平成30年11月 定例記者会見を開催しました
開催日時
平成30年11月26日(月曜)午前11時から11時55分まで
開催場所
花巻市役所本庁本館3階 302・303会議室
市長からの報告事項
花巻ウォーキング協会主催の市民ウォーキング例会が開かれました11月23日、花巻市名誉市民贈呈式を開催しました
会見項目
- 埼玉西武ライオンズ山川穂高選手と多和田真三郎投手へ花巻市から「花巻市スポーツ栄光賞」を贈ります(担当 生涯学習部 スポーツ振興課)
- 埼玉西武ライオンズ花巻ゆかりの選手を迎えて、若獅子凱旋ふれあいイベントを開催します(担当 生涯学習部 スポーツ振興課)
- 台北マラソン2018に合わせ、12月7日から台北市を訪問します(担当 生涯学習部 スポーツ振興課、商工観光部 観光課)
- 高校生おおはさま留学生を募集します(11月から大迫高校への平成31年度入学志願者を全国から募集)(担当 大迫総合支所 地域振興課)
- 「第2回リノベーションスクール@花巻」を開催します(11月30日から3日間、マルカンビル・まなび学園でアクト開始)(担当 建設部 都市政策課)
- ミュージカル「セロ弾きのゴーシュ」を開催します(12月23日 劇団わらび座がなはんプラザで熱演)(担当 生涯学習部 賢治まちづくり課)
- 12月1日に「イーハトーブ地域おこしプロジェクトチーム」(花巻市地域おこし協力隊)が1名着任します(担当 地域振興部 定住推進課)
- 子育て世帯向け地域優良賃貸住宅の建築工事が始まりました(担当 建設部 建築住宅課)
花巻ウォーキング協会主催の市民ウォーキング例会が開かれました
市長
昨日、花巻ウォーキング協会主催の市民ウォーキング例会が開かれまして、県内各地から合わせて70人を超える方々に来ていただいて、花巻のまちを歩いていただきました。景色がとてもきれいだったという声もありましたけれども、もっと市内の公園等の整備しながら、花巻のまちをきれいにしていきたいと思った次第です。
11月23日、花巻市名誉市民贈呈式を開催しました
市長
11月23日、花巻市名誉市民贈呈式を開催し、山折哲雄さんに花巻市名誉市民になっていただきました。「ふるさとから非常にすばらしい贈り物をいただいた」という感想いただいており、我々としても非常にありがたいと思っています。花巻ゆかりの立派な方が活躍しているということを、名誉市民として表彰させていただいて、そして後世に伝えるということが大きな目的となっています。
私も10年ほど前に花巻に帰ってきてから北海道帝国大学初代総長で花巻出身の佐藤昌介など、宮沢賢治以外の花巻の先人についてお話を聞く機会が多くなりました。新渡戸稲造の先祖も200年以上花巻に屋敷を構えてお住まいになり、花巻城の中でもいろいろな活躍をされました。また、一族が花巻を一時追放されたことがありましたが、それがきっかけで青森県十和田あるいは盛岡で活躍されたということです。
このような花巻ゆかりのすばらしい人たちを子どもの時から知っていれば、自分たちの勇気になるので、花巻の子どもたちの羽ばたくきっかけになると思っています。このような人たちを顕彰することによって、子どもたちに知ってほしいという気持ちでこの名誉市民の制度をつくらせていただいたわけですが、山折哲雄さんはすばらしい人ですので、花巻の子どもたちをはじめ、市民の皆さんや今後生まれてくる子どもたちにも知っていただいて、羽ばたくきっかけにしていただければありがたいと思っています。
埼玉西武ライオンズ山川穂高選手と多和田真三郎投手へ花巻市から「花巻市スポーツ栄光賞」を贈ります
市長
パ・リーグの埼玉西武ライオンズの山川穂高選手が打撃部門で最多本塁打者賞を受賞され、投手部門では多和田真三郎投手が最多勝利投手賞を受賞されました。これを記念いたしまして、2人に花巻市スポーツ栄光賞を贈呈いたします。
山川選手は12月2日に開催される「若獅子凱旋ふれあいイベント」にご出席の予定ですので、その場において、贈呈式を行うことにしています。多和田投手は残念ながらご都合により、12月2日にはお見えになれないということですので、贈呈日程については今調整中ということです。
山川穂高選手、そして多和田真三郎投手、両選手とも富士大学の卒業生です。この2人が、今回すばらしい成績を収めたということですので、過去の花巻市スポーツ栄光賞に準じて、今回も賞をお贈りさせていただくことにいたしました。
過去の花巻市スポーツ栄光賞の受賞者ですが、平成21年度は菊池雄星投手を擁する花巻東高等学校硬式野球部と、全日本大学選手権大会で準優勝した富士大学硬式野球部に花巻市スポーツ栄光賞を授与させていただいています。
そして平成27年度は花巻市立湯口中学校出身で私の後輩になりますけれども、ヤクルトスワローズの畠山和洋選手がセ・リーグの打点王になったということで花巻市スポーツ栄光特別賞を授与させていただきました。平成28年度については、大谷翔平選手がパ・リーグのMVPになられたということで、同じくスポーツ栄光特別賞を授与せていただいたということです。
この時点においては、スポーツ栄光賞の規程ではプロ選手は対象と明記されていませんでしたのでこの2人にはが特別賞を授与させていただいたわけですが、平成29年11月21日に規程を改正いたしまして、プロスポーツ選手も花巻市スポーツ栄光賞の表彰対象といたしました。それに伴いまして平成29年度は、菊池雄星投手がパ・リーグの最多勝と最優秀防御率の2冠に輝き、また、ベストナイン賞に選ばれたということで花巻市スポーツ栄光賞を授与させていただきました。
ちなみに11月27日にプロ野球年間表彰において、今年のベストナイン及び最優秀選手などが発表される予定になっていますので、場合によっては結果に応じて花巻市スポーツ栄光賞を授与させていただく、あるいはスポーツ栄光賞の選考理由として付け加えさせていただきます。
埼玉西武ライオンズ花巻ゆかりの選手を迎えて、若獅子凱旋ふれあいイベントを開催します
市長
12月2日に若獅子凱旋ふれあいイベントを開催し、埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手、山川穂高選手、外崎修汰選手の3選手に来ていただきます。
主催は花巻ベースボールフェスタ実行委員会、協力は埼玉西武ライオンズです。開催日時は、12月2日(日曜)、開場は午前9時、第1部は午前10時から、第2部は午後1時からということです。場所は第1部が花巻市総合体育館第1アリーナ、第2部がアネックスとなっています。
第1部においては、開会セレモニーで山川選手へ花巻市スポーツ栄光賞を授与します。そして菊池投手、山川選手、外崎選手3名によるトークショーや抽選会を予定しています。
第2部では、市内小中学生を対象とした、ふれあい野球教室を開催いたします。一般の方も観覧いただけることになっています。
現在、入場整理券を配布しており、既に1,000人を超える方に受け取っていただいていますが、まだ余裕がありますので、さらに配布していきたいと思っています。花巻市総合体育館事務室で配付していますが、なかなか取りに行けないという方もいらっしゃると思いますので、もう少し配布の仕方について工夫し、なるべくたくさんの方に来ていただきたいと思っています。
当日は上履きをご持参いただきたいということ、そして駐車場に限りありますので、乗り合いで来場、あるいは公共交通機関を利用していただきたいということです。
台北マラソン2018に合わせ、12月7日から台北市を訪問します
市長
台北市内で開催される台北マラソン2018については、今年の4月22日に花巻市で開催された第6回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会において、ハーフマラソンの部で優秀選手となった男女各1名と、抽選によって当選した2名が参加します。
12月8日(土曜)に台北市内で行われる歓迎レセプションには、日本各地から選手が招待され、台北市政府や台北ロードレース協会などの役員と交流します。
私も台北市政府から招待を受けて、派遣選手団とともに歓迎レセプションへ参加し、翌日には台北マラソン2018のスターターを務める予定としています。
12月10日(月曜)には、現地旅行会社や関係機関等を訪問し、日頃の送客に対する御礼とさらなる旅行商品の造成と送客をお願いする予定です。
台北マラソンへの参加について、昨年は行けなかったわけですが、一昨年も行っています。その時には台北市の副市長や上海市の体育協会会長等と、レセプションで同席いたしまして、いろいろな話をさせていただきました。
マラソンのスターターについては、日本と違い、8人位並びます。
台北市市長や上海市体育協会会長、あるいは台湾出身のプロスポーツ選手など、8人位が一斉にピストルを鳴らします。今回も、その中に私も入れていただくことになっています。
台北マラソンは、毎年たくさんの方が参加されます。フルマラソンで約7,000人、ハーフマラソンで約20,000人ということで、大勢の方が参加するマラソン大会です。季節としてもちょうどいい時期ですので、すばらしい大会だと思っています。
今回、花巻市から派遣される選手ですが、イーハトーブ花巻ハーフマラソンの部・男子で総合優勝した河野さんはフルマラソンに参加、ハーフマラソンの部・女子総合2位の深町さんはハーフマラソンに参加、当選者の貞友さんはハーフマラソンに参加、同じく松本さんはフルマラソンに参加する予定となっています。
ちなみに今年から、県南振興局では県南で開催されるマラソン大会のうち、1年間でいくつの大会に出場し、完走できるかを競うイベント「県南レジェンドランナーズ」を実施しています。台北のマラソンもこのイベントの対象にするという話も聞いておりますので、そういう意味では、岩手県との関わりも強くなってきていると考えています。
いわて花巻空港に週2往復運航されている台湾の格安航空会社(LCC)「タイガーエア台湾」が今年の8月1日から国際定期便として就航していますので、台北に行った際には、関係者に御礼を申し上げたいと考えています。
この国際定期便は大変好調で、10月については82パーセントを超える搭乗率だったと伺っており、予想以上に搭乗者が多かったということで非常に喜んでいます。
ちなみに今回の台北マラソンでは、日程の関係でいわて花巻空港からではなく、仙台空港からタイガーエア台湾で行きますが、往復運賃が26,000円となっており、私の場合、指定席でしたので、片道3,000円の上乗せで往復32,000円でした。新幹線で東京に行く金額と変わらない、あるいは安い金額となっています。時期によってはもっと運賃が安く、いわて花巻空港-台北間の運賃が片道6,000円という時もありました。
今、台湾からのインバウンドのお客様が圧倒的に多いのですが、花巻あるいは岩手県、秋田県、青森県と、いわて花巻空港はこの北東北3県の拠点空港になる可能性があるので、ぜひご利用いただきたいと思っています。
我々としてはインバウンドのお客様について、仙台空港着、いわて花巻空港発あるいはその逆としても利用していただきたいと考えており、先日、仙台空港の管理会社役員の方と、発着仙台空港といわて花巻空港の両方を利用していただくことが重要ということをお話したところです。
秋田空港や青森空港も頑張っておられますので、そこも含めての発着を考えていく必要があると思いますけれども、やはり交通面で考えますと、花巻は非常に交通の便がよいということがあります。いわて花巻空港からJR新花巻駅まで約5キロであること、高速道路も東北縦貫自動車道が近くを通っていること、あるいは釜石自動車道もすぐ近くに花巻空港インターチェンジがあること、また、北上経由で秋田自動車道が通っているということで、私はいわて花巻空港が海外の航空会社にも注目されてきているという実感を持っています。
岩手県が頑張っている中、我々もできることをやっていきながら検討・協力し、いわて花巻空港の活用を考えていきたいと考えています。
高校生おおはさま留学生を募集します(11月から大迫高校への平成31年度入学志願者を全国から募集)
市長
大迫高校につきましては、平成26年、私が市長になった直後に、岩手県の高校の統合・再編の話が出まして、大迫高校も統合されてなくなる可能性が出てきたわけですが、大迫町の関係者の力強い運動、あるいは我々の方からも、大迫地域の特に岳や内川目、外川目などの周辺部で大迫の中心から離れた場所に住んでいる子どもについて、大迫高校がなければ自宅から通学する高校がなくなってしまうと訴え、教育委員会の方で、統合を見合わせた経緯があります。そして入学者が2年間続けて20名以下になった場合、生徒の募集をやめるという条件で存続が決まったところです。
平成27年以降、毎年21名以上が入学していますので、引き続き募集されているわけですが、大迫地域の子どもの数が減っていることを考えますと、大迫地域だけではなくて花巻市内あるいは市外からも生徒を募集する必要があると考えているところです。
その中で、葛巻町では山村留学ということで県外からも生徒を募集したわけですが、大迫高校についても、県の教育委員会のご指導・ご支援をいただき、全国からの留学の制度を今回導入することができたということです。
この全国からの留学については、エーデルワイン・サポートが運営している、市の施設であるホテルベルンドルフの客室を学生寮として提供していただくことになります。寮室は原則2名1室で、今回の募集人数は4名、3年間で12名程度受け入れていきたいと考えています。食事は1日3食をホテルベルンドルフが提供することにしています。
大迫高校までは徒歩で3分程度ですので、徒歩または自転車での通学、生活指導については、ホテルベルンドルフのスタッフと共に教員経験者の方2人が生活支援員として留学生の生活全般をサポートしていただくことにしています。
11月19日に市ホームページに留学生募集の記事を掲載し募集を開始しました。12月下旬には書類審査及び面接をして、留学生を内定した上で、大迫高校の受検をしていただいて、合格した方を留学生として決定させていただきます。
この留学生受け入れに係る寮費や備品費、生活支援員2名分の謝礼、ホテルベルンドルフの寮長あるいは調理員の人件費は花巻市が負担することにしています。寮長、調理員は新たに雇っていただくのではなく、ホテルベルンドルフのスタッフになっていただくこととしています。
調理員については、スタッフの勤務時間外分を花巻市が負担するということになります。寮長については、留学生が寮を利用する時間を計算し、利用分を市が負担することにしています。保護者の方には、食事代相当額として月4万円を負担していただくということにしています。
大迫高校は「日本一礼儀正しい学校」を合い言葉にしておりますが、学校存続のためにいろいろな活動をしています。例えば学芸部神楽班は、大償神楽から直接指導を受けて神楽を習っていますし、早池峰山の学校登山で自然保護活動の体験を通じて自然を愛する心を育んでいます。
また、ブドウ栽培の作業体験で地域の産業についての理解を深めていただいていますし、おおはさま宿場の雛まつりなどについて、ボランティアとして活動いただいています。さらに、大迫高校では毎年2人、オーストリア共和国ベルンドルフ市に花巻市の一部負担で派遣し、ホームステイして交流していただいていますが、今回の留学生についても、派遣の応募が可能となっています。
「第2回リノベーションスクール@花巻」を開催します(11月30日から3日間、マルカンビル・まなび学園でアクト開始)
市長
「リノベーションスクール@花巻」は、昨年度も開催いたしまして、非常に好評でした。スクールでの案件となった不動産について、改装中でまだ発表できないものもありますが、事業が次々と実現されています。
このリノベーションの手法ですが、今、全国的に盛んになっています。紫波町のオガールプロジェクトが官民連携の一つの典型で、いい例として全国で宣伝されています。
花巻市のリノベーションについても、平成26年に私が市長なった直後から動き始めたわけですが、このオガールプロジェクトをリードされた方や、リノベーションについて全国的に有名な方をお招きしてリノベーションまちづくり講演会を開催しました。マルカンビルのリノベーションについても、この講演会や北九州でのリノベーションスクールで学び、アイデアを作っていただいて、プロジェクトが開始されたということです。
昨年度開催したリノベーションスクール@花巻では、三つの不動産を案件として取り上げてビジネスプロジェクトを考案していただきました。現在、この案件と、またそれとは別の不動産を活用して活動している方がいますが、いずれにしろリノベーションスクールがきっかけとなって具体的なプロジェクトが始まっています。
今回、リノベーションまちづくりによる再生事業で大変評判の高い北九州市小倉の北九州家守舎の代表・嶋田洋平さんに来ていただきますし、岡崎市、秋田市、山形市において活動されている中根利枝さん、株式会社See Visions代表取締役・東海林諭宣さん、合同会社ボタ代表・佐藤英人さんに来ていただいて、第2回リノベーションスクール@花巻を開催するということです。嶋田さんが中心になりますが、三つのユニットをつくっていただくので、中根さん、東海林さん、佐藤さんには各ユニットのリーダーとして若い人たちのご指導あるいは一緒に議論をしていただくことになります。
今回、どの不動産を対象とするかということについては当日発表ということになっていますので、今日の段階では発表を差し控えさせていただきます。
リノベーションまちづくりの特徴は四つあります。
一つ目は収益性が高くスピードが速いということです。今あるものを生かして新しい使い方をするので、新築よりも初期費用が小さくスピーディに事業を展開できます。
昨年のリノベーションスクール@花巻に参加した方がゲストハウスを開業しましたが、その方は手づくりで内装を変えていまして、このようなことができます。家賃についても、不動産オーナーの理解と協力があれば、例えば最初は固定資産税相当額程度で、利益が出たら利益の3分の1をお支払いするというようなスキームがありますので、比較的安い値段で進めることができます。
二つ目は、民間主導の事業ということ。
三つ目は、リノベーションによって一つの建物だけではなく、まち全体を活性化させることです。まちの活性化のためにどうしたらいいか考えてもらうということになっています。
そして四つ目は、補助金等になるべく頼らないということが基本的な考え方となっています。
リノベーションスクール@花巻の1期生の事業が展開されています。タイ古式サロン「WEEK End」、焼き芋りょうちゃん、エセナ跡地広場などを使ったいろいろな事業を進めているBonD Planning、ゲストハウス「meinn(メイン)」のほか、事業として動いているものがあります。
ミュージカル「セロ弾きのゴーシュ」を開催します(12月23日 劇団わらび座がなはんプラザで熱演)
市長
12月23日、なはんプラザCOMZホールでミュージカル「セロ弾きのゴーシュ」を開催するということで、劇団わらび座に出演していただきます。
先日、宮沢賢治童話村の森ライトアップの最終日で、劇団わらび座に告知イベントを開催していただきましたが、今回はいよいよ本番としてミュージカル「セロ弾きのゴーシュ」を公演していただきます。以前も一度、花巻市内で開催されたことがあり、大変評判がよかったので、今回も特に子どもたちに喜んでいただければありがたいと思っています。
料金は大人2,000円、子ども1,000円で、チケット販売はチケットぴあ、なはんプラザ、花巻市役所賢治まちづくり課で行っています。
託児については、生後3カ月から小学生低学年までを対象としていますので、希望される方は賢治まちづくり課に12月14日までに、申し込んでいただきたいということです。
駐車場につきましては、無料で用意します。
12月1日に「イーハトーブ地域おこしプロジェクトチーム」(花巻市地域おこし協力隊)が1名着任します
市長
12月1日にイーハトーブ地域プロジェクトチーム地域おこし協力隊員が1名着任いたします。今年の4月から6月まで募集したのですが、大迫地域におけるブドウ栽培については適任者がいませんでしたので、追加募集したところ、全国各地から6名の方の応募がありまして、選考の結果、2名の合格者とさせていただきました。
このうち1名の方が12月1日に着任します。もう1名の方は、来年2月1日に着任の予定になっています。今回着任される方は滝沢市出身の佐藤真衣子さんいうことで、大迫地域のブドウ栽培に取り組んでいただきます。
地域おこし協力隊員については、花巻に定着している方が多いのですが、いろいろと理由があり、お帰りになった方もいらっしゃいます。ただ、お帰りになっても、頻繁に花巻にお見えになって、地域の方と交流していただいている方もいます。
その中で大事なのは、地域おこし協力隊の方々が市の非常勤職員ということで、市の通常の仕事をやっていただくのではなく、自分のやりたいことをまずやっていただくということだと思います。花巻でどういう仕事をしたいかということを探していただいて、それをやっていただく、それが地域の活性化にもつながると思います。
今回についても、ブドウ栽培ということで着任していただきますが、市役所の仕事をあまりやっていただくのではなく、まずはブドウ栽培でやりたいことやっていただくことが大変重要で、場合によってはブドウ栽培以外のことでやりたいことがあったら、それでもいいと私は思っています。地域おこし協力隊としての3年間、花巻に来てよかったと感じていただけることが一番大事だと思います。
この地域おこし協力隊の事業費については、総務省から全面的にお金を出していただいているわけですが、私共のこういう考え方については、総務省の方にも、評価されていると認識しています。
プライベートと思われるような協力隊の仕事でも、実は地域おこしにつながるということがありますので、実践していただく、あるいは花巻にずっと住んでいきたいと思うような仕事を見つけていただくことを我々も支援していきたいと考えています。
子育て世帯向け地域優良賃貸住宅の建築工事が始まりました
市長
花巻市では特にJR花巻駅東側の花巻中央地区の人口が減少しています。花巻中央地区は、主要地区と言われますが、現在、約3,500人しか人が住んでいません。上町については87人、仲町についても170人しか住んでないという状況になっています。
まちなかの元気がなくなっている中、我々としては総合花巻病院を花巻中央地区に移転整備する際の支援、あるいは花巻という名前ふさわしい広場を、エセナ跡地に整備するということで、まちなかの活性化に努めているわけですが、そういう中で上町・仲町に災害公営住宅を建設し、被災者の方々に住んでいただくための事業を進めており、来年の3月中旬に完成する予定です。
入居者について、地元の上町・仲町の方々がそれぞれの自治会に入っていただき、一緒に支え合っていこうということで話し合いが進んでおり、入居者と顔合わせ会を12月に開催する計画を立てているということです。
この災害公営住宅として取得した土地の一部を、花巻市の取得額と同額で民間事業者にお売りして、中学生以下のお子さんと一緒に住む世帯向けの賃貸住宅を建築していただく計画を立てたところです。プロポーザル方式で事業者を募集しましたが、花巻市内の業者である株式会社北日本土地に決定し、11月に工事が始まったところです。
2階建ての住宅を2棟、58.8平方メートルの2LDKが5戸、73.47平方メートルの3LDKが4戸、合計で10戸となります。
住宅の名称はル・サントルで、駐車場は各戸2台分を確保していただく条件で建築いただいています。建築工事は3月中旬には完了し、入居開始は4月からということで、災害公営住宅と同じ時期に入居できるということになります。
入居条件は、中学生以下の子ども、または妊娠している方が同居する世帯としています。入居世帯の年収は、給与所得控除や同居者控除など一定の控除を差し引いた金額を12カ月で割った月収が387,000円以下としていますので、年収の高い方も入居できることになります。12月に事業者のホームページ上で入居者を募集する予定にしており、申し込みが戸数を超えた場合には、抽選等により選定するということです。
市がプロポーザル方式で事業者を決定しましたので、入居募集の支援ができる場合には、検討したいと思っています。
入居者の賃料について、事業者に対して6年間は国から2万円、市補助金も2万円、7年以降は市単独で4万円の補助をすることにしています。したがって、事業者はこの補助を受けて勘案の上、賃料を設定することになりますので、一般の民間の住宅より安い賃料で入居いただけると考えています。ただ、補助の条件としては、子どもが当該年度の次年度の4月1日現在において18歳以下であることが条件となります。
主な質問
埼玉西武ライオンズの山川選手と多和田選手の今年の活躍ぶりと、4年連続で花巻市スポーツ栄光賞を贈呈できることについての感想は
市長
山川穂高選手はいつもフルスイングするホームランバッターで、今年初めてシーズン初めからフル出場しました。47本のホームランを打ち、打率も2割8分1厘、長打率が0.59ということで、長距離打者としては押しも押されもせぬ選手になっていると思います。2014年に入団し、昨年の8月ごろから一気に素質が開花して、昨年8月度と9・10月度の2カ月連続で日本生命月間MVP賞を受賞しました。フル出場したのは彼にとっては初めてで、今年は実力を如何なく発揮できたと思います。富士大学時代もホームランバッターとして非常に有名でしたし、いい選手でありましたけれども、本当に才能が開花したと思います。
多和田真三郎投手は2015年ドラフト1位ということで、私が市長になってからも何度か市役所に来ていただいてお会いしていますが、彼も非常に素質のあるピッチャーです。昨年まではなかなか勝てなかったのですが、今年は非常に安定していたと思います。常に試合をつくる投手で、多和田投手が試合に出ると打線も非常に活発になりましたから、多分守備の選手が守りやすい投手だと思います。多和田投手も富士大学時代から活躍していましたが、今回、実力を発揮して最多勝利投手賞を受賞したということで非常に喜んでいます。
4年連続で花巻市スポーツ栄光賞を贈呈できるということですが、驚いています。
我々が子どもの頃は、岩手県出身の人がプロ野球に入るということはまず考えられなかったですね。花巻商業高校出身の阿部成宏投手や、県内出身の欠端光則投手などがいましたが、プロ野球に1人いるかあるいは0人というのが我々の子どもの時の印象でした。
現在では、花巻ゆかりのプロ野球選手が11人いますが、来年富士大学から2人プロ野球に入りますから13人になります。11人の顔ぶれを見るとすごいです。菊池雄星投手や大谷翔平選手、山川穂高選手、多和田真三郎選手、外崎修汰選手、今年先発ローテーションに入った阪神タイガースの小野泰己投手、広島東洋カープの高橋樹也投手は今年も何回か先発で出場し、大変期待されています。また、日本ハムファイターズの岸里亮佑選手は今年、WBSC U-23ワールドカップに出場する日本代表に選出されています。
このように花巻出身あるいは花巻東高校、富士大学出身のプロ野球選手がすごく活躍しているので、花巻市スポーツ栄光賞の贈呈が何年続くのか楽しみで、ずっと続いてほしいと思います。
今の子どもたちは、活躍している花巻ゆかりのプロ野球選手を見て、自分もなれると思って「プロ野球選手になりたい」と話します。このような思いは子どもたちの力になりますので、ぜひ子どもたちの夢も実現してほしいと思っています。
花巻ゆかりのプロ野球選手とのふれあいイベントが開催されたが、来年度以降の開催は検討しているか
市長
埼玉西武ライオンズからは、来年度もメットライフドームで今年のようなふれあいイベントを開催したらどうかとのお話をいただいています。ただ、これはまだ決定していないので、皆さんと相談の上、検討したいと思います。
今年の「キラキラはなまき銀河鉄道ナイター」では、3万人近い観客の中、花巻の子どもが始球式を行いました。観衆みんなが喜びますし、子どもにとってもいい思い出になると思っています。もし、来年もやるのであればそのようなことも考えていきたいと思います。
大迫高校の留学生募集に至った背景や、市として期待している効果は
市長
大迫地域の子どもは減少していますが、市内のほかの地域から大迫高校に通っている子どももいますので、来年度、再来年度と、当面については入学者が20人以下にならないと思っています。
今回、留学生を募集するに至った背景としては、市外・県外から子どもが留学することで、ほかの子どもたちの刺激になると思っています。一緒にいろいろな活動をすることで、大迫の子どもたち、あるいは花巻の子どもたちも視野が広がるという部分もあると思いますので、そういうことも期待しています。
そして、生徒数の確保については、10年、20年先を考えますと、大迫地域の子どもの数は特に減少しますので、今のうちから考えていかなければならないということもあります。
山村留学としては県内で何例目になるか
市長
葛巻町の葛巻高校に次いで2例目となります。県の教育委員会がよく対応してくださいましたので、我々も感謝しています。
募集要項で「募集定員を満たさない場合に限り大迫高校在学生が通学が困難な場合で、保護者の承諾を得られるものを申し込み対象者とする」とあるが、どういう場合を指すか
市長
基本的には新入生として4人に留学していただきたいと思っていますが、4人集まるか分かりません。そういう中で、今の1年生で、通学が困難な生徒がいますので、応募が少なく、定員に空きがあり、この生徒が希望するのであれば、対象者としてもいいとの考えから、このような形で記載しています。
大迫高校の留学生については、全国から募集しますが、県内の人も応募できます。県内在住で大迫高校に通えない方についても、留学生の対象になりますのでよろしくお願いいたします。
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