平成30年4月 定例記者会見を開催しました
開催日時
平成30年4月25日(水曜)午前11時から午後0時5分 まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室
市長からの報告事項
- 第6回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を4月22日に開催しました
- 北上市がラグビーワールドカップ2019・ウルグアイ代表団の公認キャンプ地に決定し、花巻市も協力していきます
会見項目
- 「日本ワインフェスティバル花巻大迫2018」5月26日、27日にいよいよ開催します(担当 大迫総合支所 地域振興課)
- 「クラフトワイン・ぶどうの加工品」をふるさと名物として応援宣言します(担当 商工観光部 商工労政課)
- 子育て世帯の親との同居・近居、定住するための住宅の新築・購入を応援します(担当 地域振興部 定住推進課)
- 田瀬湖ボートコースでボート競技日本代表の強化合宿を6月及び8月に行うことが決定しました(担当 生涯学習部 スポーツ振興課)
- 光ブロードバンドサービス未普及地域の世帯を対象にモバイルWiFiルーター導入費用を助成します(担当 総合政策部 秘書政策課)
- ホットスプリングス市・花巻市姉妹都市提携25周年記念事業を開催します(担当 生涯学習部 国際交流室)
第6回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を4月22日に開催しました
市長
桜が咲く中、アメリカ合衆国ホットスプリングス市あるいは台湾から来た選手も含めて、大変好評の中で第6回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会を開催することができました。
今回は3,441人という過去に例のないエントリー数でした。3,000人を超えると運営が大変だと事務局から聞いていましたが、好評の中で開催できたということについて、高校生や大学生を含めて400人のボランティアの方々にご協力いただきましたけれども、その賜物だと思っており、関係者の方々に感謝申し上げたいと思います。
北上市がラグビーワールドカップ2019・ウルグアイ代表団の公認キャンプ地に決定し、花巻市も協力していきます
市長
4月20日、北上市がラグビーワールドカップ2019に出場するウルグアイ代表団の公認キャンプ地として内定したというニュースが流れました。北上市長さんから電話連絡をいただきましてその話をうかがいましたし、また、花巻市と一緒に取り組んでいきたいというお話もいただきました。北上市では、ウルグアイ代表団と北上市民との交流もできればしたいとおっしゃっていましたし、さまざまな部分で花巻市も関連してくるだろうと思います。
北上市として、あるいは岩手県全体として大変重要な事業ですので、花巻市も協力していきたいと考えています。
ラグビーの盛んな北上市が公認キャンプ地に決まったということについては、私共も大変喜んでいるしだいです。
「日本ワインフェスティバル花巻大迫2018」5月26日、27日にいよいよ開催します
市長
全国的に日本ワインが注目されていますが、昨年に引き続き日本ワインの普及と需要拡大を図るため、あるいは花巻大迫がワインの生産地として非常にすばらしいところであるという発信をすることを目的として、大迫町において5月26日(土曜)、27日(日曜)の2日間、日本ワインフェスティバル花巻大迫2018を開催します。
期間中は、ワインに加え、ワインに合う地場産のおつまみを味わえるほか、大型テント内にあるステージでは、ソムリエと出展ワイナリーによるワイントークショーをお楽しみいただく予定としています。
開催日時は、5月26日(土曜)が午後1時から5時まで、5月27日(日曜)が午前10時から午後4時まで、開催場所は昨年と同様、花巻市大迫町大迫交流活性化センター周辺です。イベント開催時には周辺の市道が車両通行禁止となります。
今年は北海道も含め、東北・関東・甲信越地方から38ワイナリーに出展いただき、162アイテムを提供します。昨年は30ワイナリーに出展いただきましたが、その30ワイナリーのうち、28ワイナリーが今年も出展したいと申し出くださったということで、それに加えて新しく10ワイナリーが出展されます。
新規出展としては北海道から有名な十勝ワインが来ていただけるということです。それから岩手県内でも遠野市と平泉町の新しいワイナリーが出展しますし、東北では、八戸ワイナリーが出展されます。そして新潟県と長野県から各1ワイナリー、ワインの産地として有名な山梨県から3ワイナリーが出展するということで、この日本ワインフェスティバルが大迫で開催されることについて評価いただいているのではないかと思っています。
日本ワインは大変評価されていますので、各地でさまざまなフェスティバルのようなものが開催されていますが、全国的なワイナリーが出展するような大規模なものは、東京で開かれている日本ワインMATSURI祭と日本ワインフェスティバル花巻大迫のみとなっています。日本ワインMATSURI祭は、昨年はお台場、今年は日比谷公園で開催されたということで、だんだん都心に近づいていますけれども、56ワイナリーが集まって開催されたと伺っています。
日本ワインMATSURI祭の方が規模が大きいですが、日本ワインフェスティバル花巻大迫はたくさんのワイナリーに出展いただく大きなフェスティバルになっています。
日本ワインフェスティバル花巻大迫の開催については、日本ワイン協会や日本ソムリエ協会などにも後援いただいており、全国的な組織にも応援されているワインフェスティバルは非常に珍しいと私共は考えています。
昨年はワイングラス1杯100ミリリットルで300円からということで提供しましたが、ワインの量が多いとたくさんのワイナリーを味わうことができないという声がありまして、今回は60ミリリットルにしてなるべくたくさんのワイナリーを味わっていただくということを考えています。
1杯の料金はワイナリー・アイテムによって値段が違いますので200円から700円までとなっています。
大型テント内のステージでは、ソムリエ・福井富士子氏と各ワイナリーのワイントークショーを行う予定としています。
地場産のチーズやお肉料理など、ワインに合うおつまみなどを取り揃えたフードコーナーも楽しめます。ワインは前売りを含めたチケット制ですが、フードコーナーは現金による会計になっています。
ワインのチケットについては、前売り券がすでに発売されており、2,000円分でワインチケット2,000円分とオリジナルワイングラス1個のセットとなっており、当日券を購入するより200円お得ということになります。チケットぴあ、全国のセブン・イレブンやファミリーマートで購入できますし、花巻市内、盛岡市、北上市のプレイガイドでも購入できます。
当日券も販売することとしており、会場内で販売するのは、数に限りがありますがワインチケット1,800円分とオリジナルワイングラス1個セットの2,000円の当日券のほか、ワインチケットのバラ券を100円単位で販売しますし、オリジナルワイングラスは1個200円で販売します。
昨年はワイングラスがプラスチック製でしたが、今年はガラスのワイングラスを用意させていただきます。
会場までの交通については、盛岡駅西口、花巻駅東口、北上駅東口から有料のシャトルバスを運行する予定としています。
盛岡市からのシャトルバスにつきましては、県庁前の内丸バス停、紫波町日詰幼稚園前、石鳥谷大正橋バス停それぞれに乗降場を用意することにしており、そこを経由しての運行となります。花巻駅東口バス停については、上町バス停、新花巻駅前バス停を経由します。北上駅東口バスロータリー発着分については、道の駅とうわを経由することにしており、石鳥谷町あるいは東和町の方々もバスを利用できるということになります。
そして会場とワインシャトー大迫を直結する専用バスについては無料で運行する予定としています。これによって、エーデルワインの無料試飲や直売コーナー、有料テイスティングルームもご利用いただけます。
会場周辺には、臨時駐車場を用意する予定としています。会場周辺にお越しいただくと係員が誘導することとしており、遠くの駐車場からは会場までの無料シャトルバスを運行するということにしています。自動車での来場も歓迎するわけですが、当然、ドライバーはハンドルキーパーを用意していただくことを強く申し上げたいと思います。昨年は酒気帯び運転等の問題が発生しなかったということですが、今年もぜひその点はご注意をいただきたいと思っています。
宿泊場所について、大迫地域にはホテルベルンドルフがありますが、すでに満室ということです。市内の温泉等の宿泊所あるいはホテルフォルクローロ花巻東和など、今のところは空いていると理解していますので、各宿泊施設に問い合わせをいただきたいと思っています。
- 定例記者会見資料_「日本ワインフェスティバル花巻大迫2018」5月26日、27日にいよいよ開催します (PDF 1.3MB)
- 定例記者会見資料_「日本ワインフェスティバル花巻大迫2018」出展アイテム一覧 (PDF 178.5KB)
「クラフトワイン・ぶどうの加工品」をふるさと名物として応援宣言します
市長
市では、5月26日(土曜)に開催する「日本ワインフェスティバル 花巻大迫2018」の中で「クラフトワイン・ぶどうの加工品」を花巻のふるさと名物として応援宣言します。この「ふるさと名物応援宣言」は、中小企業庁が平成27年8月10日の地域資源法の改正に基づき開始した事業です。
県内では二戸市の「浄法寺漆」に続いての宣言で、2番目となります。
この「ふるさと名物応援宣言」をすることによって、国からの支援を優先的に受けられるというメリットがあり、また、中小企業庁のポータルサイト「ミラサポ」を通じて情報発信されることにより、認知度の向上が期待できることとなります。
花巻市では50年以上の歴史あるワイナリー・株式会社エーデルワインをはじめ、近年では新規のクラフトワイナリー「高橋葡萄園」と「亀ヶ森醸造所」もできています。そのような中で「ワインの里」に向けた取り組みが活発化していますし、また、矢沢の佐藤ぶどう園の「太陽の生レーズン」が復興庁の「世界にも通用する究極のお土産10選」にも選ばれたあるいは伊勢志摩サミットの首脳向けのお土産としても採用されたほか、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の時に賓客の方々を含め皆様に大変ご好評をいただいたということで、そういう意味でぶどうを用いた加工食品開発も盛んになっています。
さらに、平成28年11月29日に花巻市は岩手県初となるワイン特区として内閣府の構造改革特区「花巻クラフトワイン・シードル特区」の認定を取り、ワイナリーの新規参入を後押ししてきました。昨年は岩手県の「いわてワインヒルズ」プロジェクトに基づくワイン醸造の研修に加え、花巻市でもワイン醸造についての研修を実施しました。このような中、現在、ワイナリー設立に向けた動きや、レストランで自醸したワイン・シードルを提供したいという動きも出てきています。
こうした流れを加速させ、クラフトワインや、ぶどうの育成・強化を図り、地域の売上や雇用の増大、地域経済の好循環に繋げるため、「クラフトワイン・ぶどうの加工品」の「ふるさと名物応援宣言」を行います。
「ふるさと名物応援宣言」の日時は、5月26日(土曜)、「日本ワインフェスティバル花巻大迫2018」オープニングセレモニー終了後、午後1時25分頃から開催することとしています。
宣言場所は花巻市大迫交流活性化センター駐車場大型テント内ステージで、私がぶどう生産者、ワイン醸造者と共に宣言させていただきます。そして、現時点ではどなたがお見えになるかまだ決定していませんが、東北経済産業局の方からお祝いの言葉をいただくこととしています。
ふるさと名物として応援宣言をした場合、国から優先的な支援を受けられるということですが、平成30年度については、すでに公募期間が終了していますので、平成31年度分について優先採択が期待できるということになっています。
平成30年度の支援内容の概要については次のとおりです。
新商品・新サービスの開発や販路開拓等に係る費用の一部支援は補助率2分の1で上限額500万円、海外展開戦略の策定の支援については定額補助で補助上限200万円、そして海外販路開拓に向けたブランド確立のために新商品開発や海外展示会出展等のプロジェクト支援は補助率3分の2で上限額2,000万円となっています。
平成30年度の市としての取り組みは次のとおりです。
市内にワイン・シードルの醸造所を設けようとする方に対する支援として「ワイナリー整備等事業補助金」を最近つくらせていただきましたが、新規ワイナリーの商品開発、販路開拓に要する経費、新規ワイナリー設立経費、既存ワイナリーの醸造設備新規導入経費、既存ワイナリーの果実酒直売所やテイスティングルーム等整備費、既存ワイナリーの販路開拓に要する経費についてそれぞれ補助させていただきます。
また、高橋葡萄園にすでに引き受けていただいていますが、ワイナリーが、醸造志向者を研修生として受け入れる場合の経費に対し1日当たり5,000円の補助金を交付することとしています。
そして花巻市葡萄が丘農業研究所などのお力を借りながら醸造技術・ワイナリー経営セミナーを開催します。
本年度は10月頃にワインツーリズムを実施し、ワインプロモーションイベントを東京で7月に開催する予定です。
近年、高齢化によってぶどう栽培を今後続けていくことができないという方々が出てきています。そういう方々について、ぶどうの栽培を第三者に委託する場合、経費等に対しての補助を本年度から実施します。現在、この補助の対象になる園地は約30アールを見込んでいますが、将来的に高齢化や後継者不足により、ぶどう栽培を断念せざるを得ない園地が出てくる可能性はありますので、重要な施策だと思っています。
花巻市では農地法による農地取得要件が昨年8月まで50アールでしたが、昨年9月から10アールに緩和し、新規就農者が就農しやすい環境整備を行っています。これにより、今年からぶどうの栽培を始めた方々3のうち1人は30アール程度の農地に植栽されています。そういう意味で農地取得要件を緩和したことが功を奏したと思っています。
そして花巻産農畜産物を活用した加工品の開発及び販路開拓等に要する経費の補助あるいは加工施設及び機械等の整備に要する経費の補助もさせていただいています。
子育て世帯の親との同居・近居、定住するための住宅の新築・購入を応援します
市長
この奨励金制度は、平成30年度予算に計上させていだだき、本年4月1日を基点として開始しています。ただ、大迫・東和地域については中心部の「生活サービス拠点」での住宅取得場所がまだ決まっていませんので、実施していません。決まり次第、本年4月1日にさかのぼって適用したいと考えています。
この奨励金制度の奨励金は二つあります。
一つ目は生活拠点サービスでの住宅取得に対する奨励金です。花巻地域、大迫地域、石鳥谷地域、東和地域の中心部を「生活サービス拠点」と位置付けていますが、子育て世帯が「生活サービス拠点」で住宅を取得する場合に奨励金を交付するものです。花巻・石鳥谷地域につきましては、「花巻市立地適正化計画」においてそれぞれの中心部に居住誘導区域を設定しており、この区域において住宅を取得する場合は奨励金を30万円支給します。そしてJR花巻駅東側に当たる花巻中央地区の人口減少率が特に大きいことから、この花巻中央地区を中心とする立地適正化計画上の「都市機能誘導区域」(居住誘導区域の一部)において住宅を取得する子育て世帯には20万円を加算いたしますので、30万円と合わせて50万円の奨励金を支給するということになります。
大迫・東和地域においては、立地適正化計画の「居住誘導区域」が設定されていません。しかしながら、平成24年から平成29年までの資料で市内の転居状況を見ますと、大迫地域から花巻・石鳥谷地域へ、東和地域から花巻地域へ移住する方が多いことから、結果として大迫・東和地域の人口が特に減少傾向にあります。このため、大迫・東和地域の中心部の活性化を図るとともに、大迫・東和地域それぞれの全体としての人口減少に歯止めをかけることを目的として、それぞれの中心部に住宅を取得する子育て世帯に奨励金を支給することとしました。立地適正化計画の居住誘導区域に加えて、大迫・東和地域の中心部についても居住を誘導する施策です。
立地適正化計画を策定する際、当初国土交通省との話し合いの中で、花巻地域のみ居住誘導区域を設けられることになっていましたが、盛岡以南のベッドタウンとして住宅建設等が見込まれるとお話して石鳥谷地域についても居住誘導区域を設けることが認められました。我々としては当時から大迫・東和地域の中心部についても居住誘導したいと考えていたので、今回の施策でその考えが実施できることとなりました。
二つ目は、親世代と同居や近居のための住宅取得に対する奨励金です。花巻・大迫・石鳥谷・東和地域の生活サービス拠点以外でも、親世代と同居するまたは近居する場合には、子育て世帯に対して住宅取得に対する奨励金30万円を支給します。一つ目と同様、「都市機能誘導区域」に住む場合には20万円加算し、50万円を支給させていただきます。近居は親世代と同一のコミュニティ地区内に住居を取得することと定義しています。市内には笹間、太田、湯口、湯本、宮野目、矢沢など、27のコミュニティ地区がありますが、例えば東和の田瀬地区に親世代が住んでいて、田瀬地区内に住居を取得する場合に奨励金を支給します。親との同居や近居によって親世代と子育て世帯の日常的な交流が可能になり、それぞれの地区の人口を維持できるということでこのような奨励金制度をつくらせていただきました。
この二つの奨励金はどちらか一方のみ選ぶことができます。
東和・大迫地域のそれぞれの生活サービス拠点の位置付けについては、花巻・石鳥谷地域に居住誘導区域を設定した時と同じ基準でまちなかを考えています。大迫・東和地域において住民説明会を昨日までしていましたが、生活サービス拠点の設定については反対の声がなかったということでした。説明会では、この制度について「大いにやってほしい」という声や「奨励金額を増やした方がいい」「コミュニティ地区が別でも1キロ位の近い距離であれば対象にした方がいい」などの意見があったということでした。実態を見ながら必要に応じて修正していくことはありえると考えています。
花巻市ではこの施策のほかに、県外から本市に移住するため市内に住宅を新築または購入した子育て世帯、空き家バンクを利用して市内に住宅を購入・借りた人、農業に従事する予定で市内に住宅を購入または取得した人に対し、住宅取得等補助金最大200万円を交付しています。この補助金については、今回の住宅取得に対する奨励金と一緒に使うことができますので、本市に移住する方について支援させていただきます。
ちなみに県外から本市に移住するため、あるいは県内から市内で農業の従事を予定している方への支援制度の利用状況ですが、平成27年度については2件8人、平成28年度は6件11人、平成29年度は11件28人ということなっています。人数的には多くは見えないですが、花巻市の人口の社会減が平成28年で約120人という状況ですからそういう意味では大きな効果があると私共は考えています。
そのほか、住宅取得に対する奨励金の交付を受ける方々が住宅金融支援機構から住宅資金取得の貸し付けを受ける場合について、優遇金利を利用できるよう、本年6月末に住宅金融支援機構と花巻市が協定を締結する予定としています。
田瀬湖ボートコースでボート競技日本代表の強化合宿を6月及び8月に行うことが決定しました
市長
このたび、公益社団法人日本ボート協会から連絡いただきましたが、ワールドカップに出場する選手、そしてU23世界選手権に出場するチーム・選手の強化合宿が田瀬湖ボートコースで6月にそれぞれ行われます。さらに8月には、世界選手権に出場する選手、アジア選手権に出場する選手の強化合宿もそれぞれ行われます。
田瀬湖ボートコースにつきましては2020年東京オリンピック日本代表チームの事前合宿地として決定いただいており、一昨年前に通知をいただきました。昨年5月に日本ボート協会を訪問した際、東京オリンピックの事前合宿だけではなく、合宿を田瀬湖でやっていただきたいというお願いをしたところですが、昨年の8月22日から9日間にわたって、アジア選手権に出場する日本代表チームの強化合宿を行っていただいたところです。
今回、この四つの日本代表チームが田瀬湖で強化合宿をやっていただくということで我々としては大変歓迎したいと思っていますし、日本代表が最高のコンディションで大会に臨めますよう受け入れ準備を進めていきたいと考えています。それとともに東京オリンピック事前合宿に向けた準備も進めていきたいと考えています。
田瀬湖ボートコースについては、日本代表チーム関係者から日本最高のボート場であるという評価もいただいています。横に湾がないので、横風あるいは横波が立たず、非常に波の穏やかなコースで、景色もいいわけでございます。そして選手の皆さんにとっても気持ちのいい場所であるということで日本一だという評価もいただいています。東京オリンピックのボートコースの話がさまざまなところで出ていましたが、実はボート場として見た場合には田瀬湖が一番という意見もあります。そのような中、今回はシニアの代表チームとU23の代表チームに来ていただき、強化合宿を行っていただくということになります。
田瀬湖ボート場は平成29年度において、地方創生拠点整備交付金36,234千円国から支援を受けて、73,967千円で艇庫の2階を宿泊できる施設に改修したわけですけれども、そういうことも評価いただいているものと思っています。田瀬湖ボートコースがますます日本代表チームを含め、さまざまなチームに利用いただけるのではないかと思っています。
岩手県の高校チームについてはすでに4月に合宿する予定が入っているとのことですし、今年は岩手県大会あるいは東北の高校大会も開催していただく予定になっています。
そして日本代表チームの強化合宿の時期と一部重なるようですけれども、8月に東日本医科学生総合体育大会が開かれることとなっています。また、合宿をしていただく大学のチームもありますが、日本代表チームの合宿を優先するということで、少なくとも東京オリンピックまでは、他の大学のチームからは希望はいただいているのですが、合宿する日程をとることが難しい状況にあります。
田瀬湖ボートコースの利用が今後も進んでいくことを我々は期待しています。
光ブロードバンドサービス未普及地域の世帯を対象にモバイルWi-Fiルーター導入費用を助成します
市長
光ブロードバンドについては、花巻市全域で普及させるという動きがあったわけですけれども、利用者が少ない場合においては民間事業者がエリア拡大を行えないとのことです。花巻市において光ブロードバンドの未提供の地域は、花巻地域の湯口・矢沢・笹間地区の一部、大迫地域の内川目・外川目地区の一部、石鳥谷地域の八日市・八重畑地区の一部、東和地域の小山田・土沢・成島・浮田・谷内・田瀬地区の一部となっています。
このうち、内川目・外川目・田瀬地区については、最寄りの収容局が光ケーブル未対応となっており、民間事業者も整備を見込んでいません。収容局の改修や光ケーブル敷設には7億円位かかるという見積りで、場合によっては過疎債等を使いながら整備することも検討しましたが、市が収容局の改修費用を負担したとしても、利用者が少なければ民間事業者としては光サービスのエリア化はできないとのことでした。
光ブロードバンドに代わる手段を考えなければならないということで、我々としては、モバイルWi-Fiルーター導入を補助しながら市内全域の光ブロードバンド化によるインターネット接続環境の向上を考えています。
全体で約1,900世帯が光ブロードバンドの利用ができないと理解しています。
対象の制度利用希望者の方々には、モバイルWi-Fiルーターの端末代金の見積書を販売店から入手していただき、市に申請していただきます。補助金額の上限は15,000円としており、平成33年3月31日までの3年間の時限を現時点では考えています。
ホットスプリングス市・花巻市姉妹都市提携25周年記念事業を開催します
市長
花巻市はアメリカ合衆国アーカンソー州ホットスプリングス市あるいはバーモント州ラットランド市と国際姉妹都市を提携して、長年にわたって市民レベルで草の根の交流をしており、大変評価されています。
ホットスプリングス市在住で、花巻市との交流に尽力されているホットスプリングス姉妹都市基金エグゼクティブディレクターのメアリー・ズーニックさんは先般、日本政府から日本国名誉領事に任命されましたし、今年の2月、アメリカ首都・ワシントンD.C.の政策立案・政策提言を行う研究機関のイースト-ウエストセンターからコーディネーターが本市を訪れ、花巻市とホットスプリングス市、ラットランド市との姉妹都市交流についてヒアリングをしていかれました。
このように花巻市の国際姉妹都市・友好都市交流については、市民の皆さんのおかげですけれども日本政府にもアメリカ政府にも大変評価していただいていると理解しています。
また、これに関連しまして、2020年東京オリンピック・パラリンピックの「復興ありがとうホストタウン」については、花巻市がホットスプリングス市等と交流しているということを理由として、アメリカ合衆国のホストタウンとさせていただいていますし、また、オーストリア共和国のベルンドルフ市とも姉妹都市交流をしていますのでオーストリア共和国のホストタウンもさせていただいくということにしています。今年の2月には、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部の支援を受け、オーストリア共和国大使館の参事官に大迫で講演していただきましたし、3月には、アメリカ合衆国出身の東北楽天ゴールデンイーグルスの国際スカウトで、ニューヨーク・ヤンキース及び楽天ゴールデンイーグルスの元投手だった方に花巻に来ていただいて、子どもたちに対する野球教室を開催しています。
今年のホットスプリングス市・花巻市姉妹都市提携25周年記念事業ですが、現在、花巻市の画家・小野?さんがホットスプリングス市の市民の方々と芸術家交流をしています。
そして5月31日から6月30日まで、ホットスプリングス市のアーティストのエリン・ホリデイさんという方が花巻市に来て、芸術家交流をしていただくことになっています。
また、ホットスプリングス市の市民訪問団が来花するということで、9月4日から9月9日まで、30人の方々がお見えになる予定となっています。ホットスプリングス市の方々に大変喜ばれますので、今回も花巻まつりにも参加していただく予定としています。
花巻市とホットスプリングス市が姉妹都市提携した25年前は、ホットスプリングス市で育ったクリントンさんが大統領に就任された直後でして、クリントンさんは調印式には出席されなかったのですが、クリントンさんのお母さんは調印式に出席されたとのことでした。今回の花巻への訪問団には、現職の市長さんのほか、25年前の調印式に出席した当時の女性市長さんも参加されるということを聞いています。我々としては今までの市民同士の交流や花巻の中学生・高校生を毎年受け入れていただいているということもありますので、最大限のもてなしをしていきたいと思っています。
また、花巻市民のホットスプリングス市訪問は10月4日から10月10日まで、派遣人数約30人ということで予定しています。これについては私も参加したいと思っています。
そして平成31年1月に記念誌の発行を予定しています。
また、4月22日、イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会にホットスプリングス市の市民ランナー2人を招待させていただいきました。市の職員を含めてしっかりおもてなしさせていただきまして、この方々のフェイスブックを見ますと「こんなにすばらしいもてなしを受けたことは生涯になかった」というようなことを書いていまして、関係者も含め皆さんのおかげですけれども、桜の咲く中で大会に参加し、喜んでいただいてよかったなと思っています。
そのほか、姉妹校等の交流や市内施設・行事等においてホットスプリングス市の紹介展示をするなどのほか、活発に活動いただいている花巻国際交流協会など、関係団体による記念事業等を予定しているところです。
主な質問
ワインフェスティバル花巻大迫2018について昨年(初回)の来場者や市内宿泊施設の利用など経済効果がどれくらいあったか
市長
昨年の来場者は約3,700人と理解しています。その中で市内の宿泊施設に宿泊した方がどれくらいいるかという統計はとっていませんが一部はもちろんあったと思います。
このフェスティバルおいて、宿泊施設に泊まっていただくということは、花巻の観光にもいい影響を与えますから、将来的にはそのようになってほしいと思っていますけれども、フェスティバルを開催するに当たり、現在二つの大きな目的があります。
一つは花巻大迫がワインの生産地として非常にすばらしいところあることを発信したいということです。エーデルワインは日本のワインコンクールでトロフィーや金賞を取っていますし、ウィーンで開催される国際ワインコンクールやフランスのブルゴーニュで開催され女性審査員が審査するワインコンクールでも金賞を取っていますし、高橋葡萄園のワインはJR東日本のTRAIN SUITE四季島で採用され、日本ワインの中でも非常にすばらしいワインをつくっていただいています。
ただ、知名度としては、特に東京の方等に聞いたときに、山梨や長野、新潟のほか山形も最近出てきているけれど、岩手はワインの産地なのかという反応がまだあります。そういう意味で岩手のワインはすばらしくて、大迫は全国の有力なワイナリーが集まってワインフェスティバルするような場所ということを発信したいということです。
今年日比谷公園で行われたる日本ワインMATSURI祭では、十勝ワインのような大きな規模のワイナリーや、それ以外にもサントリーやメルシャンも参加されたようです。一方、日本ワインフェスティバル花巻大迫では、その土地に根付いたワイナリーが集まる、そういう意味で、このような日本ワインフェスティバルは全国で花巻大迫しかないと言っていいのではないかと思います。そういう場所ということを全国の皆さんに知ってもらいたいということが一番大きな目的です。
もう一つは、日本ワインフェスティバル花巻大迫を商店街の真ん中で開催しますので、まちなかに非常にたくさんの人が集まり、商店街の活性化という意味もあるだろうと思っています。秋にもワインまつりを開催しますが、場所がエーデルワイン周辺の葡萄が丘となっています。まちなかで開催し、たくさんの人たちが商店街でも買い物をするのは日本ワインフェスティバル花巻大迫だけなので、商店街の人たちも非常に喜んでいただいています。昨年の日本ワインフェスティバル花巻大迫では、出展しているワイナリーのワインをボトルで購入したいという声がありましたが、グラスでワインを提供していたものの、ボトルでは法規制上の問題で提供できていませんでした。このため、今年は商店街の酒店さんに協力いただいて、エーデルワインや花巻のワインだけでなく、出展者で希望するワイナリーのボトルワインを提供していただき、大迫の商店の利益が上がるような仕組みをつくることとしました。
今回の日本ワインフェスティバル花巻大迫の目標来場者数などはあるか
市長
昨年初めて開催して約3,700人が来場しましたので、今年は5,000人から6,000人位来ていただければと思っています。ただ、いたしかたないことですが、大迫のまちなかは狭く、歩行者天国にする場合、その長さに限界があるので、例えば一気に1万人が来場すると大変なことになるかもしれないと思っているところがあります。ですから5,000人から6,000人位来ていただければ大成功だと思っています。
ちなみに昨年は、用意したワインが2日目で足りなくなると分かり、宅急便で取り寄せたワイナリーもたくさんありました。今年はそういう意味で多めに用意していただくようお願いしています。それでも足りなくなりそうであれば宅配便で取り寄せることがあるかもしれないと思っています。
ふるさと名物応援宣言について、事業開始から3年で県内2番目と少ないが、何かハードルみたいなものがあるのか。また、市の支援と併用できるのか
市長
国と市の支援は併用できます。
3月頃に担当部署から話を聞き、花巻市の施策に合うと思い、中小企業庁や東北経済産業局と協議の上話を進めてきましたため、平成30年度ふるさと名物応援事業の公募期間に間に合いませんでした。ハードルが高いという意識は我々としてはないです。ただ、花巻市は東北経済産業局と人事交流をしていまして、その中でこういう話をいただいたということです。
花巻の場合、クラフトワインとぶどうを特産品として十分出せるという状況になっているという判断で宣言させていただくということです。
事前に東北経済産業局に打診をして了承を得られれば宣言ができるという制度か。また、宣言するための条件は
商工観光部長
東北経済産業局と事前に打ち合わせさせていただきまして、この事業に該当するのではないかということで協議を進めています。また、県全域で指定されている地域産業資源を活用して経済活性化に取り組むような事業を実施することが宣言の条件になっています。本市の場合は、農産物やまつりなどのイベントを含め49品目が地域産業資源として指定されています。
市長
国が行う一部補助が優先的に採択されるということですから、いいものじゃないとなかなか認めていただけないものと私は理解しています。
今年のふるさと名物応援事業の公募期間は終わったということだが応募期間はいつからいつまでか
商工観光部長
2月7日から3月7日までの1カ月間でした。
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