学校施設環境改善交付金について、過大交付があったことを会計検査院から指摘されました

会計検査院が令和5年11月7日に公表した令和4年度決算検査報告において、当市が平成28・29年度に学校施設環境改善交付金の交付を受け実施した「花巻市立湯口中学校の校舎及び屋内運動場の改築事業」について、旧建物の解体及び撤去費の算定方法に誤りがあったことを指摘されました。

今後、当該交付金について、過大に交付されていた4,849千円を国に返還することとなりますので、ご報告いたします。

過大交付となった経緯

当市は、湯口中学校の校舎及び屋内運動場の改築事業にあたり、旧施設の解体及び撤去事業を併せて実施することから、学校施設環境改善交付金の交付申請時に、施設の解体及び撤去費を概算額で計上し、実績報告時も概算額と同額で国へ報告したところです。

しかし、実績報告時には、交付申請時に用いた概算額ではなく、解体及び撤去工事の契約後の金額で報告する必要があり、この報告誤りにより交付金4,849千円が過大交付となったものです。

今後の対応

過大に交付を受けた学校施設環境改善交付金 4,849千円について、令和5年12月市議会定例会において補正予算を上程し、市議会の議決を経たうえで、国に返還する予定としております。

今後このような事態が生じることのないよう、事務作業のチェック体制の見直しを図るなど、事務処理の適正化に努めてまいります。

本件は、本来の交付額以上に国からの交付金を受領していたものを国へ返還するものでありますが、このような事務作業の誤りにより、市民の皆様にご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます。