追悼 大宮政郎展を開催します

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ページ番号1017956  更新日 令和5年3月1日

イベントカテゴリ: 歴史・文化

開催エリア:東和地域

追悼 大宮政郎展を開催します

1930(昭和5)年、岩手県水沢(現、奥州市)に生まれた大宮政郎は、60年代初めに盛岡で結成した先鋭的な美術グループ「集団N39」の先導的メンバーとして、岩手の美術シーンに確かな一歩を印すとともに、常に進化する運動体としての前衛美術を地方から発信し続けました。

1968年、モスクワに向かう機内で、数時間にわたって沈まない夕焼けを眺めながら、「人が動きながら、又は、移動しながら自らスピードをもって物を見、考えたなら、芸術はどの様に変わるか…」という新しい造形的発想が思い浮かびます。それはまもなく「人動説アート」となって、動的視点による新たな作品へと展開していくことになります。速度が早まれば物体や空間は短縮し、質量が増大するという特殊相対性理論と、現代社会の加速する時空とを相乗的に解釈した大宮は、移動する視点は対象を細長く写しだすと言います。それらは独特な縦長の形態へと思索と実験が重ねられ、「人動説」は深化を続け、綿版画や雲や光など消えゆくものを具現化する彫刻やオブジェなど、独自の視点から現代美術へ斬新なアプローチを試みてきました。先の震災以降は、「有りもしないものを有るように見せるのが21世紀の絵画」という持論を深化させ、内なるイメージが画面いっぱいに展開するドローイング「無有描写シリーズ」に取り組み、老いることを知らない永遠の青年画家さながらの活躍を見せました。

本展覧会は、昨年11月に亡くなった大宮政郎の代表作を一堂に展示し、オリジナリティー溢れる造形作品を生みだしてきた彼の70年にわたる表現世界の全貌を紹介する遺作展です。

休館日は毎週月曜 注)月曜が祝日の場合は翌日 休館です。

3月の休館日 13日、20日、27日
4月の休館日 3日、10日、17日、24日

 

開催期間

令和5年3月11日(土曜)から令和5年4月23日(日曜)まで

開催時間

午前8時30分 から 午後5時 まで

(入館は午後4時30分まで)

開催場所

萬鉄五郎記念美術館、八丁土蔵
萬鉄五郎記念美術館 アクセス・利用案内

費用

必要

一般400円、高校生・学生250円、小・中学生150円


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このページに関するお問い合わせ

萬鉄五郎記念美術館
〒028-0114 岩手県花巻市東和町土沢5区135
電話:0198-42-4402 ファクス:0198-42-4405
萬鉄五郎記念美術館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。