開始しています。
好評だった日本ワインフェスティバル花巻大迫を来年も開催する可能性は
市長
今年は宿場町おおはさま400年の記念に実施しましたが、結構費用が掛かりました。ただ、地域の方々が非常に喜んでおられたのと、商店街を会場に開催したということでまちなかの活性化につながったのではないかと思います。
来年も開催できるかという可能性については、今担当部署で検討を始めているところでございます。
市内高校生と市長との懇談会に出席する生徒は何年生を想定しているのか
地域振興部地域づくり課長
特に学年は指定していませんが、市が企画しても高校のご理解が得られないと実施できないということもありまして、事前に市内の校長会議に行って、花巻北高校の校長先生にお願いいたし、各学校の先生のご理解をいただいて開催できる運びとなりました。
3年生は受験前で、ご協力が得られないと考え、あえて学年は指定しませんでした。おそらく出席する生徒は1年生か2年生になると思います。
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