亀ケ森の館跡めぐり

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ページ番号1013999  更新日 令和3年3月31日

亀ケ森の館跡めぐり(おおはさま物語)

亀ケ森地方にも、時代や正確や館主も分からない館と呼ばれる場所がある。

杉館(すぎだて)

亀ケ森大沢の屋号・西番所、東番所という家の南側の山上に、杉館とか廻館と呼ばれれているところがある。この山に登ると、石鳥谷や花巻 方面から来る街道筋は、すべて見渡すことができる絶好の地である。ここに、最大長八十四メートル、最大幅三十八メートル、洋梨に似た形の深さ一メートル余の空堀がめぐっている。
言い伝えでは、昔、ここは二十四石取りの侍がいたところで、その杉館が没落するとき、館の下にある、今の蒼前杜に金銀財宝を埋めて去ったといわれている。また、堀には遠く廻館山から水を引いてたくわえたという。
 

目向館(ひなただて)

亀ケ森大沢山の奥に「館」というところがあり、ここには山城などに特徴的な曲輪や空堀などもなく、屋敷の跡らしきものも見当たらないが、里人は日向館と坪んでいる。この館の近くの高森山のふもとには、山号も寺号もわからないが、昔、お寺があったと伝えられている。

稲荷館(いなりだて)

亀ケ森七区の字名が「館」という高橋家の南面崖上に昔の館があったといわれている。ここは崖の下から見ると館のように城の格好をしているが、上って見ると、一面に水田として開けて何もそれらしき様子かなかったという。ただ、深い谷間のように一段低い水田が西側に廻っているので、昔から濠だとか堀といっていて、それで字名まで館と称している。衣更着氏以前に、豪族が居住したとも推測されている。ここは、最近の圃場整備によって、濠の跡というのが埋められてしまい、跡形も全く残っていない。

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