平成29年1月 定例記者会見を開催しました
開催日時
平成29年1月26日(木曜)午前11時から11時50分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室
市長からの報告事項
花巻市産農畜産物のトップセールスを行いました国による米の生産調整について総合花巻病院の移転整備基本構想に関する補足
会見項目
市民ワークショップ「子どもたちと地域のより良い未来を考える “未来創造 知恵出し会議”(第2回)」を開催します(担当:教育部教育企画課)公共施設等総合管理計画の取り組みについて(担当:財務部契約管財課公共施設計画策定室)宿場町おおはさま400年記念事業を実施します(担当:大迫総合支所地域振興課)国内友好都市等からの第59回わんこそば全日本大会参加について(担当:生涯学習部国際交流室、商工観光部観光課)平成29年度市民税・県民税申告相談を実施します(担当:財務部市民税課)臨時福祉給付金及び障害・遺族基礎年金受給者向け年金生活者等支援臨時福祉給付金(障害・遺族年金受給者向け給付金)について(担当:健康福祉部地域福祉課臨時福祉給付金室)
市長からの報告事項
花巻市産農畜産物のトップセールスを行いました
市長
加工用米のトップセールスということで、1月17日、18日に関西に行ってまいりました。訪問した大阪の卸売業者の津田物産株式会社は、岩手県産米をたいへん多く扱っておられ、食用米や酒造用米についても取扱いしている会社です。そのほか灘の酒造会社、大関株式会社、白鶴酒造株式会社、辰馬本家酒造株式会社、そして今回初めて、これも花巻の酒造用米を使っていただいている菊正宗酒造株式会社を伺ってきました。
皆さんとお話ししまして、花巻の「ひとめぼれ」の評価がきわめて高い、ということを改めて認識させていただきました。
2年以上前に一度伺ったことがございますけれども、その時には主食用米の価格が非常に下落しているということもありまして、我々としては必死になって花巻産米を使っていただきたいというお話をさせていただきました。
今回のトップセールスでは、平成28年産米について、花巻産米がもっともっとほしい、主食用米としてももっと売れる。そして酒造用米としても品質が一定しているということで非常に高い評価をいただき、今以上にもっと出してほしいとお話を伺ってきました。他の大手の酒造メーカーさんも花巻産米がほしいという情報をいただきました。
JAいわて花巻の皆さんと我々と一緒に訪問しましたが、花巻産米についての非常に評価が高い酒造メーカーとの関係を維持していくのは、今後10年、20年を考えた時に非常に大事であるということから、酒造用米についても今後とも継続的に供給していくというお話をさせていただきました。そのことについて非常に評価していただきました。花巻の「ひとめぼれ」を使ったお酒も現地で試飲させていただきましたがたいへんおいしいお酒でございました。
我々としては、花巻の石鳥谷に酒造会社がございますし、市民の皆様には花巻の酒造会社または南部杜氏が作ったお酒を愛顧いただきたいのですが、花巻産米を扱っている灘の酒造会社が花巻のお米を使って醸造したお酒も飲んでいただきたいと思います。
国による米の生産調整について
市長
米の生産調整について、平成30年以降につきましては、米の生産調整をやめるということが政府の方針として決まっております。平成30年以降の生産調整の課題について、非常に重要であるため、政府が生産調整から手を引くべきではないという話を常にさせていただいております。岩手県市長会や東北市長会、全国の市長会の農業政策等を考える小委員会の場でも発言させていただいております。
昨年11月だったと思いますけれども、東京の全国市長会の農業政策等を考える小委員会の中で、農林水産省の方が、国は平成30年以降についても、飼料用米の活用も含めあらゆる手段を通して生産調整はなくならない、ということを言っておられました。
一昨日、盛岡で開催された各地方自治体市町村あるいは県、そして土地改良区の皆さんの集まりに、農林水産省の方がお見えになりました。その時に平成30年以降の生産調整継続についてお話しをし、国は生産調整の主体としての責任は継続しないということになっておりますけれども実質的にはいろいろな働きはしているということを確認させていただいた次第です。
平成30年以降の食用米の需給調整を図るという観点から大事なことは特に二つあると考えております。一つは飼料用米の補助を減らしていくようなことになると、やはりまた主食用米の需給調整がうまくいかない、したがって我々としては飼料用米の補助については平成30年以降もまったく同じような形で続けていく必要があるだろうと考えております。平成29年は飼料用米についての補助が変わらないということは明確にお話ししておられましたけれども、平成30年以降については財政当局側で指摘があるというお話でございます。我々は農林水産省の方にやはり平成30年以降も飼料用米の補助を同様にしていかないと生産調整がうまくいかない、したがってこれの継続はぜひお願いしたいということをお話ししました。
二つ目ですが、10アールあたり7,500円の米の直接支払交付金が生産調整に関連して出ておりまして、これを平成30年以降廃止することは内閣の方針として決まっております。これは変えられないと思いますけれども、別の形で何らかの支援をするということについて我々としてはぜひお願いしたいということ、そしてどのようにするかということについては、我々も情報を得ながらJAいわて花巻や農業関係団体等と情報共有しながら、必要な措置についてお願いしていく必要があるということを考えている次第でございます。
農林水産省は年間8万トン主食用米の需要が減っているお話をしておりますけれども、一方、岩手県は平成27年度に農地集約のための農地中間管理機構の利用の伸びが全国で一番だったと発表されており、その半分位は花巻です。したがって花巻はそういう意味で全国有数の中間管理機構の利用による集約が進んでいるわけでございまして、これは米の生産を集約することによって産業として強くするということが必ず必要だということで積極的に取り組んでいます。
また、GPS基地局を去年3基設置しました。市内の大規模な農業法人二つが国の補正予算による支援を受け、その受信の設備を整えますけれども、花巻市でも市独自の支援策を、可能であれば平成29年度から実施するということを今検討しているわけでございます。そういうことを進めていくことによって肥料や農薬を適正に投与できるような、そういう支援をしていきたいと考えておりまして、今までJAいわて花巻と一緒にやっている土壌改良資材に対する支援とともに米の食味を良くするということを今後も続けたいと考えております。
花巻の「ひとめぼれ」は非常に評判がいいわけでございますが、そのような評判をさらに高める、あるいは「銀河のしずく」についても今年については去年の10倍位増えるという予想もありますので、しっかりと対応していきたいと考えております。
総合花巻病院の移転整備基本構想に関する補足
市長
現時点におきまして我々としては花巻厚生病院跡地を県の医療局から買い取るという話をしておりまして、金額についてはだいたい県との調整ができました。県は厚生病院跡地につきまして、土地の代金のほかに、ヒ素が出たということで土壌改良に多額のお金を投与し、解体費用と合わせると約13億円掛かりましたが、土壌についてはきれいになったと市の環境担当部署の方で確認しております。そのようにきれいになった土地を総合花巻病院の移転先に使うということで、県から花巻市に対し譲渡をしていただくという話をしております。
価格については概ね事務レベルでは合意に達したということでございまして、その金額については土壌改良の費用を換算しないで時価で算定するということにしております。花巻市と岩手県がそれぞれ土地評価をとりまして、それを突き合わせて合意したということでございます。我々としては4億円以下の評価であったわけでございますけれども、概ねそれ位の価格になるだろうというように思っております。
県の方からご理解を得て土地評価額で譲り受けるということで話をしているわけでございまして、これについて今後花巻市で議会の承認を得る必要がありますし、県でも2月議会に必要な予算をかけると伺っておりまして、花巻市が譲り受けて、総合花巻病院に譲渡するということを考えております。
その県の議会の前に花巻市で土地の譲り受けについての決議をしてほしいということを県から言われておりますので、花巻市としては2月に臨時議会を開くということで、今議会の方と調整をしているところでございます。
2月の議会では他の案件もありますけれども総合花巻病院の関係ではその土地の譲り受けのほか、今総合花巻病院と話を詰めておりますが、総合花巻病院に20億円弱の支援をする債務負担行為の承認を得たいと考えております。その全体像を議会に説明した上で総合花巻病院の移転を進めていきたいと考えております。
何回か議会説明会をすでに開催しておりますが明日もまた説明会を開催しまして、そのような方針も含めて現状について議会にご報告申し上げ、いろいろと質疑いただいてお互いの理解を深め合っていきたいと考えております。
市民ワークショップ「子どもたちと地域のより良い未来を考える “未来創造 知恵出し会議”(第2回)」を開催します
市長
これは花巻市の小中学校が少子化によりまして、将来的には統合が必要になるのではないかという状況がある中で、学校の在り方について、市民の皆様と話し合って、それを踏まえた上で、今後の学校の方向について考えようということで、教育委員会が開催しているということでございます。
第1回目のワークショップは、11月4日、7日、10日、16日に開催いたしまして、121名の方に参加いただいて「ありたい学校の姿」について、多くの意見をいただいたところでございます。
第2回目のワークショップでは、第1回目でいただいた意見をベースにして、対話を深めていくこととしております。ワークショップは公開で開催いたしますので、興味のある方、特にお子さんをお持ちの方や地域の方々にはぜひご見学をいただきたいというように思っております。
第1回目のワークショップの様子は、ホームページに掲載しております。「花巻の学校の誇りに思うこと」あるいは「花巻の学校で残念に思うこと」「資料から感じたこと(人口減少、学校規模、その他)」「ありたい学校の姿を考えよう」というようなことで、第1回目ではいろいろな意見をいただいております。
第2回目のワークショップは、2月2日に中央ブロック(花巻中、花巻北中、湯口中学区)、2月3日に南ブロック(南城中、西南中学区)、2月6日北ブロック(湯本中、宮野目中、石鳥谷中学区)、2月7日に東ブロック(矢沢中、大迫中、東和中学区)を対象に開催します。
時間はそれぞれ午後1時30分から4時まで、会場は花巻市交流会館1階交流ホールで開催させていただきます。
中央ブロックは40名、東ブロックは42名、南ブロックは26名、北ブロックは41名の参加を予定させていただいております。
参加者につきましては、小中学校のPTA、保育園・幼稚園保護者、コミュニティ会議の代表者ということで、各団体からすでに推薦をいただいており、参加していただくこととしております。
花巻のこういう意見交換会といたしますと、実は若い方の参加というものはなかなか現実的にはないわけでございますけれども、今回につきましては20代の方が1名参加予定ですが、ほとんどの方は30代、40代ということでございます。参加者149名中、30代が49名、40代が60名、親の世代ということで、比較的実際に学校の教育に関係する若い方に参加していただくことといたしました。
公共施設等総合管理計画の取り組みについて
市長
これは全国で取り組んでおりますが、花巻市につきましても平成28年3月に、「花巻市公共施設白書2015」をとりまとめまして、人口推計、財政状況、公共施設の保有状況、将来の施設の更新費用、利用状況や維持管理、老朽化の状況などの現状と課題を公表させていただきました。
これによりますと今後40年間に4,000億円以上のお金が掛かる、一方、花巻市は過去5年間で毎年65億円位このような公共施設について維持管理補修更新費を支払っているわけでございますけれども、年間だいたい100億円位掛かるとすると、35億円位足りないという状況になるわけでございます。そのような状況を発表させていただいております。
この「花巻市公共施設白書2015」に基づきまして、今年度については、「花巻市公共施設マネジメント計画」、漠然とした基本的な計画になりますが、考え方について計画を定めたいということで、市民の皆様と3回にわたり「40年先のまちの未来を考える」をコンセプトにして「花巻市まちの未来と公共施設について考える市民ワークショップ」を開催し、約40人位の方に参加していただいております。これによって、公共施設マネジメントの基本理念・基本方針について、対話を重ねてまいった次第でございます。
このワークショップでの参加者は約40人でしたが、非常に若い方の参加が多く、むしろ高齢者の方の参加が少ないくらいで、20代、30代の方々に活発な議論をしていただきました。
議論をいただいた中身については「グラフィック化」と言うそうですが、文字だけではなく絵で見られるようにポスター的にまとめて、その成果を振り返り共有いただいたわけでございます。このグラフィックを入れた形での「花巻市公共施設マネジメント計画【基本方針編】」の素案を作成いたしまして、1月16日から2月16日までパブリックコメントを実施しております。
そしてそれに加えまして、1月26日、今日から市民説明会を開催する予定にしております。市民説明会は今日1月26日に大迫交流活性化センター、1月27日に東和総合支所、1月30日に石鳥谷生涯学習会館、1月31日にまなび学園で開催することにしております。
そしてこれに加えまして関係団体から意見聴取をすることとしております。
花巻市は合併した段階で旧花巻市については旧花巻市を中心としたまちづくりについての議論や花巻市長の諮問を受けて意見をまとめる花巻市地域自治推進委員会を組織しており、また、旧三町につきましては、石鳥谷・大迫・東和の地域協議会を組織しております。これは旧市・旧町それぞれの地域において地域に関連する市政に関する事項について意見を取りまとめるための機関ということでございますけれども、この自治推進委員会と地域協議会でも意見をお聞きすることとさせていただいております。
花巻のコミュニティ会議が27あるわけでございますけれども、それぞれの地域で説明会ができればいいのですが、市の職員のマンパワーの限界がありますので、この程度しかどうしてもできません。それでもできるだけ市民の方々に出ていただいて意見をぜひいただき、その意見はできるだけ入れ込むべきことは入れ込んでいくということを今後考えていきたいと考えております。
今年は基本計画ができますけれども、来年から再来年度で実施計画、個別計画をつくっていくということを考えております。それに基づいて今後公共施設の維持管理についての基本的な方向性を決めていきたいということでございます。
新規の施設については、できるだけ既存のものから大きく離れたものはつくっていかないという方針を出しております。しかし必要性が出てきた場合にはいろいろな議論をしていかなければならないわけでございますが、基本的にはこの計画は、既存の施設についての更新あるいは建て替えを含めた補修等についての方向性を考えるということです。
宿場町おおはさま400年記念事業を実施します
市長
平成29年は、元和(げんな)3年(1617年)盛岡藩主の南部利直公の命により現在の花巻市大迫の街並みが形成されてから400年にあたる記念すべき年ということで、400年の記念行事をいたします。
お渡ししているチラシの「マンガで見る大迫の歴史」は、私もこれを見て初めて分かったことがありまして、市民の方も知らないことが、簡単なんですけれども結構書いてあります。
南部利直公は、沿岸に通じる大迫の遠野街道があまりにも曲がっており、直線的にするよう命令し、西側に曲がって山沿いに行く旧遠野街道をまっすぐにしたということです。これが今の遠野街道です。大迫の町の中心はこの新しい遠野街道に沿ってできているということです。南部利直公が1617年に来ていただいて命じたことによって大迫の今の街並みができたということです。これを記念して行事をするということでございます。
記念行事でございますけれども、今大迫はエーデルワインが世界的な評価を得ています。昨年東京で開催されたアジア最大規模のコンクール「ジャパンワインチャレンジ2016」でエーデルワインの赤ワインが赤ワイン部門の国内最高賞「トロフィー」を獲得しましたが、そのようなことでたいへん評価が上がっています。
また、個人で営んでいる高橋葡萄園は、自壌ブドウを使ってたいへんおいしいワインをつくっております。畑が限定されていることもあり、あるいはご自身の技術でおつくりになっているということでまたエーデルワインと違ったおいしいワインをつくっているということです。それから移住者お二人で営んでいる亀ヶ森醸造所ではワインやリンゴ酒をおつくりになっているということで、ワイン生産は非常に活性化しています。
昨年の11月には「花巻クラフトワイン・シードル特区」をとりました。これにより農家レストランで自家醸造のワイン、リンゴ酒などを提供したりあるいはそれ以外のワイン、リンゴ酒などを醸造したりするということも出てきています。
そのような中で開町400年イベントの一つとして大迫がワインの里であり、非常においしいワインがあることを全国に発信していく目的で【仮称】「日本ワインフェスティバル花巻大迫」を開催する予定としております。具体的な中身でございますけれども、主催は「宿場町おおはさま400年記念事業実行委員会」。後援は予定ですが、国税庁、日本ワイナリー協会、日本ソムリエ協会、岩手県、岩手県農業研究センター、岩手県工業技術センター、そしてマスコミの各社等にもお願い申し上げたいと考えております。
時期は6月3日と4日ということで、日本各地のワイン、岩手県のワイナリーはできるだけたくさん、そして東北のワイナリーあるいは関東、甲信越のワイナリーにお願いしまして、30のワイナリーに出展いただくということで、今お話を詰めているところでございます。各ワイナリーからはワインを送っていただいて、一部買い取り、出展していただきます。できれば人にも来ていただいてそれぞれのワインをおすすめいただきたいと考えております。そしてソムリエの方にも何人か出ていただいてご質問に答えていただきます。場所としては大迫のまちなかに「大迫交流活性化センター」がございますけれども、そこの駐車場も利用させていただき、屋外で開催することになっております。
また大迫にはカントリープラザやワインシャトーがありますけれども、そういう場所への人の流れをどのように結び付けていくかということは今後検討いたします。基本的にワインフェスティバルの会場自体は大迫のまちなかを考えているところです。
次に「記念式典・記念講演会・大名行列」についてです。その中でも記念講演につきましては、京都清水寺の森清範(もりせいはん)貫主に講演していただくことを考えておりまして、森貫主にはご快諾をいただいております。
どういうわけで森貫主にお願いできたかということですが、神楽の関係で付き合いがある、北上市出身で白河市在住の森貫主の弟子の方、この方を通じて森貫主にお願いしたところです。
森貫主は、希望大国いわて文化大使であり、平泉とも関係のある方でございまして、岩手にゆかりの深いということもあり、ご快諾いただいたものと考えております。
大迫は江戸時代、養蚕業がたいへん盛んで、遠野街道の沿岸に行く宿場町ということもあり発展したわけでございまして、この養蚕業については、良質な絹糸が京都に多く納められていました。そういうこともあると思うのですが、京都でつくられた享保雛や次郎左衛門雛、古今雛等がたくさん大迫の商家の仲間たちが購入されて現在でも残されております。これを利用して「宿場の雛まつり」を開催させていただいているわけでございますけれども、明治になってからは東北のタバコの中心地となり、非常に豊かな場所でした。
特に江戸時代大迫と京都の歴史文化につながりがあったということでございまして、そのようなことをテーマにご講演いただくことにしております。
次に「大名行列」についてです。これは南部利直公が1617年に大迫に訪れたということで、それを記念しまして大迫の町民が陣笠姿等で約120人が練り歩くということで今検討しております。衣装等は遠野市さんのご支援をいただくということを伺っておりまして、たいへん感謝申し上げたいと考えております。南部家の方にも来ていただきたいということで今検討しているところでございます。
次に【仮称】「青森県平川ねぷたまつりと大迫あんどんまつりとの共演」です。これは8月14日に予定しております。
大迫のあんどんまつりは、町内四つの地域であんどんをつくって大迫のまちなかを練り歩くたいへん美しい、またそのあの町に合った非常に情緒豊かな祭りでございまして、私も非常に大好きな祭りです。
大迫は天保の時の飢饉で餓死した方が多く、それを供養するために始まったといわれています。ですからそういう意味では観光化されていない祈りやそういう気持ちが出ている祭りだと思います。
平川ねぷたまつりはねぷたまつりの一つで、これも念仏など関係するものだと思いますが、一緒に共演して、相互交流を図っていきたいということを今検討しているわけです。
そのほかに宿場の雛まつり、大迫神楽の日、おおはさまワインまつりがございます。これについても「宿場町おおはさま400年記念」と冠をつけて開催いたします。
国内友好都市等からの第59回わんこそば全日本大会参加について
市長
今回で第59回になりますけれども、例年通り2月11日に花巻市文化会館で開催されます。これに国内友好都市等から参加いただくということでございまして、平塚市は例年参加していただいておりますけれども、今年も湘南ひらつか織姫3名の方に来ていただきまして、それに加えて平塚市の食士の方にも参加いただきます。
また、同じく友好都市である十和田市からも団体の部3名、個人の部2名、計5名の方に参加いただく予定になっております。そして十和田市からはゆるキャラにもご参加いただくということにしております。
また、わんこそば全日本大会地方場所の沖縄コザ場所が昨年12月10日に、釜石場所が1月21日に開かれたわけでございますけれども、優勝者2名の方にも参加していただきます。
今年初めての試みといたしまして、日台対抗戦ということですけれども、台湾人フードファイター洪千淑(ホン・チェンスー)さんという方、テレビ東京の「大食い世界一決定戦」「元祖!大食い王決定戦」に出演した方にも参加いただきますし、歴代横綱3名、井本さん、青木さん、菅原さんにも参加いただき、日台対抗戦をしていただくという予定です。
平成29年度市民税・県民税申告相談を実施します
市長
今年も花巻税務署との合同で実施いたします。
受付相談期間は2月10日から3月15日まで、受付時間は午前9時から11時までと午後1時から4時まで。場所でございますけれども、花巻地域はまなび学園、大迫地域は大迫総合支所、石鳥谷地域については石鳥谷総合支所、東和地域については東和総合支所ということにさせていただいております。
平成28年度は7,108人の方が来場されたということで、たいへん重要な相談会というように考えております。
平成29年度の市民税・県民税の申告につきましてはマイナンバーの記載が必要になり、申告の際にはマイナンバーカードまたは、マイナンバーカードがない方はマイナンバー通知カードと本人確認書類(免許証等)の提示が必要となります。これについての混乱が少し心配しているところですので、広報は市の方でもしっかりやっていく必要があると考えております。
臨時福祉給付金及び障害・遺族基礎年金受給者向け年金生活者等支援臨時福祉給付金(障害・遺族年金受給者向け給付金)について
市長
この給付金に関する申請受付期間は平成28年、昨年の12月22日に終了いたしました。申請状況としては臨時福祉給付金が18,040人の方が申請出されて、対象者の申請率は90.63パーセントでした。障害・遺族年金受給者向け給付金は、782人の方が申請くださいまして、申請率は94.44パーセントということでございます。
臨時福祉給付金は本市に昨年の1月1日時点で住民登録されている方で、平成28年度分の市民税(均等割)が非課税の方ということでございます。
障害・遺族年金受給者向け給付金は、平成28年度臨時福祉給付金の支給対象者のうち、平成28年5月分の障害基礎年金・遺族基礎年金を受給している方で、高齢者向け年金生活者等支援臨時福祉給付金(3万円)を受給していない方となっております。
主な質問
「宿場町おおはさま400年記念事業」について、地域活性化に向けての期待は
市長
まずは大迫の歴史を振り返って地域の住民の方、特に子どもたちが大迫に対して親しみを持つことが大事だと思います。それにプラスして、ワインにつきましては大迫の重要な産業になっており、これを活性化するのが大迫の地域づくりで私は非常に大事だと思っています。
今、日本ワインがたいへん注目されている中で、特に花巻大迫のワインのすばらしさを全国に発信していきたいと思いますが、大迫だけではなく、岩手県内のワイナリーがいろいろあって、岩手県のワイナリーの里としての評価につながっていくことは非常に大事だと思っています。
ですから今回、お呼びするワイナリーは岩手県内のワイナリー、お隣の紫波はもちろんの葛巻やいろいろなところのワイナリーをお呼びして、岩手県はワインの産地であるということを全国に発信できたらということを考えております。
南部利直公の命によって遠野街道が開かれたとのことだが、参考にした文献は
(記者会見終了後回答)
「和賀稗貫郷村志」享保11年(1726)、松井道円 著
【仮称】「日本ワインフェスティバル花巻大迫」の詳しい内容は
市長
2,000円でワインが飲める券を販売しまして、来場者が出展しているところに行って好きなものを飲んでいただく、というようなことを考えております。
1ブランド当たり二つから三つ位の種類のワインを持ってきていただいて、それを自由に飲んでいただきます。花巻のワインとの比較ができますし、またそれぞれの中の好きなワインを飲めるわけでございます。そのような形で楽しんでもらうように考えております。
大名行列の衣装はお借りするということか
市長
遠野市の衣装も借りるということを聞いておりますが詳細は未定です。
遠野市と花巻市との関係は非常に良いので、もし可能であればご協力いただけるのではないかと思っております。
大迫あんどんまつりと平川ねぷたとの共演ということだが、平川市とは以前から交流等あるのか
大迫地域振興課長
平川ねぷたとのつながりにつきましては、神楽の関係の人脈でたまたまつながりまして、亡くなった方への敬意を込めた祭りを共通して行っていることもあり、そちらの方とお話させていただいている状況でございます。
大名行列について、120人規模ということだが、全員地元の方が出るのか
市長
詳細については今後詰めていく話ですが、基本的には地元の方が中心ということになります。例えば馬に乗るのも南部家のご子孫が来れば馬に乗るかも知れませんが、あとは地元の人にも乗っていただくということになります。
大名になる方もその家臣となる方も地元の人か
市長
南部家のご子孫がお見えになったらその方が殿様役をされるかもしれませんが、少なくともそれに準じる役については地元の方ということでお願いします。
わんこそば全日本大会地方場所での出場者数は、また、台湾から来るホン・チェンスーさんの漢字が分かれば教えてほしい
(記者会見終了後回答)
わんこそば全日本大会地方場所
沖縄コザ場所
- 平成28年12月10日(土曜)
- 沖縄県沖縄市中央1丁目3-10 沖縄市一番街商店街
- 子供30名 大人55名が参加
釜石場所
- 平成29年1月21日(土曜)
- 岩手県釜石市鈴子町22 釜石市シープラザ遊
- 大人35名が参加
ホン・チェンスーさんの漢字
「洪千淑(ホン・チェンスー)」
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